リストア前に起動しているノードがある場合にはRMSを停止します。本手順は、起動しているノードのうち、どちらか一方のノードで実行します。
# hvshut -a
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードとも起動している場合は最新ディスクを選択します。どちらか一方のノードでGDS の全クラスについて以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxnetdisk -S -c <クラス名>
インスタンスをリストアします。スナップショットの復元方法および、EBSボリュームのアタッチ方法についてはAWSの公式ドキュメントを参照ください。
注意
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合、インスタンスを新規に作成するのではなく、リストア対象のインスタンスのルートボリュームのEBSスナップショットを取得してください。そしてリストア時にはEBSスナップショットからEBSボリュームを復元してインスタンスのルートボリュームを置き換えてください。
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合は、起動後、リストアしたノードで以下を実行します。
iSCSIデバイス情報を削除します。
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
RMSを停止します。
# hvshut -l
必要に応じてもう一方のノードをリストアします。
注意
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合、インスタンスを新規に作成するのではなく、リストア対象のインスタンスのシステムボリュームを復元したボリュームに差し替えてください。
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、手順5.でリストアした場合、リストアしたノードでiSCSI デバイス情報を削除します。
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードがともに停止していた場合、等価性コピーのコピー元にするスライスの状態を確認します。等価性コピーのコピー元にするスライスがINVALID 状態の場合、スライスの状態を復旧します。sdxfix コマンドの-d オプションでは、等価性コピーのコピー元にするディスクを指定します。本手順は、どちらか一方のノードで実行します。
# sdxfix -V -c <クラス名> -v <ボリューム名> -d <ディスク名> -x NoRdchk
全ノードで“ 21.9.1.2.1 非同期型強制停止方式のシャットダウン機構の設定手順”の手順2.~4.を実行し、“21.10.1.1 定義ファイルの作成”で作成した全ノードの/usr/opt/reliant/etc/hvawsconfigファイルのInstanceIDを修正します。
手順4.の2.を実行した場合は、RMSを停止したノードでRMS を起動します。
# hvcm