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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

4.1.4 DBサービス定義

グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションでは、オープンサーバが複写先システムの場合にDBサービス定義が必要になります。

また、通信プロトコルにFNAのHICSプロトコルを使用する場合は、オープンサーバが複写元システムの場合であってもDBサービス定義が必要になります。

DBサービス定義はLinkexpressのDB連携機能の1機能です。以下の手順で実施します。詳細は、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

  1. 定義内容を記述したDBサービス定義ファイルを作成します。

  2. 作成したDBサービス定義ファイルを指定して、DBサービス定義コマンド(lxgensvコマンド)を実行します。

  3. DBサービスの運用を開始するために、DBサービス運用開始コマンド(lxintsvコマンド)を実行します。

ここでは、グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションでのDBサービス定義の注意点について、以下の場合に分けて説明します。

4.1.4.1 オープンサーバが複写先システムの場合

オープンサーバが複写先システムの場合、格納するデータの形式(コード系や数値の表現形式)をグローバルサーバおよびPRIMEFORCEの形式からオープンサーバの形式に変換するための定義をDBサービス定義で行う必要があります。

なお、DBサービス定義の方法は、選択した通信プロトコルの種類によって異なります。

通信プロトコルにFNAのHICSプロトコルを使用する場合は、Linkexpress File Transferの分散型システム連携を使用してレプリケーションを行います。Linkexpress File Transferの分散型システム連携を使用する場合のDBサービス定義の方法については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

ここでは、通信プロトコルにTCP/IPのFTP+プロトコルを使用する場合のDBサービス定義の方法について、オープンサーバ間のレプリケーションとの相違点を中心に説明します。

ここで説明していないオペランドについては、“第1章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション(Postgres)”、“第3章 Oracle抽出レプリケーション”および“第5章 他社データベースへのレプリケーション”と同じです。“1.1.7 DBサービス定義”および、“2.1.5 DBサービス定義”、“第5章 他社データベースへのレプリケーション”を参照してください。

4.1.4.1.1 INTABLE定義文
4.1.4.1.2 OUTTABLE定義文
4.1.4.1.3 EXTRACT定義文

4.1.4.2 オープンサーバが複写元システムの場合

通信プロトコルがFNAのHICSプロトコルの場合は、Linkexpress File Transferの分散型システム連携を使用するため、オープンサーバが複写元システムの場合であっても、グローバルサーバまたはPRIMEFORCEへファイル転送するためのDBサービス定義が必要になります。

詳細については、“Linkexpress File Transfer運用手引書 分散型システム連携編” および“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

通信プロトコルがTCP/IPのFTP+プロトコルで、オープンサーバが複写元システムの場合は、DBサービス定義は必要ありません。