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WSMGR for Web V9 使用手引書

35.4.3 pageオブジェクト

HTMLコンテンツの操作を行うためのオブジェクトです。

メソッド名

機能

forward

指定されたページに移動します。

getField

指定されたidのfieldオブジェクトを取得します。

getFields

指定されたページから、指定範囲に含まれるfieldオブジェクトを配列で取得します。

getNextPageName

データ送信後の遷移先ページ名を取得します。

getPageName

表示中のページ名を取得します。

submit

HTMLのフォームデータをサーバへ送信します。

toEmulatorKey

入力されたキーに対応するエミュレータのアテンションキーを文字列で取得します。

updateFields

サーバより取得したデータでページ内のダイナミックバインドが有効なフィールドを更新します。


forward

ページの移動

スクリプトエディタで記録した遷移情報に従って、指定されたページに移動します。


参考

スクリプトエディタで生成したメインフレーム用コンテンツで、事前にデータの送信が行われていない場合は、スクリプトエディタで記録されているキー情報でフォームデータを送信してから、指定されたページに移動します。


●呼び出し形式

forward(pageName)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

pageName

スクリプトエディタで記録されたページ名を指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// ページの移動
if (!WsmgrConnector.page.forward('画面1')) {
    // エラー時の処理
}

getField

指定idのfieldオブジェクトの取得

スクリプトエディタが生成したHTMLコンテンツから指定されたidのfieldオブジェクトを取得します。


参考

ホスト画面より変換されたフィールド、または、ダイナミックバインドが有効なページ部品のfieldオブジェクトが取得できます。


●呼び出し形式

getField(id)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

id

HTMLコンテンツのフィールドエレメントに指定されているidを指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると指定されたidのfieldオブジェクトを返します。エラーが発生した場合は、エラー情報が設定されたfieldオブジェクトを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
設定されるエラー情報は、fieldオブジェクトを参照してください。


JavaScriptを用いて記述した例

// fieldオブジェクトの取得
var field = WsmgrConnector.page.getField('Field_2_1');
if (field.id == '') {
    // エラー時の処理
}

getFields

指定範囲内のfieldオブジェクトを配列で取得

指定ページの指定範囲内に存在するfieldオブジェクトを配列で取得します。


参考

スクリプトエディタで生成したHTMLコンテンツのフィールドエレメントから取得できます。


●呼び出し形式

getFields(pageName, row1, col1, row2, col2)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

pageName

スクリプトエディタで記録されたページ名を指定

省略できません

row1

指定範囲の開始行位置
(1~24)

1

col1

指定範囲の開始桁位置
(1~80)

1

row2

指定範囲の終了行位置
(1~24)

24

col2

指定範囲の終了桁位置
(1~80)

80


●リターン値

関数呼び出しに成功すると指定されたページの指定範囲に存在するfieldオブジェクトを配列で返します。エラーが発生した場合は、長さが0の配列を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

var table = [];
// 画面データを取得
var fields = WsmgrConnector.page.getFields('画面6_サブ画面1', 5, 1, 22, 80);
var row = 0;
var recode = [];
for (var i = 0; i < fields.length; i++) {
    var field = fields[i];
    if (recode.length == 0) {
        row = field.startRow;
    } else {
        // テーブルへ行データ配列を追加
        if (row != field.startRow) {
            table.push(recode);
            recode = [];
            row = field.startRow;
            recode.push(field.getText());
            continue;
        } else if ((i + 1) == fields.length) {
            recode.push(field.getText());
            table.push(recode);
            break;
        }
    }
    // 行データの配列を作成
    recode.push(field.getText());
}

getNextPageName

次の遷移先ページの取得

HTMLコンテンツからデータ送信後に、遷移できるページが記録されていた場合に、遷移先ページ名を取得します。


●呼び出し形式

getNextPageName()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると遷移先ページ名を返します。遷移先が記録されていない場合はnullを返します。


JavaScriptを用いて記述した例

// 次に遷移するページ名の取得
var nextPageName = WsmgrConnector.page.getNextPageName();

getPageName

ページ名の取得

表示中のHTMLコンテンツのページ名を取得します。


●呼び出し形式

getPageName()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると表示中のページ名を返します。エラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// ページ名の取得
var pageName = WsmgrConnector.page.getPageName();

submit

フォームデータの送信

HTMLコンテンツのフォームデータをサーバへ送信します。


●呼び出し形式

submit(emulatorKey)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

emulatorKey

フォームデータと一緒に送信するエミュレータキー文字列を指定

'[ENTER]'


参考

emulatorKeyパラメータに指定可能なエミュレータキー文字列は、toEmulatorKeyメソッドの「●取得可能なキー一覧」を参照してください。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// フォームデータの送信
if (!WsmgrConnector.page.submit('[ENTER]')) {
    // エラー時の処理
}

toEmulatorKey

エミュレータキーの取得

スクリプトエディタでプロジェクトに設定されたキー割り当てに従って、入力されたキーに応じたエミュレータキー文字列を取得します。


●呼び出し形式

toEmulatorKey(event)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

event

キーイベントオブジェクトを指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとエミュレータキー文字列を返します。未定義、およびエラーが発生した場合は、nullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●取得可能なキー一覧

エミュレータキー

取得形式

エミュレータキー

取得形式

PF1

[PF1]

PF17

[PF17]

PF2

[PF2]

PF18

[PF18]

PF3

[PF3]

PF19

[PF19]

PF4

[PF4]

PF20

[PF20]

PF5

[PF5]

PF21

[PF21]

PF6

[PF6]

PF22

[PF22]

PF7

[PF7]

PF23

[PF23]

PF8

[PF8]

PF24

[PF24]

PF9

[PF9]

CLEAR

[CLEAR]

PF10

[PF10]

実行

[ENTER]

PF11

[PF11]

PA1

[PA1]

PF12

[PF12]

PA2

[PA2]

PF13

[PF13]

PA3

[PA3]

PF14

[PF14]

RESET

[RESET]

PF15

[PF15]

ATTN

[ATTN]

PF16

[PF16]

SYS-REQ

[SYSREQ]


JavaScriptを用いて記述した例

// キーダウンイベントハンドラ内に記述

// エミュレータキー文字列の取得
var key = WsmgrConnector.page.toEmulatorKey(event);
switch (key) {
    case '[ENTER]':
        // 実行キー入力時の処理
        break;
    default:
        // その他のキーの時の処理
        break;
}

updateFields

ダイナミックバインドフィールドの更新

スクリプトエディタで生成したHTMLコンテンツのダイナミックバインドが有効なフィールドエレメントを、取得した画面情報で更新します。


●呼び出し形式

updateFields()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


JavaScriptを用いて記述した例

// ダイナミックバインドフィールドの更新
if (!WsmgrConnector.page.updateFields()) {
    // エラー時の処理
}