ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.4 Symfowareデータベースの環境設定(クラスタ運用)

List Worksの帳票は、Symfowareデータベースを使用して管理します。ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)上で、Symfowareデータベースをクラスタ運用の環境で使用する場合の環境設定について説明します。

ポイント

インストールディレクトリは、以下の格納場所になります。

  List Worksのインストールディレクトリ:/opt
  Symfowareのインストールディレクトリ :/opt

運用形態は以下の形態になります。

  運用形態 :Standby

また、RDBシステム名について、以下の初期値を用いて説明しています。環境に応じて変更している場合は、値を置き換えてお読みください。

  RDBシステム名 :LWDB

データベースの環境設定の手順を以下に示します。データベースの環境設定はスーパーユーザで行います。

ここでは、手順の概略を説明しています。Symfowareデータベースの環境設定の詳細は、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

待機系ノードで作業するときは、共有ディスクを待機系側に切り替えてから作業する必要があります。

切り替え方法などの詳細は、“PRIMECLUSTERのマニュアル”を参照してください。

List Worksサーバにデータベースが存在する場合の設定手順

List Worksサーバにデータベースが存在する場合は、運用系ノードで上記手順の8.まで行った後、待機系ノードで7.までの作業(5.を除く)を行ってください。その後、10.~13.までの作業を行います。9.の作業を行う必要はありません。

データベースがList Worksサーバとは異なるサーバに存在する場合の設定手順

データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)に存在する場合は、上記手順において作業を実施するサーバが以下のようになります。点付き数字の順番に従って、環境設定を行ってください。

作業項目

作業するサーバ

データベースサーバ

List Worksサーバ

(1) ディスクスペースの見積もり

1.

(2) カーネルパラメタの編集

2.(両ノード)

(3) 環境変数の設定

3. 〃

(4) ポート番号の定義

4. 〃

(5) ローデバイスの作成

5.(運用系ノード)

(6) RDB構成パラメタファイルの編集

6.(両ノード)

(7) システム用の動作環境ファイルの複写

7. 〃

(8) データベースの作成

8.(運用系ノード)

(9) データベースの接続設定

9.(両ノード)

(10) ボリュームの停止

10.(運用系ノード)

(11) リソースの作成とクラスタアプリケーションの作成

11. 〃

(12) クラスタアプリケーションの起動

12. 〃

(13) 作業用ファイルの削除設定

13.(両ノード)