JSPファイルを編集することにより、ログイン画面のユーザID、パスワード、ホスト名の各フィールドに初期値を設定したり、保管フォルダ一覧、帳票一覧などの画面レイアウトを変更したりすることができます。
参照
JSPファイルの編集の詳細については、“APIリファレンス”を参照してください。
注意
古いバージョンで変更した画面レイアウトを引き続き有効にしたい場合は、退避した古いバージョンのJSPファイルをもとに、インストールしたJSPファイルをカスタマイズしてください。ただし、製品に含まれているJSPファイルをカスタマイズした場合は、製品として品質を保証することはできません。JSPファイルをカスタマイズした場合は、運用の環境において十分テストをして問題のないことを確認する必要があります。
jspディレクトリ(/opt/FJSVlw-gw/app/jsp)配下のJSPファイルをカスタマイズする場合は、必ずjspディレクトリごとバックアップした後にカスタマイズしてください。
List Works Web連携が提供しているJSPファイルをカスタマイズしたくない場合は、jspディレクトリに新たにディレクトリを作成し、その配下にJSPファイルを作成して、カスタマイズしてください。手順は以下のとおりです。
jspディレクトリ(/opt/FJSVlw-gw/app/jsp)配下に新たなディレクトリを作成します。
上記のディレクトリ配下にカスタマイズのために作成したJSPファイルを格納します。JSPファイルを作成する際には、参照するJSPファイル名に注意してください。
下記の操作手順を参考に、新しいレイアウトを有効にします。
WebブラウザからカスタマイズしたJSPファイルのURLを指定して実行してください。なお、運用している同一サーバ環境でWebアプリケーションの開発/テストを行う場合、サーバの性能劣化を及ぼす可能性があるため十分に注意願います。
画面レイアウトを変更した場合に新しいレイアウトを有効にする方法
画面レイアウトを変更した場合は、新しいレイアウトを有効にします。
有効にするためには、WARファイルを再作成し、GlassFish ServerクラスターにWeb アプリケーションを配備した後、GlassFish Serverクラスターを再起動します。GlassFish ServerクラスターへのWARファイルの配備と起動を行うために、以下のシェルスクリプトのひな型が用意されています。
スクリプトの準備、および実行方法は、以下のとおりです。
以下のサンプルスクリプト(ひな型)を任意の作業用フォルダ配下に複写して、lw-deploymentwar-gf5.shを作成します。
複写元:/opt/FJSVlw-gw/sample/
複写するサンプルスクリプト:lw-deploymentwar-gf5.sh.sample
手順1で作成したlw-deploymentwar-gf5.shをテキストエディタなどで開いて編集します。以下の変数に値を設定します。
変数名 | 値の内容 | ひな型の初期値 |
---|---|---|
DASUSER | Interstage Application Serverインストール時に指定されたGlassFish 5の管理ユーザID | - |
DASPASSFILE | “2.12.5 GlassFish 5の管理者パスワードファイルの作成”で作成した管理者パスワードファイルのパス(注) | - |
DASPORT | Interstage Application Serverインストール時に指定されたGlassFish 5の運用管理用HTTPリスナーポート | - |
注:
パスワードファイルはフルパスで指定します。パス長は255文字以下にしてください。パスワードファイルのパスには、以下の文字が使用できます。
半角英数字
半角アンダースコア "_"
半角ハイフン "-"
半角丸括弧 "( )"
例
DASUSER=admin DASPASSFILE=/wk/passwd DASPORT=12041
手順1で作成したlw-deploymentwar-gf5.shに実行権を付与します。
スーパーユーザで、lw-deploymentwar-gf5.shを実行します。これにより、GlassFish ServerクラスターへのWARファイルの配備と起動が実行されます。
注意
スクリプトによるWebアプリケーション配備時に以下の警告メッセージが出力される場合がありますが特に問題はありません。
Warning: Instance サーバーインスタンス名 seems to be offline; command サブコマンド名 was not replicated to that instance