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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

12.2 印刷データ内の文字の扱い

帳票出力アプリケーションから出力されたデータがシフトJIS以外の場合には、List WorksでシフトJISに変換します。このとき、シフトJISに対応する文字がない場合には、外字とみなします。

例えば、シフトJISの全角文字にないUnicodeの全角文字は、外字として扱います。

注意

文字コード変換は、Charset Managerの標準コード変換を使用しています。標準コード変換の外字の処理には変換規則があるため、注意してください。

NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の印刷データ内にある外字を、イメージ(ビットマップ)または文字コードで扱います。

印刷データ内の外字の扱い方は、以下で設定します。

List Creator帳票を扱う場合
帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルのUDCRasterキーワード

参照

サーバ動作環境ファイルおよび帳票データ転送アダプタの環境設定ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。

注意

OS共通の注意事項

帳票出力アプリケーションから出力されたデータがシフトJISの場合は、List Worksで文字コード変換を行わないため、外字は文字コードでのみ扱います。イメージ(ビットマップ)では扱えません。

Solaris版のみの注意事項

リスト管理サーバとアプリケーションサーバが異なる場合に、Solaris/Linux上のNetCOBOLまたはNetCOBOL/MeFtアプリケーションから帳票を出力するときは、外字をイメージ(ビットマップ)では扱えません。文字コードでのみ扱います。

外字の扱い方による処理の結果の違い

外字の扱い方によって、List Worksでの処理の結果に以下の違いがあります。

処理項目

イメージ

文字コード

外字の表示

外字の印刷

外字の検索

×

外字のデータ変換

×(注)

クリップボードにコピー

×(注)

○:可能
×:不可

注:「〓」または、空白文字に置き換えられる。