Windows(R)上で動作する資源配付では、フォーム・オーバレイ・パターン、拡張FCBモジュールなどの帳票資源を、グローバルサーバから配付することができます。資源配付が帳票資源を扱う場合は、Interstage Charset Manager(注)と連携します。
帳票資源の使用方法について説明します。
Interstage Charset Managerとは、日本語処理システムを構築、運用、保守するためのサポート・システムです。
概要
ここでは、帳票資源を扱う場合の資源配付の動作概要について説明します。
資源配付を用いることで、グローバルサーバ上で扱う帳票資源を配付することができます。これにより、帳票資源は資源配付で配付し、印刷データはAPSで配付することで、グローバルサーバと同じ帳票をVSPまたはFMLBPで出力することができます。資源配付で扱える帳票資源を以下に示します。
資源の種類 | 資源種別 | 登録形態 |
---|---|---|
フォーム・オーバレイ・パターン | appovly | グローバルサーバで登録 |
nlpovly | グローバルサーバで登録 | |
k#lvovly | グローバルサーバで登録 | |
拡張FCB モジュール | appfcb | グローバルサーバで登録 |
利用者定義文字 (注) | cg | グローバルサーバで登録 |
24×24、32×32だけサポートします。
資源種別は、DRMSの資源登録時に指定します。
また、帳票資源の動作概要を以下に示します。
図6.2 帳票資源の動作概要
(1) グローバルサーバで帳票資源をDRMS管理ファイルに登録
(2) サーバへ帳票資源を配付
(3) サーバのDRMS管理ファイルから帳票資源を適用(Charset Managerへ登録)
(4) List WorksがCharset Managerに登録された帳票資源を用い、パソコンに帳票を表示、印刷
HOST PRINTがCharset Managerに登録された帳票資源を印刷
Charset Manager: Interstage Charset Manager
List Works: Interstage List Works
運用方法
ここでは、グローバルサーバ-サーバ間での、帳票資源のオンライン配付の運用方法について説明します。
サーバ上で適用先IDを定義
Interstage Charset Managerのインストール時に、自動的に帳票資源データに対する適用先ID「ADJHRES」が定義されます。詳細については、Interstage Charset Managerのオンラインヘルプを参照してください。
帳票資源の登録
帳票資源の登録とは、帳票資源をDRMS管理ファイルに登録することです。グローバルサーバで登録します。グローバルサーバで帳票資源を登録する方法については、“OS IV DRMS運用手引書”および“OS IV DRMS使用手引書”を参照してください。
グローバルサーバからサーバへの配付
グローバルサーバに登録された帳票資源をサーバに配付する場合は、DRMSのダウンロード機能を使用します。
グローバルサーバからサーバに配付する方法については、“OS IV DRMS運用手引書”および“OS IV DRMS使用手引書”を参照してください。
サーバでの適用
サーバでの適用とは、Interstage Charset Managerの指定された適用ディレクトリに帳票資源を反映することです。適用は、グローバルサーバから配付を行う際に指定した適用種別(即時、後刻など)に従って実施されます。