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Interstage List Works V11.0.0 運用手引書
FUJITSU Software

8.2.3 アクセス権

帳票のアクセス権に関する帳票情報について説明します。

8.2.3.1 ユーザに対する帳票のアクセス権

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル
ACCESS-USER-nn

List Creator帳票

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル
ACCESS-USER-nn

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

LISTVIEW

LVSVINF LV-DEF(LV-ACCESS-USER-nn)

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル
LV-ACCESS-USER-nn

ユーザに対する帳票のアクセス権を、カンマ区切りにより、以下の形式で指定します。

  ACCESS-USER-nn=「ユーザID」,「FULLまたはNONE」,「対象外とする帳票のアクセス権」...
    nn:00~99までの一意の数字
    FULL:帳票へのアクセスを「すべて許可する」(すべてのアクセス権を設定)
    NONE:帳票へのアクセスを「すべて許可しない」(すべてのアクセス権を解除)

「FULL」または「NONE」の指定に対して、対象外とするアクセス権を設定する場合、「対象外とする帳票のアクセス権」として以下のキーを指定します。

MOVE:帳票の移動

COPY:帳票の複写

DELT:帳票の削除

VIEW:帳票の表示

LSTV:帳票一覧への表示

MODY:帳票情報の変更

ITEM:帳票への記入

LPRT:帳票のローカル印刷

RPRT:帳票のリモート印刷(注)

PDFV:PDF表示/保存

CONV:データ変換

ASAV:帳票の上書き保存

NSAV:名前をつけて保存

FLDS:帳票項目の保存

INDX:抜き出し検索範囲の設定

OVLP:オーバレイ位置の変更

CLPB:クリップボードへのコピー

注) RPRTは意味を持ちません。


キー設定に誤りがあった場合、アクセス権は設定されません。

同じユーザIDが複数指定されている場合、最後に指定されたユーザIDの設定が有効になります。

本指定および「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」を省略した場合は、帳票のアクセス権は、Everyoneに対してフルコントロールが設定されます。

  • USER1に対し、「帳票の移動」、「帳票の複写」のみ許可しない(アクセス権を解除する)場合

    ACCESS-USER-00=USER1,FULL,MOVE,COPY

  • USER2に対し、「帳票の移動」、「帳票の複写」のみ許可する(アクセス権を設定する)場合

    ACCESS-USER-01=USER2,NONE,MOVE,COPY

ポイント

基本的に保管フォルダに対してアクセス権を設定してください。特定の帳票に保管フォルダと異なるアクセス権を設定する場合のみ、帳票にアクセス権を設定してください。

8.2.3.2 グループに対する帳票のアクセス権

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル
ACCESS-GROUP-nn

List Creator帳票

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル
ACCESS-GROUP-nn

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

LISTVIEW

LVSVINF LV-DEF(LV-ACCESS-GROUP-nn)

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル
LV-ACCESS-GROUP-nn

グループに対する帳票のアクセス権を、カンマ区切りにより、以下の形式で指定します。

  ACCESS-GROUP-nn=「グループID」,「FULLまたはNONE」,「対象外とする帳票のアクセス権」...
    nn:00~99までの一意の数字
    FULL:帳票へのアクセスを「すべて許可する」(すべてのアクセス権を設定)
    NONE:帳票へのアクセスを「すべて許可しない」(すべてのアクセス権を解除)

「FULL」または「NONE」の指定に対して、対象外とするアクセス権を設定する場合、「対象外とする帳票のアクセス権」として以下のキーを指定します。

MOVE:帳票の移動

COPY:帳票の複写

DELT:帳票の削除

VIEW:帳票の表示

LSTV:帳票一覧への表示

MODY:帳票情報の変更

ITEM:帳票への記入

LPRT:帳票のローカル印刷

RPRT:帳票のリモート印刷(注)

PDFV:PDF表示/保存

CONV:データ変換

ASAV:帳票の上書き保存

NSAV:名前をつけて保存

FLDS:帳票項目の保存

INDX:抜き出し検索範囲の設定

OVLP:オーバレイ位置の変更

CLPB:クリップボードへのコピー

注) RPRTは意味を持ちません。


キー設定に誤りがあった場合、アクセス権は設定されません。

同じグループIDが複数指定されている場合、最後に指定されたグループIDの設定が有効になります。

本指定および「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」を省略した場合は、帳票のアクセス権は、Everyoneに対してフルコントロールが設定されます。

  • GROUP1に対し、「帳票の表示」、「PDF表示/保存」のみ許可しない(アクセス権を解除する)場合

    ACCESS-GROUP-00=GROUP1,FULL,VIEW,PDFV

  • GROUP 2に対し、「帳票の表示」、「PDF表示/保存」のみ許可する(アクセス権を設定する)場合

    ACCESS-GROUP-01=GROUP2,NONE,VIEW,PDFV

ポイント

基本的に保管フォルダに対してアクセス権を設定してください。特定の帳票に保管フォルダと異なるアクセス権を設定する場合のみ、帳票にアクセス権を設定してください。

8.2.3.3 ユーザ名1:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル USER1

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-USER1

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、帳票管理処理および帳票表示処理の権利を与えるユーザ名を8バイト以内で指定します。複数のユーザ名の指定はできません。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

省略した場合、ユーザに対するアクセス権は設定されません。

8.2.3.4 グループ名1:既存帳票出力アプリケーション旧バージョン互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル GROUP1

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-GROUP1

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、帳票管理処理および帳票表示処理の権利を設定するグループ名を8バイト以内で指定します。複数のグループ名の指定はできません。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

省略した場合、グループに対するアクセス権は設定されません。

8.2.3.5 グループアクセス権1:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル GACC1

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-GACC1

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、「グループ名1(GROUP1 / LV-GROUP1)」で指定したグループに対して、帳票表示処理の権利を与えるかどうかを指定します。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がなく、かつ「グループ名1(GROUP1 / LV-GROUP1)」が指定されている場合に有効となります。

0:権利なし

1:権利あり

省略した場合、1が設定されます。

8.2.3.6 グループアクセス権2:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル GACC2

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-GACC2

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、「グループ名1(GROUP1 / LV-GROUP1)」で指定したグループに対して、帳票管理処理の権利を与えるかどうかを指定します。

本キーは、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がなく、かつ「グループ名1(GROUP1 / LV-GROUP1)」が設定されている場合に有効となります。

0:権利なし

1:権利あり

省略した場合、1が設定されます。

8.2.3.7 OTHERアクセス権1:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル OACC1

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-OACC1

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、「ユーザ名1(USER1 / LV-USER1)」で設定したユーザ以外の人、「グループ1(GROUP1 / LV-GROUP1)」で設定したグループ以外の人に帳票表示処理の権利を与えるかどうかを指定します。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

0:権利なし

1:権利あり

注意

「グループアクセス権2(GACC1 / LV-GACC1)」に0を設定した場合、本指定に1を設定しても、0が設定されたものとみなします。

NetCOBOL/MeFt帳票の場合

省略した場合、1が設定されます。

富士通ホスト帳票(lvrcvlstコマンドで設定)の場合

省略した場合、0が設定されます。

8.2.3.8 OTHERアクセス権2:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル OACC2

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-OACC2

オペレーティングシステムによる認証を利用している場合、「ユーザ名1(USER1 / LV-USER1)」で設定したユーザ以外の人、「グループ名1(GROUP1 / LV-GROUP1)」で設定したグループ以外の人に帳票管理処理の権利を与えるかどうかを指定します。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

0:権利なし

1:権利あり

注意

「グループアクセス権2(GACC2 / LV-GACC2)」に0を設定した場合、本指定に1を設定しても、0が設定されたものとみなします。

NetCOBOL/MeFt帳票の場合

省略した場合、1が設定されます。

富士通ホスト帳票(lvrcvlstコマンドで設定)の場合

省略した場合、0が設定されます。

8.2.3.9 ユーザアクセス権情報:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル DUACC

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-DUACC

ユーザ作成ライブラリによる認証を利用する場合、アクセス権情報を設定するユーザ名、およびユーザに与えるアクセス権を指定します。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

ユーザ名とアクセス権を「:」でつないで指定します。複数のユーザ名についてアクセス権を指定する場合は、「,」で区切って指定します。

ユーザに与えるアクセス権は、次のいずれかの値を指定します。

0:アクセスを許可しない

1:帳票を表示する権利を与える

2:帳票を管理する権利を与える

省略した場合、ユーザに対するアクセス権は設定されません。

DUACC=user1:1,user2:2

8.2.3.10 グループアクセス権情報:既存帳票出力アプリケーション互換用

帳票種別

サポート
状況

製品名またはコマンド名

指定方法

NetCOBOL/MeFt帳票

電子帳票情報ファイル DGACC

List Creator帳票

×

List Creator
prprintコマンド -in2オプション

電子帳票情報ファイル

×


prprintコマンド 電子保存情報に関するオプション

×

List Creator デザイナ

富士通ホスト帳票

×

LISTVIEW

List Works lvrcvlstコマンド

情報連携ファイル LV-DGACC

ユーザ作成ライブラリによる認証を利用する場合、アクセス権情報を設定するグループ名、およびグループに与えるアクセス権を指定します。

本指定は、「ユーザに対する帳票のアクセス権(ACCESS-USER-nn / LV-ACCESS-USER-nn)」、「グループに対する帳票のアクセス権(ACCESS-GROUP-nn / LV-ACCESS-GROUP-nn)」の指定がない場合に有効となります。

グループ名とアクセス権を、「:」でつないで指定します。複数のユーザ名についてアクセス権を指定する場合は、「,」で区切って指定します。

グループに与えるアクセス権は、次のいずれかの値を指定します。

0:アクセスを許可しない

1:帳票を表示する権利を与える

2:帳票を管理する権利を与える

省略した場合、Everyoneに対してフルコントロールを設定します。

DGACC=group1:1,group2:2