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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能運用ガイド

B.4 出力範囲を指定した場合のページ数

List Managerでは、List Manager帳票出力インタフェースを利用する場合のみ、出力するページの範囲(「開始ページ」または「終了ページ」)をユーザアプリケーションで指定できます。

このため、List Manager帳票出力インタフェースの利用時は、出力するページの範囲をユーザアプアリケーションで指定したかどうかによって、「帳票の総ページ数」の扱われ方が異なります。

ポイント

COBOLアプリケーション連携機能、またはホスト帳票連携機能を利用する場合、ユーザアプリケーションでページ範囲を指定することはできません(帳票全体のページが出力されます)。
ただし、操作画面や運用コマンドなどで、出力時に、出力するページの範囲を指定して帳票を出力することはできます。出力時に出力するページの範囲を指定しない場合、帳票全体のページが出力されます。

ユーザアプリケーションで、出力するページの範囲を指定した場合

出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定した場合、帳票全体のページが登録され、指定した範囲のページが「帳票の総ページ数」として扱われます。

また、帳票一覧画面、運用コマンド、または帳票管理Javaインタフェースから帳票を出力する場合、帳票全体のページを出力しても、「帳票の総ページ数」の値は更新されません。このため、ユーザアプリケーションで帳票出力時に指定したページ範囲外を指定した場合、「出力完了ページ数」および「出力ページ数」が、「帳票の総ページ数」より大きな値になることがあります。

帳票一覧画面、運用コマンド、帳票管理Javaインタフェースでのページの指定方法について

出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定した場合、帳票一覧画面、運用コマンド、または帳票管理Javaインタフェースでのページ指定は、帳票全体のページに対するページ指定となります。

帳票一覧画面、運用コマンド、帳票管理Javaインタフェースで帳票を出力する場合、出力するページを以下のように指定してください。

  • ユーザアプリケーションで指定した範囲と同じ範囲のページをすべて出力する場合
    出力するページの範囲を指定せずに、そのまま再出力してください。

  • ユーザアプリケーションで指定した範囲と異なる範囲のページを出力する場合
    帳票全体のページに対し、出力するページの範囲を指定して、再出力してください。


以下に、帳票全体のページが「100」ページの帳票に対し、出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定した場合のページ数の例を示します。

ユーザアプリケーションで出力範囲を指定した場合のページ数

ユーザアプリケーションからの出力時

帳票一覧画面/運用コマンド/帳票管理Javaインタフェースからの出力時

帳票作成後の出力指定

出力ページの指定

(開始ページ~終了ページ)

実際に出力されるページ

出力完了ページ数/出力ページ数(帳票の総ページ数)(*1)

出力ページの指定

(開始ページ~終了ページ)

実際に出力されるページ

出力完了ページ数/出力ページ数(帳票の総ページ数)(*1)

帳票作成後、すぐに出力する

指定する(*2)

(21~ 50)

帳票全体のページのうち、指定した範囲(21~50)

30/30(30)

指定しない(*3)

ユーザアプリケーションで指定した範囲
(21~50)

30/30(30)

指定する(*4)
(1~20)

帳票全体のページのうち、該当するページ
(1~20)

20/20(30)

指定する(*4)
(1~100)

帳票全体のページのうち、該当するページ
(1~100)

100/100(30)

帳票作成後、すぐに出力する

指定する(*2)

(21~ 50)

帳票全体のページのうち、指定した範囲(21~50)

30/30(30)

指定する(*4)
(1~__)
(省略(*5))

帳票全体のページのうち、1ページから、ユーザアプリケーションで指定した終了ページまで
(1~50)

50/50 (30)

指定する(*4)
(__~100)
(省略(*5)
(*6))

帳票全体のページのうち、ユーザアプリケーションで指定した開始ぺージから、100ページまで(21~100)

80/80 (30)

帳票作成後、すぐに出力しない
(登録のみ)

指定する(*2)

(21~ 50)

出力されない

値なし

指定しない(*3)

ユーザアプリケーションで指定した範囲
(21~50)

30/30(30)

指定する(*4)
(1~20)

帳票全体のページのうち、該当するページ
(1~20)

20/20

指定する(*4)
(1~100)

帳票全体のページのうち、該当するページ
(1~100)

100/100

指定する(*4)
(1~__)
(省略(*5))

帳票全体のページのうち、1ページから、ユーザアプリケーションで指定した終了ページまで
(1~50)

50/50

指定する(*4)
(__~100)
(省略(*5)
(*6))

帳票全体のページのうち、ユーザアプリケーションで指定した開始ぺージから、100ページまで(21~100)

80/80

*1:
帳票一覧画面/詳細表示画面の表示、運用コマンドでの帳票の一覧表示、帳票管理Javaインタフェースの戻り値を示します。
また、表中のページ数の表示形式は、帳票一覧画面の場合を例にして記載しています。それぞれのページ数の確認方法は以下を参照してください。
⇒“B.2 ページ数の確認方法と表示形式

*2:
出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定した場合、指定した範囲が「帳票の総ページ数」として扱われます。

*3:
出力するページの範囲を指定しない場合、ユーザアプリケーションで指定した範囲のページのみ出力されます。

*4:
出力範囲を指定した場合、帳票全体のページに対してページ指定されたとみなされ、帳票全体のページのうち指定した範囲のページが出力されます。出力するページの指定方法によっては、ユーザアプリケーションで指定した範囲外のページを出力することもできます。
なお、このとき、帳票の総ページ数は更新されません。

*5:
帳票管理Javaインタフェースでは、開始ページおよび終了ページは省略できません。表中の「省略」は、「0」を指定した場合を示します。

*6:
帳票一覧画面の出力画面では、開始ページの指定は省略できません。

ユーザアプリケーションで、出力するページの範囲を指定しない場合

出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定しない場合、帳票全体のページが「帳票の総ページ数」として扱われます。

以下に、帳票全体のページが「100」ページの帳票に対し、出力するページの範囲をユーザアプリケーションで指定しない場合のページ数の例を示します。

ユーザアプリケーションで出力範囲を指定しない場合のページ数

ユーザアプリケーションからの出力時

帳票一覧画面/運用コマンド/帳票管理Javaインタフェースからの出力時

帳票作成後の
出力指定

実際に出力されるページ

出力完了ページ数/出力ページ数(帳票の総ページ数)(*1)

出力ページの指定

(開始ページ~終了ページ)

実際に出力されるページ

出力完了ページ数/出力ページ数(帳票の総ページ数)(*1)

帳票作成後、
すぐに出力する

帳票全体のページ(1~100)

100/100(100)

指定しない(*2)

帳票全体のページ(1~100)

100/100(100)

指定する
(1~20)

帳票全体のページのうち、該当するページ(1~20)

20/20(100)

指定する
(1~100)

帳票全体のページ(1~100)

100/100(100)

指定する
(1~__)
(省略(*3))

指定する
(__~100)
(省略(*3)(*4))

帳票作成後、
すぐに出力しない
(登録のみ)

出力されない

値なし

指定しない(*2)

帳票全体のページ(1~100)

100/100(100)

指定する
(1~20)

帳票全体のページのうち、該当するページ(1~20)

20/20

指定する
(1~100)

帳票全体のページ(1~100)

100/100

指定する
(1~__)
(省略(*3))

指定する
(__~100)
(省略(*3)(*4))

*1:
帳票一覧画面/詳細表示画面の表示、運用コマンドでの帳票の一覧表示、帳票管理Javaインタフェースの戻り値を示します。
また、表中のページ数の表示形式は、帳票一覧画面の場合を例にして記載しています。それぞれのページ数の確認方法については、以下を参照してください。
⇒“B.2 ページ数の確認方法と表示形式

*2:
出力するページの範囲を指定しない場合、ユーザアプリケーションで指定した範囲のページのみ出力されます。

*3:
帳票管理Javaインタフェースでは、開始ページおよび終了ページは省略できません。表中の「省略」は、「0」を指定した場合を示します。

*4:
帳票一覧画面の出力画面では、開始ページの指定は省略できません。