リスト管理サーバのフォルダを複数のリスト管理サーバで共有して、帳票を活用することができます。これを「フォルダの共有」といい、その運用を「フォルダの共有運用」といいます。保管フォルダを共有して運用することを、特に「保管フォルダの共有運用」といいます。
保管フォルダなど、List Worksのサーバ上の資源を共有ディスクに置き、複数のリスト管理サーバで共有して帳票を活用することができます。フォルダの共有運用を行うためには、PRIMECLUSTERがインストールされている必要があります。
フォルダの共有運用ができるリスト管理サーバは2台までです。
フォルダの共有運用を利用すると、クライアント数の増加による負荷分散や共有ディスクを利用した資源の一元管理が可能となります。
フォルダの共有運用は、共有してフォルダを利用する点を除いては、通常のクライアントサーバ運用と同じです。
ファイルサーバ
共有するフォルダを作成し、帳票を格納します。
リスト管理サーバA、B
ファイルサーバを共有することにより、リスト管理サーバAとリスト管理サーバBの間でフォルダの共有を行います。
データベース
リスト管理サーバAとリスト管理サーバBのいずれか一方のリスト管理サーバで、データベースの環境設定を行います。
また、データベースシステムをリスト管理サーバとは別のサーバでクラスタ運用することで、可用性の高いシステムを実現することができます。
この場合、いずれかのサーバが停止した場合でも、List Worksクライアント、または、Webクライアントを別のサーバに接続しなおして運用することができます。
参照
フォルダの共有運用を行う場合の環境設定については、“環境構築手引書”を参照してください
注意
3台以上のリスト管理サーバで保管フォルダの共有運用を利用する場合は、弊社技術員にご相談ください。