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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.9.1 運用ガイド
FUJITSU Storage

9.5.11 iSCSI IPアドレスの変更

iSCSI接続環境でStorage Cluster運用を行っている場合のiSCSI IPアドレス変更手順は、変更対象の筐体と、変更前後における両筐体でのiSCSI IPアドレス設定状態によって異なります。

表9.13 iSCSI IPアドレスを変更するときに必要な作業

iSCSI IPアドレスを
変更する筐体

変更前の両筐体の
iSCSI IPアドレス
設定状態

変更後の両筐体の
iSCSI IPアドレス
設定状態

iSCSI IPアドレスの
変更に加えて
必要となる作業

両筐体

一致

一致させる

作業1

一致させない

作業1および作業2

不一致

一致させる

作業1

一致させない

作業1および作業2

Primaryストレージだけ

一致

一致させない

作業1

不一致

一致させる

作業1

一致させない

作業1

Secondaryストレージだけ

一致

一致させない

作業2

不一致

一致させる

なし

一致させない

作業2

上記の表にある「作業1」および「作業2」の作業内容は、以下のとおりです。作業1および作業2の両方が必要な場合は、作業1、作業2の順で実施してください。

作業1

業務サーバがPrimaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを認識できているか確認してください。
認識できていない場合は、Primaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させてください。

作業2

以下の手順を実施してください。

  1. 9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failoverを実施します。

  2. Secondaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させます。

  3. 9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failbackを実施します。

参照

CAポートのiSCSI IPアドレス変更手順は、『Webコンソール説明書』の「FCポート/iSCSIポート/SASポートの設定変更」を参照してください。