ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.7<Cloud Services 編>

24.2.2 業務停止中のリストア手順

  1. リストア前に起動しているノードがある場合にはRMSを停止します。本手順は、起動しているノードのうち、どちらか一方のノードで実行します。

    # hvshut -a
  2. GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードとも起動している場合は最新ディスクを選択します。どちらか一方のノードでGDS の全クラスについて以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxnetdisk -S -c <クラス名>
  3. インスタンスをリストアします。スナップショットの復元方法および、EBSボリュームのアタッチ方法についてはAWSの公式ドキュメントを参照ください。

    注意

    GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合、インスタンスを新規に作成するのではなく、リストア対象のインスタンスのルートボリュームのEBSスナップショットを取得してください。そしてリストア時にはEBSスナップショットからEBSボリュームを復元してインスタンスのルートボリュームを置き換えてください。

  4. GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合は、起動後、リストアしたノードで以下を実行します。

    1. iSCSIデバイス情報を削除します。

      # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
      # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
    2. RMSを停止します。

      # hvshut -l
  5. 必要に応じてもう一方のノードをリストアします。

    注意

    GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合、インスタンスを新規に作成するのではなく、リストア対象のインスタンスのシステムボリュームを復元したボリュームに差し替えてください。

  6. GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、手順5.でリストアした場合、リストアしたノードでiSCSI デバイス情報を削除します。

    # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
    # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
  7. GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードがともに停止していた場合、等価性コピーのコピー元にするスライスの状態を確認します。等価性コピーのコピー元にするスライスがINVALID 状態の場合、スライスの状態を復旧します。sdxfix コマンドの-d オプションでは、等価性コピーのコピー元にするディスクを指定します。本手順は、どちらか一方のノードで実行します。

    # sdxfix -V -c <クラス名> -v <ボリューム名> -d <ディスク名> -x NoRdchk
  8. 全ノードで“ 21.9.1.2.1 非同期型強制停止方式のシャットダウン機構の設定手順”の手順2.~4.を実行し、“21.10.1.1 定義ファイルの作成”で作成した全ノードの/usr/opt/reliant/etc/hvawsconfigファイルのInstanceIDを修正します。

  9. 手順4.の2.を実行した場合は、RMSを停止したノードでRMS を起動します。

    # hvcm