List Creator Enterprise Editionと連携して、帳票の登録時に、帳票情報の設定に従って、List Works帳票からPDF形式に変換し、以下の場所にPDFファイルを保存できます。
保管フォルダに保存されたPDF帳票は、WebクライアントからAdobe® Reader®を利用して参照したり、Webクライアント上に保存したりすることができます。PDF帳票は、List Worksクライアント(リストナビ、リストビューア)からは参照できません。
参照
変換されるPDFファイルの注意事項については、“2.8.3 PDF変換における留意事項”を参照してください。
なお、WebクライアントでPDF帳票を利用するには、Web連携の環境設定ファイル(ListGateway.properties)の定義名「everyone.keeplist.pdf」に「1」(PDF形式での表示/保存する機能を使用する)を設定しておく必要があります。
参照
Web連携の環境設定ファイル(ListGateway.properties)による環境設定については、“環境構築手引書”を参照してください。
注意
WebクライアントからPDF帳票を表示する際、PDF帳票が保存されていない場合は、新たにList Works帳票からPDF帳票が作成されます。なお、作成されたPDF帳票のセキュリティ情報は、サーバ動作環境ファイルの設定が有効となります。本設定はフォルダ単位でのセキュリティ情報の設定であるため、帳票単位にセキュリティ情報を付与する場合は、登録時のPDF帳票作成で、帳票情報によって帳票ごとにセキュリティ情報を設定することをお奨めします。
サーバ動作環境ファイルのセキュリティ情報を変更した場合、すでに登録されている帳票に対しては、セキュリティ情報は変更されません。
以下の方法で、登録時にPDF形式に変換してPDFファイルまたはPDF帳票の保存を設定できます。
帳票出力時に帳票情報を設定(情報連携)
参照
帳票出力時にアプリケーションで帳票情報を設定する方法については“3.1.2 帳票情報の付加”、設定する帳票情報については“第8章 帳票情報”を参照してください。
帳票の登録時にPDF形式に変換して保存する場合は、以下の帳票情報を運用に合わせて設定します。
帳票情報 | 意味 | |
---|---|---|
PDFファイルの保存指定 | 「PDFファイルを保存する」または「PDF帳票として保存する」を指定します。 | |
PDFセキュリティ情報 | PDFファイルを開くときのパスワード | PDFファイルを開くときのパスワードを指定します。 |
PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワード | PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワードを指定します。 | |
印刷許可指定 (注1) | PDFファイルの印刷を許可するかどうかを指定します。 | |
文書変更許可指定 (注1) | PDFファイルの文書変更を許可するかどうかを指定します。 | |
テキスト/グラフィックス選択許可指定 (注1) | PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するかどうかを指定します。 | |
注釈/フォームフィールド追加変更許可指定 (注1) | PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可するかどうかを指定します。 | |
エンベッド指定 (注1) | PDFファイルに文字を埋め込むかどうかを指定します。 |
注1) 帳票の出力時にアプリケーションで帳票情報を設定していない場合は、サーバ動作環境ファイルの設定が有効になります。
注意
エラーが発生した場合は、実行履歴およびシステムログを参照してください。
参照
実行履歴、システムログの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。