HTMLコンテンツの操作を行うためのオブジェクトです。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
forward | 指定されたページに移動します。 |
getField | 指定されたidのfieldオブジェクトを取得します。 |
getFields | 指定されたページから、指定範囲に含まれるfieldオブジェクトを配列で取得します。 |
getNextPageName | データ送信後の遷移先ページ名を取得します。 |
getPageName | 表示中のページ名を取得します。 |
submit | HTMLのフォームデータをサーバへ送信します。 |
toEmulatorKey | 入力されたキーに対応するエミュレータのアテンションキーを文字列で取得します。 |
updateFields | サーバより取得したデータでページ内のダイナミックバインドが有効なフィールドを更新します。 |
■forward
ページの移動
スクリプトエディタで記録した遷移情報に従って、指定されたページに移動します。
参考
スクリプトエディタで生成したメインフレーム用コンテンツで、事前にデータの送信が行われていない場合は、スクリプトエディタで記録されているキー情報でフォームデータを送信してから、指定されたページに移動します。
●呼び出し形式
forward(pageName)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
pageName | スクリプトエディタで記録されたページ名を指定 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// ページの移動 if (!WsmgrConnector.page.forward('画面1')) { // エラー時の処理 }
■getField
指定idのfieldオブジェクトの取得
スクリプトエディタが生成したHTMLコンテンツから指定されたidのfieldオブジェクトを取得します。
参考
ホスト画面より変換されたフィールド、または、ダイナミックバインドが有効なページ部品のfieldオブジェクトが取得できます。
●呼び出し形式
getField(id)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
id | HTMLコンテンツのフィールドエレメントに指定されているidを指定 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると指定されたidのfieldオブジェクトを返します。エラーが発生した場合は、エラー情報が設定されたfieldオブジェクトを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
設定されるエラー情報は、fieldオブジェクトを参照してください。
●JavaScriptを用いて記述した例
// fieldオブジェクトの取得 var field = WsmgrConnector.page.getField('Field_2_1'); if (field.id == '') { // エラー時の処理 }
■getFields
指定範囲内のfieldオブジェクトを配列で取得
指定ページの指定範囲内に存在するfieldオブジェクトを配列で取得します。
参考
スクリプトエディタで生成したHTMLコンテンツのフィールドエレメントから取得できます。
●呼び出し形式
getFields(pageName, row1, col1, row2, col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
pageName | スクリプトエディタで記録されたページ名を指定 | 省略できません |
row1 | 指定範囲の開始行位置 | 1 |
col1 | 指定範囲の開始桁位置 | 1 |
row2 | 指定範囲の終了行位置 | 24 |
col2 | 指定範囲の終了桁位置 | 80 |
●リターン値
関数呼び出しに成功すると指定されたページの指定範囲に存在するfieldオブジェクトを配列で返します。エラーが発生した場合は、長さが0の配列を返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var table = []; // 画面データを取得 var fields = WsmgrConnector.page.getFields('画面6_サブ画面1', 5, 1, 22, 80); var row = 0; var recode = []; for (var i = 0; i < fields.length; i++) { var field = fields[i]; if (recode.length == 0) { row = field.startRow; } else { // テーブルへ行データ配列を追加 if (row != field.startRow) { table.push(recode); recode = []; row = field.startRow; recode.push(field.getText()); continue; } else if ((i + 1) == fields.length) { recode.push(field.getText()); table.push(recode); break; } } // 行データの配列を作成 recode.push(field.getText()); }
■getNextPageName
次の遷移先ページの取得
HTMLコンテンツからデータ送信後に、遷移できるページが記録されていた場合に、遷移先ページ名を取得します。
●呼び出し形式
getNextPageName()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると遷移先ページ名を返します。遷移先が記録されていない場合はnullを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
// 次に遷移するページ名の取得 var nextPageName = WsmgrConnector.page.getNextPageName();
■getPageName
ページ名の取得
表示中のHTMLコンテンツのページ名を取得します。
●呼び出し形式
getPageName()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると表示中のページ名を返します。エラーが発生した場合はnullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// ページ名の取得 var pageName = WsmgrConnector.page.getPageName();
■submit
フォームデータの送信
HTMLコンテンツのフォームデータをサーバへ送信します。
●呼び出し形式
submit(emulatorKey)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
emulatorKey | フォームデータと一緒に送信するエミュレータキー文字列を指定 | '[ENTER]' |
参考
emulatorKeyパラメータに指定可能なエミュレータキー文字列は、toEmulatorKeyメソッドの「●取得可能なキー一覧」を参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// フォームデータの送信 if (!WsmgrConnector.page.submit('[ENTER]')) { // エラー時の処理 }
■toEmulatorKey
エミュレータキーの取得
スクリプトエディタでプロジェクトに設定されたキー割り当てに従って、入力されたキーに応じたエミュレータキー文字列を取得します。
●呼び出し形式
toEmulatorKey(event)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
event | キーイベントオブジェクトを指定 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとエミュレータキー文字列を返します。未定義、およびエラーが発生した場合は、nullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●取得可能なキー一覧
エミュレータキー | 取得形式 | エミュレータキー | 取得形式 |
---|---|---|---|
PF1 | [PF1] | PF17 | [PF17] |
PF2 | [PF2] | PF18 | [PF18] |
PF3 | [PF3] | PF19 | [PF19] |
PF4 | [PF4] | PF20 | [PF20] |
PF5 | [PF5] | PF21 | [PF21] |
PF6 | [PF6] | PF22 | [PF22] |
PF7 | [PF7] | PF23 | [PF23] |
PF8 | [PF8] | PF24 | [PF24] |
PF9 | [PF9] | CLEAR | [CLEAR] |
PF10 | [PF10] | 実行 | [ENTER] |
PF11 | [PF11] | PA1 | [PA1] |
PF12 | [PF12] | PA2 | [PA2] |
PF13 | [PF13] | PA3 | [PA3] |
PF14 | [PF14] | RESET | [RESET] |
PF15 | [PF15] | ATTN | [ATTN] |
PF16 | [PF16] | SYS-REQ | [SYSREQ] |
●JavaScriptを用いて記述した例
// キーダウンイベントハンドラ内に記述 // エミュレータキー文字列の取得 var key = WsmgrConnector.page.toEmulatorKey(event); switch (key) { case '[ENTER]': // 実行キー入力時の処理 break; default: // その他のキーの時の処理 break; }
■updateFields
ダイナミックバインドフィールドの更新
スクリプトエディタで生成したHTMLコンテンツのダイナミックバインドが有効なフィールドエレメントを、取得した画面情報で更新します。
●呼び出し形式
updateFields()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
// ダイナミックバインドフィールドの更新 if (!WsmgrConnector.page.updateFields()) { // エラー時の処理 }