Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプトを使用して、Webアプリケーションサーバの環境を構築します。環境構築スクリプトは、スーパーユーザだけが実行できます。
Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプト名と格納場所は、以下のとおりです。
スクリプト名
lw-gwsetenvex.sh
格納場所
「/opt/FJSVlw-gw/bin」ディレクトリ配下
使用方法は、以下のとおりです。
lw-gwsetenvex.sh [-m Multiple] [-p Port] [-u User] File
コンテナ数をMultipleに指定します。コンテナ数は、1~10 までの半角数値で指定します。省略した場合は、「1」が指定されたものとみなします。サーブレットコンテナのポート番号には、このコンテナ数の指定値に応じて、8701~8710 までの値が割り振られます。
Interstage Application Serverインストール時に指定された、GlassFish 5の運用管理用httpリスナーポート番号を指定します。省略した場合は、「12041」が指定されたものとみなします。
Interstage Application Serverインストール時に指定された、GlassFish 5の管理ユーザIDを指定します。省略した場合は、「admin」が指定されたものとみなします。
“2.12.5 GlassFish 5の管理者パスワードファイルの作成”で作成した、管理者パスワードのファイルパスを指定します。パスワードファイルはフルパスで指定します。必須項目です。
/opt/FJSVlw-gw/bin/lw-gwsetenvex.sh -m 1 -p 12041 -u admin /wk/passwd
参考
本製品は、Interstage Application Server Enterprise Edition V13.1.0相当の機能を同梱しています。
Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプトを実行すると、以下の問い合わせメッセージが表示されます。環境構築を続行する場合は"y"を指定します。中止する場合は"q"を指定します。
Webアプリケーションサーバの環境がすでに構築されている場合は、削除されます。環境構築を続行しますか?[y,q]:
"y"を指定すると環境構築が開始され、Webアプリケーションサーバは再起動されます。Webアプリケーションサーバの環境がすでに構築されている場合は、Webアプリケーションサーバの環境が再構築された後、Webアプリケーションサーバが再起動されます。
Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプトの実行が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
Web Gateway Server was set up successfully. Please connect to Web Gateway Server from Web Client now to confirm the setup.
上記のメッセージが表示されない場合は、ログファイルを参照して、環境構築中に発生したエラーの内容を確認します。ログファイルは、「/var/opt/FJSVlw-gw/log」ディレクトリに「lwgwsetenv.txt」というファイル名で出力されます。
参照
Webアプリケーションサーバの環境構築の実行中に出力される可能性の高いメッセージを、“付録D Webアプリケーションサーバの環境構築時のメッセージ”に抜粋して掲載しています。参考にしてください。