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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.9.1 運用ガイド
FUJITSU Storage

9.5.4 CAポートのLinkdown

Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中に、CAポートの故障または結線異常によってPrimary TFOグループに属しているCAポートに異常が発生しているかは、以下の条件で確認してください。

以下に、CAポートLinkdownが発生した場合の保守手順について説明します。

参照

本項に記載されている「手動Failover」および「手動Failback」の実施方法は、以下の箇所を参照してください。

CAポートLinkdownによる自動Failover機能を利用している場合

以下のどちらかの条件を満たすTFOグループが存在する場合にPrimary TFOグループに属しているすべてのCAポートがLinkdownしたときは、自動Failoverが動作します。

以下の手順で環境を復旧してください。

  1. WebコンソールのStorage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"と表示されていることを確認します。

  2. CAポートの保守を実施して、CAポートを復旧します。

  3. 手動Failbackを実施します。

注意

閉塞したCAポートを復旧せずに手動Failbackを実施すると、再び自動Failoverが行われて業務I/Oが停止する可能性があります。必ず、CAポートの保守を行ったあとに手動Failbackを実施してください。

参照

CAポートLinkdownによる自動Failover機能は、以下の箇所を参照してください。

CAポートLinkdownによる自動Failover機能を利用していない場合

Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中に、Primary TFOグループに属しているすべてのCAポートがLinkdownした場合、自動Failoverが動作しません。以下の手順で環境を復旧してください。

  1. Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、閉塞したCAポートを復旧してからフェイルバックする必要があるため、"Manual"に変更します。

  2. 手動Failoverを実施します。フェイルオーバーの完了後、WebコンソールのStorage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"になっていることを確認します。

  3. CAポートの保守を実施して、CAポートを復旧します。

  4. 手動Failbackを実施します。

  5. 手順1でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。