オーバレイの履歴管理を行っている場合は、変更されたオーバレイを登録すると、今まで使用していたオーバレイが1世代前として自動的に履歴管理されます。
なお、オーバレイ世代管理の方法を変更した場合は、変更されたオーバレイが最新世代として管理されます。
扱う帳票の種類、List Worksの動作環境の違いによる、オーバレイの世代更新方法を示します。
扱う帳票の種類 | リスト管理サーバにおける履歴管理 | マイ コンピュータにおける履歴管理 | |
---|---|---|---|
Windows版の場合 | Solaris版/Linux版の場合 | ||
List Creator帳票、 | 自動(操作不要) | 自動(操作不要)、またはlvsvovlコマンドで登録 | 自動(操作不要) |
なお、リスト管理サーバにおいて履歴管理できるオーバレイの世代数は、255世代までです。マイ コンピュータにおいては、4096世代までとなります。
オーバレイの履歴管理が行われているかを確認する方法は、以下のとおりです。
サーバ動作環境ファイル(lvsvenv)のCTRL-OVLキーワード(オーバレイ世代管理用ディレクトリ)の設定を確認します。CTRL-OVLキーワードにオーバレイ世代管理用ディレクトリが指定されている場合は、世代管理が行われています。指定されていない場合は、オーバレイの世代管理は行われていません。
サーバ動作環境ファイルの内容は、lvlstenvコマンドにより確認することができます。
参照
サーバ動作環境ファイルの詳細は“セットアップガイド”を参照してください。
lvlstenvコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
リストナビの【オプション】ダイアログボックスの【ローカル】タブで、「オーバレイの履歴管理を行う」の設定状態を確認してください。
参照
リストナビの【オプション】ダイアログボックスについては、“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。
以下の運用において、リスト管理サーバでオーバレイの世代管理を行う場合の、オーバレイの登録方法について説明します。
サーバ動作環境ファイルで自動的に世代管理を行わない設定をしたとき
オーバレイの登録方法は、世代管理方法によって手順が異なります。
以下に手順を示します。なお、現在の世代管理方法については、lvsvovlコマンドを使用して確認できます。
参照
lvsvovlコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
lvsvovlコマンドを実行し、オーバレイの世代を登録します。
例)今まで使用していたオーバレイ「FRMA」を、世代識別名「E10」、バージョンレベル「V10L10」として登録する場合
# lvsvovl -a -O"FRMA" -eE10 -vV10L10
修正されたオーバレイを、List Worksサーバの印刷資源の格納ディレクトリに転送します。
修正されたオーバレイを、List Worksサーバの印刷資源の格納ディレクトリに転送します。
lvsvovlコマンドを実行し、オーバレイの世代を登録します。
印刷データを登録します。
注意
印刷データを登録する前に、帳票が使用するオーバレイが世代に登録されている必要があります。
例)修正されたオーバレイ「FRMA」を、世代識別名「E10」、バージョンレベル「V10L10」として登録する場合
# lvsvovl -a -O"FRMA" -eE10 -vV10L10
注)世代識別名およびバージョンレベルは、オーバレイ世代管理方法の変更時に、システムで自動的に設定されます。