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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.9.1 運用ガイド
FUJITSU Storage

5.2.2 装置の検索

本製品で装置を管理する場合、最初に装置を検出する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。

参考

  • 以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の登録が行われます。

    • Storage Cruiserエージェント

    • VMware vSphereの、VMホストとVMゲスト

  • サーバノードを検出した場合でも、ホスト名が解決できないことがあります。
    このときは、“IP-IPアドレス”の形式でホスト名が表示されます。

  • 検索対象のサーバにIPv6アドレスが存在する場合でも、HP-UX上で動作するStorage CruiserエージェントはIPv4アドレスでの検索だけをサポートします。

サブネット内の装置の自動検出

サブネット内の装置の自動検出は、Webコンソール画面で対象のサブネットを指定します。

サブネット内の装置の検出により、マネージャーでサポートしている自動検出対応装置を画面に表示します。内部的に、SNMPによるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について自動表示します。

IPv6アドレスの装置は検出対象外です。IPv6アドレスで登録している装置が存在する場合、本機能は実施できません。IPv6アドレスの装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。

SNMPv3を使用する装置は検出対象外です。SNMPv3を使用する装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。

注意

  • 運用管理サーバが直接つながっているサブネット内の装置は、サブネットの指定によらず、自動検出の対象となります。

  • 内部的にSNMPによるブロードキャスト処理を実施するため、対象とするサブネットに対してブロードキャスト処理が通過する環境が必要です。

  • サブネット内の装置の自動検出ができない場合は、「1.1 サポートレベル」を確認してください。「1.1 サポートレベル」に記載されている“「サブネット内検出」に対応していない装置”は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。

  • ETERNUS ディスクアレイでSubordinate CM側のIPアドレスを設定している場合は、当該装置がMain CM側のIPアドレスおよびSubordinate CM側のIPアドレスのどちらも検出されます。「5.2.3 装置の登録」でMain CM側のIPアドレスの装置を指定してください。Subordinate CM側のIPアドレスを指定した場合、アクセスパスを設定できません。

IPアドレス指定による検出
  • Storage Cruiserエージェントを検出する場合

    対象装置のIPアドレスを指定してください。

  • VMware vSphereのVMホストとVMゲストを検出する場合

    VMホストのIPアドレスを指定してください。また、VMホストにログインするときに使用するユーザー名とパスワードを入力してください。

    参考

    • VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。

    • VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストを検出するには、Webコンソールで当該装置に対して[設定の再読み込み]を実施してください。

    注意

    • VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。

    • VMゲストだけを指定して登録することはできません。

  • CFX2000 seriesを検出する場合

    SNMPv1を使用する場合は、ファブリック仮想代表IPおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。
    SNMPv3を使用する場合は、ファブリック仮想代表IPおよびSNMPv3のユーザー名を指定してください。

  • 上記以外の装置を検出する場合

    SNMPv1を使用する場合は、対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティー名を入力してください。
    SNMPv3を使用する場合は、対象装置のIPアドレスおよびSNMPv3のユーザー名を指定してください。

注意

  • ETERNUS DX series, ETERNUS AF オールフラッシュアレイの検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。

    • 装置導入後にETERNUS Web GUIからSNMP環境設定を一度も実施していない場合は、装置のSNMPエージェントが動作していません。「4.3.1 ETERNUS DX series, ETERNUS AF オールフラッシュアレイ」を参照して、SNMP環境設定を実施してください。

    • 装置検出では、Main CM側のIPアドレスを指定してください。Subordinate CM側のIPアドレスを指定して検出・登録した場合、アクセスパスを設定できません。

  • Storage Cruiserエージェントの検索に失敗した場合、Storage Cruiserエージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、Storage Cruiserエージェントを起動してください。

  • Brocadeファイバーチャネルスイッチ、PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレードの検索に失敗した場合、装置側のSNMP MIBの設定を確認してください。詳細は、「4.2.1 Brocadeファイバーチャネルスイッチ」の「SNMP-MIB設定」を参照してください。