旧製品から本製品へ移行する際に、移行先のフォルダ構成を別構成にする場合の手順を説明します。
本作業により、以下の資源が移行されます。
保管フォルダ
オーバレイ
オーバレイ世代管理
帳票項目
アクセス権
仕分け定義体
保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係の定義ファイル(lvplpathファイル)
検索インデックス
二次帳票資源フォルダ
以下の資源は移行されません。
受信フォルダ
以下の資源は移行できません。
印刷フォルダ
印刷資源
また、ユーザ情報の登録など、OSの環境はOSの移行に従って実施してください。
なお、以下の文字が保管フォルダ名、保管フォルダの作成者名、帳票名、コメント、帳票の作成者名、備考1~4にある場合、Charset Managerのコード対応定義が必要になる場合があります。
83JIS改定文字の旧字
ベンダ固有文字(JEF拡張漢字、NEC特殊文字、IBM拡張漢字、など)に該当する文字
コード対応定義が行われていない場合、上記の文字が「_」(半角アンダーバー)に変換されることによって、帳票が登録できない、帳票が参照できないなどの異常になる場合があります。
参照
Charset Managerのコード対応定義の設定方法については、“設計・運用ガイド”の“第12章 List Worksでの外字や文字の扱い”を参照してください。
移行手順を以下に説明します。
手順1:List Worksサービスの停止~手順9:List Works サービスの起動
“6.2.1 異なるサーバに移行(移行先は同じ構成)”の“手順1:List Worksサービスの停止”~“手順9:List Worksサービスの起動”と同様の手順となります。
ただし、“手順2:フォルダ、資源の退避”および“手順7:フォルダ、資源の復元”において、「受信フォルダ」は移行の対象に含めません。
手順10:保管フォルダの移動
移行元サーバでリストナビで、保管フォルダを移動します。
作業手順について、以下を例に説明します。
移行元サーバの保管フォルダの格納場所:/LW1/FOL1
移行先サーバの保管フォルダの格納場所:/LWSV/FOL1
作業用の第1階層の保管フォルダ(/LWSV/FOL1)を作成します。
1.で作成した保管フォルダ(/LWSV/FOL1)に、復元された第1階層の保管フォルダ(/LW1/FOL1)配下を、すべて移動します。
復元された第1階層の保管フォルダ(/LW1/FOL1)を削除します。
1.で作成した保管フォルダ(/LWSV/FOL1)の名前を、3.で削除した保管フォルダ(/LW1/FOL1)の名前に変名します。
手順11:各フォルダ(保管フォルダ以外)の作成
受信フォルダを再作成します。
参照
フォルダの作成については、“3.10 リスト管理サーバの各フォルダ作成”を参照してください。
手順12:仕分け定義体の適用
移行先サーバで、コマンドを使用して仕分け定義ファイルを一括適用します。
参照
仕分け定義ファイルの一括適用の詳細については、“6.3.6 仕分け定義体の適用”参照してください。