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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.4.6 RDB構成パラメタファイルの編集

以下の手順でRDB構成パラメタファイルを編集します。

(1) RDB構成パラメタファイルの複写

List WorksのインストールディレクトリにあるRDB構成パラメタファイルを複写します。

  複写元:/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/LWDB.cfg
  複写先:/opt/FJSVrdb2b/etc/LWDB.cfg

注意

RDB構成パラメタファイルは、RDBの動作環境を区別するため、「RDBシステム名.cfg」とします。List Worksは、RDBシステム名に「LWDB」を使用しますが、“2.4.3 環境変数の設定”において、RDBNAMEに「LWDB」以外を設定した場合は、「LWDB.cfg」から「RDBNAMEに設定したRDBシステム名.cfg」に変更する必要があります。

(2) RDB構成パラメタファイルの編集

複写したLWDB.cfgファイルを編集します。

LWDB.cfgの編集箇所
###########################################################################
# RDBディレクトリファイル(非クラスタ運用の場合)
RDBDIRSPACE1 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
RDBDIRSPACE2 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
# RDBディレクトリファイル(クラスタ運用の場合)
#RDBDIRSPACE = /dev_lwdb/raw?     ←(注1)
#
RDBLOG = 512, 512
RDBEXTMEM = 42610
RDBCNTNUM = 712
RDBPRJCODE = 0xdb
RDBSYSBUF = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo
RDBSQLENV = /opt/FJSVrdb2b/etc/lwfssqlenv
RDBDBSNUM = 32
RDBNETDBSNUM = 32
RDBSYSTEMID = 25    ←(注2)
RDBLOGMANAGE = /dev_lwdb/raw?     ←(注3)
#
#↓RDBCORE,RDBREPORT,RDBPMについて     ←(注4)
#  クラスタ運用の場合、ローカルディスク上のディレクトリを指定してください
RDBCORE = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
RDBREPORT = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
RDBPM = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbpm
#
注1:

以下の作業を行います。

  • RDBDIRSPACEの先頭の#を削除します。

  • RDBディレクトリファイルの配置先であるローデバイスを指定します。運用系ノードと待機系ノードでは、同じローデバイス名を指定してください。

  • RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2の記述行を削除します。

注2:

List Worksのデータベース以外で、このシステムIDを使用している場合は、1~31の間で使用していないIDに変更します。

注3:

ログ管理ファイルの配置先であるローデバイスを指定します。

 RDBLOGMANAGE=/dev_lwdb/raw?
注4:

異常終了時のコアダンプ、メッセージログファイルおよびパフォマンスデータ格納ファイルの出力先のローカルディレクトリを指定します。

 RDBCORE=/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
 RDBREPORT=/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
 RDBPM=/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbpm

(3) ディレクトリの作成

RDBCORE、RDBREPORT、RDBPMに指定したディレクトリを作成します。

# mkdir -p /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
# mkdir -p /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbpm

(4) デフォルトバッファプールの定義ファイルを複写および編集

RDBSYSBUFで指定するデフォルトバッファプールを定義するファイルを複写します。

  複写元:/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/rdbbuf
  複写先:/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbbuf

必要な共用バッファ数を計算式で算出し、rdbbufファイルをテキストエディタで開いて編集します。

BUFFER8Kに設定する値
計算式

1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数


上記で算出した値に応じて、BUFFER8Kに以下のどれかの値を設定します。

  • 算出した値 ≦ 4317 の場合
    4317を設定

  • 4317 < 算出した値 < 262143 の場合
    算出した値を設定

  • 262143 ≦ 算出した値の場合
    262143を設定