注意
本項の作業を実施すると、業務サーバからストレージの接続不可、Primaryストレージ/Secondaryストレージ間の業務ボリュームの同期解除の状態になります。Storage Cluster機能を利用した運用を終了して問題がないこと、かつ、業務を停止した状態で作業しても問題がないことを確認したうえで実施してください。
Storage Cluster環境の削除は、以下の手順で行います。
アクセスパスの削除
Primary/Secondaryストレージの両装置に対して、Webコンソールまたはstorageadm zoneコマンドを使用してアクセスパスを削除してください。
Storage Cluster環境からの業務ボリュームの削除
Storage Cluster環境で利用していたすべての業務ボリュームを削除してください。削除方法は、以下の箇所を参照してください。
TFOグループがActive-Active構成の場合: 「9.3.2.4 業務ボリュームの追加/削除」
TFOグループがActive-Standby構成の場合: 「9.4.2.3 業務ボリュームの追加/削除」
TFOグループの削除
TFOグループにTFOペアが登録されていないことを確認したあと、Webコンソールを使ってすべてのTFOグループを削除してください。
注意
手順6で[WWPN引き継ぎ]を指定しないでください。
iSCSI接続環境の場合は、以下のどちらかの条件を満たしていることを確認してから実施してください。
Standby側のストレージがSANに接続されていない
iSCSIポートのiSCSI IPアドレスが同一ネットワーク内で重複していない
TFOグループを削除する手順は以下のとおりです。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションの停止とAdvancedCopy Managerの環境を削除します。
コピーセッションの停止とAdvancedCopy Managerの環境削除手順は、「表9.11 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.12 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」および「(c)AdvancedCopy Managerの環境設定削除」を参照してください。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、対象ETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[Storage Cluster]をクリックします。
作成されているTFOグループが、メインペインに表示されます。
メインペインで削除対象のTFOグループを選択し、アクションペインで[TFOグループ]の下にある[削除]をクリックします。
TFOグループ削除ウィザード画面が表示されます。
オプション選択・確認画面が表示されます。
TFOグループがActive-Standby構成でFC接続環境の場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスをチェックしないでください。
TFOグループがActive-Standby構成でiSCSI接続環境の場合、またはTFOグループがActive-Active構成の場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスがグレーアウトされて表示されます。
実行する場合は、[削除]をクリックします。
TFOグループがActive-Standby構成でFC接続環境の場合は、削除処理の完了後、FCポート一覧画面からWWPNの引継ぎ状況を確認します。確認手順は以下のとおりです。
TFOグループがActive-Standby構成でiSCSI接続環境の場合、またはTFOグループがActive-Active構成の場合は、ポートの設定値が設定した値のままとなるため、確認が不要です。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、Storage ClusterのSecondaryストレージとして設定していたETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[接続性]をクリックします。
ポートタイプの一覧が、メインペインに表示されます。
メインペインで、タイプが"FC"の「ポート数」部分をクリックします。
FCポートの一覧が、メインペインに表示されます。[論理WWPN]カラムの値と[TFOステータス]カラムの値の両方が"-"(ハイフン)の場合、そのポートはTFOグループ削除時に論理WWPN/WWNNを引き継いでいない状態です。
RECパスの設定変更
必要に応じて、Webコンソールを使って、Storage Cluster環境で利用していたRECパスの設定変更を実施してください。
ポートの設定変更
必要に応じて、Webコンソールを使って、Storage Cluster環境で利用していたポート(業務サーバに接続するためのポート、およびRECパスのためのポート)の設定変更を実施してください。