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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.3.5 RDB構成パラメタファイルの編集

以下の手順でRDB構成パラメタファイルを編集します。

(1) RDB構成パラメタファイルの複写

List WorksのインストールディレクトリにあるRDB構成パラメタファイルを複写します。

  複写元:/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/LWDB.cfg
  複写先:/opt/FJSVrdb2b/etc/LWDB.cfg

注意

RDB構成パラメタファイルは、RDBの動作環境を区別するため、「RDBシステム名.cfg」とします。List Worksは、RDBシステム名に「LWDB」を使用しますが、“2.3.3 環境変数の設定”において、RDBNAMEに「LWDB」以外を設定した場合は、「LWDB.cfg」から「RDBNAMEに設定したRDBシステム名.cfg」に変更する必要があります。

(2) RDB構成パラメタファイルの編集

複写したLWDB.cfgファイルを編集します。

LWDB.cfgの編集箇所
###########################################################################
# RDBディレクトリファイル(非クラスタ運用の場合)   ← (注1)
RDBDIRSPACE1 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
RDBDIRSPACE2 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
# RDBディレクトリファイル(クラスタ運用の場合)   ← (注2)
#RDBDIRSPACE = /dev_lwdb/raw?
#
RDBLOG = 512, 512
RDBEXTMEM = 42610
RDBCNTNUM = 712
RDBPRJCODE = 0xdb
RDBSYSBUF = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo
RDBSQLENV = /opt/FJSVrdb2b/etc/lwfssqlenv
RDBDBSNUM = 32
RDBNETDBSNUM = 32
RDBSYSTEMID = 25   ←(注3)
RDBLOGMANAGE = /dev_lwdb/raw?     ←(注4)
#
#↓RDBCORE,RDBREPORT,RDBPMについて
#  クラスタ運用の場合、ローカルディスク上のディレクトリを指定してください
RDBCORE = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
RDBREPORT = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
RDBPM = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbpm
注1:

非クラスタシステムで運用する場合は、RDBディレクトリファイル格納先であるディレクトリを指定します。

  RDBDIRSPACE1 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
  RDBDIRSPACE2 = /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
注2:

クラスタシステムで運用する場合は、以下の作業を行ってください。

  • 先頭の#を削除します。

  • RDBディレクトリファイルの配置先であるパーティションを指定します。

      RDBDIRSPACE = /dev_lwdb/raw?
  • RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2の記述行を削除します。

注3:

List Worksのデータベース以外で、このシステムIDを使用している場合は、1~31の間で使用していないIDに変更します。

注4:

ログ管理ファイルの配置先であるローデバイスを指定します。

(3) ディレクトリの作成

非クラスタシステムで運用する場合は、RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2、RDBCORE、RDBREPORT、RDBPMに指定したディレクトリを作成します。

# mkdir -p /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbdir
# mkdir -p /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/core
# mkdir -p /var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbpm

(4) デフォルトバッファプールの定義ファイルを複写および編集

RDBSYSBUFで指定するデフォルトバッファプールを定義するファイルを複写します。

  複写元:/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/rdbbuf
  複写先:/var/opt/FJSVlw-sv/symfo/rdbbuf

必要な共用バッファ数を計算式で算出し、rdbbufファイルをテキストエディタで開いて編集します。

BUFFER8Kに設定する値
計算式

1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数


上記で算出した値に応じて、BUFFER8Kに以下のどれかの値を設定します。

  • 算出した値 ≦ 4317 の場合
    4317を設定

  • 4317 < 算出した値 < 262143 の場合
    算出した値を設定

  • 262143 ≦ 算出した値の場合
    262143を設定