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Enterprise Postgres 17 リリース情報

2.2.276 アプリケーションの接続先切り替え機能の指定方法の変更

非互換

アプリケーションの接続先切り替え機能で指定する“ターゲットサーバ”を、OSS PostgreSQLと同じ名称に変更します。

対処方法

アプリケーションの接続先切り替え機能としてターゲットサーバを指定しているアプリケーションは、以下のようにターゲットサーバと指定値を変更して再コンパイル後、FUJITSU Enterprise Postgres 10以降のクライアントを利用して実行してください。

ターゲットサーバの指定名称

利用対象

修正前

修正後

JDBCドライバを利用

変更なし

ODBCドライバを利用

TargetServer

target_session_attrs

.NET Data Providerを利用

target_server

TargetServerType

接続サービスファイルを利用

target_server

target_session_attrs

C言語用ライブラリ(libpq)を利用

target_server

環境変数(PGXTARGETSERVER)

target_session_attrs

環境変数(PGTARGETSESSIONATTRS)

埋め込みSQLを利用

target_server

target_session_attrs

psqlを利用

環境変数(PGXTARGETSERVER)

環境変数(PGTARGETSESSIONATTRS)

ターゲットサーバへの指定値

サーバの選択順

JDBCドライバ

.NET Data Provider

他のドライバ

修正前

修正後

修正前

修正後

プライマリサーバ

変更なし

primary

master

primary

read-write

スタンバイサーバ

変更なし

slave

スタンバイサーバの優先

変更なし

prefer_standby

preferSlave

prefer_standby

prefer-read

任意

変更なし

any

any