リスト管理サーバで受信した帳票を、保管フォルダに登録することを振り分けといいます。
振り分けは、帳票出力元のアプリケーションで定義した帳票情報(振り分け先)、または受信フォルダで指定した振り分け条件に従って行われます。複数のフォルダに同時に振り分けるように指定することもできます。
扱う帳票の種類によって、利用できる方法は以下のように異なります。
振り分け方法 | NetCOBOL/MeFt帳票 | 富士通ホスト帳票 |
---|---|---|
受信フォルダの | ○ | ○ |
帳票出力時に | ○ | ○ |
帳票登録コマンド | × | ○ |
情報連携ファイル | × | ○ |
○:利用できる
×:利用できない
注1) 電子帳票情報ファイルで振り分け先を設定します。List Creator帳票の場合、List Creatorデザイナの帳票業務情報、またはList Creatorのprprintコマンドのオプションで振り分け先を設定することができます。
注2) OSIV LISTVIEWの情報連携で振り分け先を設定します。
(1) 受信フォルダの振り分け条件定義による振り分け
受信フォルダに指定した振り分け先と振り分け条件定義により、帳票を保管フォルダに振り分けることができます。複数のフォルダに対し、同時に振り分けるよう指定することもできます。
振り分け条件に定義できる条件キーは、扱う帳票によって異なります。
条件キー | NetCOBOL/MeFt帳票 | 富士通ホスト帳票 |
---|---|---|
○ | × | |
× | × | |
○ | ○ | |
× | × | |
○ | ○ | |
○ | × | |
○ | ○ |
○:設定できる条件キー
×:設定できない条件キー
振り分け先や振り分け条件の定義は、受信フォルダのダイアログボックスで設定します。
参照
受信フォルダでの定義方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。
ポイント
受信フォルダの振り分け条件の定義数は、必ず200件以内としてください。
200件を超えると、登録処理に時間がかかる場合があります。
振り分け条件が200件を超える場合は、帳票情報で振り分け先を指定してください。
(2) 振り分け先の優先順位(NetCOBOL/MeFt帳票の場合)
NetCOBOL/MeFt帳票の場合、振り分け先は以下の優先順位で有効になります。
電子帳票情報ファイル(NetCOBOLの印刷情報ファイルに添付、またはMeFtのプリンタ情報ファイルに添付)で指定した振り分け先
受信フォルダの振り分け条件定義
参照
電子帳票情報ファイルの設定については、“6.3.2 電子帳票情報ファイルの準備”を参照してください。
(3) 振り分け先の優先順位(List Creator帳票の場合)
List Creator帳票の場合、振り分け先は以下の優先順位で有効になります。
List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプションで指定した振り分け先
電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションに添付)で指定した振り分け先
List Creatorデザイナの帳票業務情報で指定した振り分け先
受信フォルダの振り分け条件定義
参照
電子帳票情報ファイルの設定については“6.3.2 電子帳票情報ファイルの準備”、List Creatorデザイナでの設定、およびprprintコマンドのオプションについては“List Creatorのマニュアル”を参照してください。
(4) 振り分け先の優先順位(富士通ホスト帳票の場合)
富士通ホスト帳票の場合、振り分け先は、以下の優先順位で有効になります。
帳票出力元アプリケーション(OSIV LISTVIEW)で振り分け先を指定
帳票登録コマンド(lvrcvlstコマンド)のオプションに振り分け先を指定
情報連携ファイルに振り分け先を指定して帳票登録コマンド(lvrcvlstコマンド)に設定
受信フォルダの振り分け条件定義
参照
帳票出力元アプリケーションで情報連携を行う場合の設定については“7.5.2 OSIV LISTVIEWでの設定”、印刷データの登録、情報連携ファイルの設定については“7.5.3 印刷データの登録”、lvrcvlstコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。