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Linkexpress Replication optionV5.0L27 解説書

1.6 高信頼システムでのレプリケーション

Linkexpress Replication optionは、以下の高信頼システムでのレプリケーションをサポートしています。

DRレプリケーションについては、“第3章 DRレプリケーションの機能”を参照してください。

ポイント

  • DBミラーリングシステムとは

    Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのデータベース多重化機能、Symfoware Serverのデータベース二重化機能、またはSymfoware Server Mirroring Controllerを利用してデータベースサーバを二重化することで、高信頼なデータベースの運用を実現するシステムです。
    また、DBミラーリングシステム連携とは、DBミラーリングシステムとLinkexpress Replication optionが連携したレプリケーションシステムです。
    詳細については、“DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド”を参照してください。

  • Active DB Guardを利用したシステムとは

    Symfoware Active DB Guardを利用してデータベースの複製を遠隔地に作成することで、被災発生時にお客様業務の継続を実現するシステムです。
    また、Active DB Guard連携とは、Active DB Guardを利用したシステムの複写元システムとLinkexpress Replication option が連携したレプリケーションシステムです。
    詳細については、“Active DB Guard連携ガイド”を参照してください。

参照

フェイルオーバおよびロードシェアについての詳細は、クラスタシステムのマニュアルおよび“クラスタ導入運用ガイド”を参照してください。

高信頼システムでのレプリケーションを実現するためには、Linkexpress Replication option以外にLinkexperss、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresが該当する機能をサポートしている必要があります。Linkexperss、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresがサポートする機能については、各製品のマニュアルを参照してください。


連携可能な高信頼システムを以下に示します。

WindowsWindowsの場合

高信頼システム

運用形態

DBMS

Linkexpress
Replication
option VL
(注1)

備考

フェイルオーバ

1対1の運用待機

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

V5.0L12以降

Microsoft Failover Clusterが必要です。

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

1対1の運用待機
(連携サーバが対象)
(注2)

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

DBミラーリングシステム

データベース二重化

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

V5.0L13以降

データベースの多重化

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

Enterprise Postgres

V5.0L20以降

注1) サポートしているLinkexpress Replication optionのバージョンレベルを示します。

注2) DBミラーリングシステム連携での連携サーバが対象です。連携サーバについては、“Symfoware Server(Postgres)またはEnterprise PostgresがDBミラーリングシステムの場合”を参照してください。

参照

フェイルオーバのシステム構成および運用形態については、以下のマニュアルを参照してください。

  • Symfoware Server クラスタ導入運用ガイド

  • Symfoware Server クラスタ運用ガイド

DBミラーリングシステムのシステム構成および運用形態については、以下のマニュアルを参照してください。

  • Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド

  • Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド

SolarisSolarisの場合

高信頼システム

運用形態

DBMS

Linkexpress
Replication
option VL
(注1)

備考

フェイルオーバ

1対1の運用待機

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

2.0以降

PRIMECLUSTERが必要です。

Symfoware Server
(Openインタフェース)

V5.0L17以降

Enterprise Postgres

V5.0L21以降

Oracle

V5.0L21以降

1対1の運用待機
(連携サーバが対象)
(注2)

Symfoware Server
(Openインタフェース)

V5.0L17以降

カスケード

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

4.0以降

N対1の運用待機

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

4.0以降
(注3)

ロードシェア
(注4)

スケーラブル

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

4.0以降
(注3)

PRIMECLUSTERが必要です。

スケーラブル+
1対1の運用待機

スケーラブル+
N対1の運用待機

DBミラーリングシステム

データベース二重化

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

4.0.2以降

データベース多重化

Symfoware Server
(Openインタフェース)

V5.0L17以降

Enterprise Postgres

V5.0L20以降

注1) サポートしているLinkexpress Replication optionのバージョンレベルを示します。

注2) DBミラーリングシステム連携での連携サーバが対象です。連携サーバについては、“Symfoware Server(Postgres)またはEnterprise PostgresがDBミラーリングシステムの場合”を参照してください。

注3) Linkexpressが3.2以降の場合に利用できます。

注4) Symfoware Server V9.x以前に提供されたロードシェア機能が対象です。Symfoware Server V10.1.0で提供されたロードシェア機能およびロードシェア縮退は、サポートしていません。

参照

フェイルオーバおよびロードシェアのシステム構成については、以下のマニュアルを参照してください。

  • Symfoware Server クラスタ導入運用ガイド

  • Symfoware Server クラスタ運用ガイド

  • Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド

DBミラーリングシステムのシステム構成については、以下のマニュアルを参照してください。

  • Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド

  • Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド

  • Mirroring Controllerセットアップガイド

  • Mirroring Controller運用ガイド

LinuxLinuxの場合

高信頼システム

システム構成

DBMS

Linkexpress
Replication
option VL
(注1)

備考

フェイルオーバ

1対1の運用待機

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

V3.0L20以降

PRIMECLUSTERが必要です。

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

Enterprise Postgres

V5.0L21以降

Oracle

V5.0L21以降

1対1の運用待機
(連携サーバが対象)
(注2)

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

ロードシェア
(注3)

スケーラブル

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

V4.0L10以降 (注4)

PRIMECLUSTERが必要です。

スケーラブル+
1対1の運用待機

DBミラーリングシステム

データベース二重化

Symfoware Server
(Nativeインタフェース)

V5.0L11以降

データベース多重化

Symfoware Server
(Postgres)

V5.0L19以降

Enterprise Postgres

V5.0L20以降

Active DB Guardを利用したシステム

災害対策システム

Symfoware Server (Nativeインタフェース)

V5.0L21以降

注1) サポートしているLinkexpress Replication optionのバージョンレベルを示します。

注2) DBミラーリングシステム連携での連携サーバが対象です。連携サーバについては、“Symfoware Server(Postgres)またはEnterprise PostgresがDBミラーリングシステムの場合”を参照してください。

注3) Symfoware Server V9.x以前に提供されたロードシェア機能が対象です。Symfoware Server V10.1.0で提供されたロードシェア機能およびロードシェア縮退は、サポートしていません。

注4) LinkexpressがV4.0L10以降の場合に利用できます。

参照

  • フェイルオーバおよびロードシェアのシステム構成および運用形態については、以下のマニュアルを参照してください。

    • Symfoware Server クラスタ導入運用ガイド

    • Symfoware Server クラスタ運用ガイド

    • Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド

  • DBミラーリングシステムのシステム構成および運用形態については、以下のマニュアルを参照してください。

    • Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド

    • Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド

    • Mirroring Controllerセットアップガイド

    • Mirroring Controller運用ガイド

  • Active DB Guardを利用したシステムのシステム構成については、以下のマニュアルを参照してください。

    • Active DB Guard 設計・セットアップガイド