帳票のページ数のカウント方法について説明します。
●List Manager帳票出力インタフェース/COBOLアプリケーション連携機能利用時
List Managerでは、帳票を印刷する場合、以下の帳票出力サーバで帳票を出力したときに作成されるデータ(スプールデータ)をもとに、帳票のページ数をカウントしています。
List Works Print Agentをインストールした帳票出力サーバ
List Works WorkstationとPrint Managerをインストールした帳票出力サーバ
したがって、以下の場合、スプールデータが作成されないため、帳票のページ数はカウントされません。このため、帳票一覧画面/詳細表示画面にページ数は表示されません。また、運用コマンドでの帳票の一覧表示時、および帳票管理Javaインタフェースの戻り値は「0」となります。
Web手元印刷型(PDFファイル、OWFファイル)で運用する場合
帳票配信型で、電子保存(Interstage List Manager互換のための機能)またはPDFファイル保存を行う場合
また、以下の帳票は、ページ数はカウントされていませんが、一度、帳票の出力が完了すれば、スプールデータが作成され、ページ数がカウントされます。ページ数がカウントされると、帳票一覧画面/詳細表示画面の表示、運用コマンドでの帳票の一覧表示、および帳票管理Javaインタフェースの戻り値に反映されます。
List Managerへの登録のみ行った帳票(出力状態が「登録」の帳票)
帳票作成後の出力指定が「帳票作成後、すぐに出力しない」となっていて、List Managerに帳票を作成しただけで一度も出力していない場合、スプールデータが作成されていないため、ページ数はカウントされません。
登録後、帳票の出力が完了すれば、ページ数はカウントされます。ただし、出力時に、出力するページの範囲を指定した場合、帳票の総ページ数はカウントされません。
出力状態が「出力エラー」「応答待ち」「出力中」「出力待ち」「出力保留」「出力済」以外の場合で、かつ、過去に一度も出力が完了していない帳票
過去に一度も出力を完了していないとき、スプールデータが作成されていないため、ページ数はカウントされません。
複写/移動された帳票(「複写/移動と同時に出力」を指定しない場合)
帳票の複写/移動時、スプールデータは作成されないため、ページ数はカウントされません。
なお、帳票の総ページ数が複写元/移動元の帳票に設定されていた場合のみ、複写先/移動先の帳票にその値が引き継がれて設定されます。
一度、帳票を出力すれば、出力先のデバイス(プリンタ)に合った正しいページ数でカウントされます。
論理あて先の出力先切り替えによって、出力先が変更された帳票
出力先の切り替え時、スプールデータは作成されないため、ページ数はカウントされません。
なお、出力先の切り替え時は、切り替え前のページ数がそのまま引き継がれて設定されます。
一度、帳票を出力すれば、出力先のデバイス(プリンタ)に合った正しいページ数でカウントされます。
●ホスト帳票連携機能利用時
ホスト帳票連携機能の利用時、帳票を登録するタイミングで「帳票の総ページ数」がカウントされ、List Manager管理データベースに登録されます。このため、帳票の出力が完了していなくても、「帳票の総ページ数」については、表示/取得することができます。
注意
List Managerに帳票を登録後、「帳票の総ページ数」は更新されません。
なお、「出力ページ数」および「出力完了ページ数」は、帳票のスプールデータをもとにカウントしています。したがって、一度、帳票の出力を完了すれば、スプールデータが作成され、ページ数がカウントされるようになります。ページ数がカウントされると、帳票一覧画面/詳細表示画面の表示、運用コマンドでの帳票の一覧表示、および帳票管理Javaインタフェースの戻り値に反映されます。
以下の機能を利用して出力する場合のページ数について、留意事項を示します。
セパレータの出力について
セパレータを出力する運用を行っている場合は、セパレータを含んだページ数でカウントされます。
帳票の再出力時は、セパレータのページを考慮した指定を行う必要があります。
APSで複数のオーバレイや複写の指定をしている場合
ページに対し、複数のオーバレイを指定した場合、および出力属性として「複写」の指定をしている場合、複写が行われていない状態のページ数が「帳票の総ページ数」としてカウントされます。
そのため、出力範囲(ページ)を指定して再出力する場合は、複写が行われていない状態のページ数で指定してください。
なお、プレビューでは複写が行われていない状態のページが表示されます。プレビューで表示されるページ番号で出力範囲を指定することができます。
APSの機能の詳細については、APSに添付のマニュアルを参照してください。