出力方法を「印刷」から「PDFファイル保存」に変更する場合を例に挙げて説明します。
●運用変更の概要
変更前、帳票(1)を拠点Aから印刷していました。
変更後、帳票(1)をPDFファイル化するため、帳票(1)を拠点AにPDFファイル保存するように変更します。出力方法を「印刷」から「PDFファイル保存」に変更するには、出力方法が「PDFファイル保存」の論理デバイス「ldev2」を定義して、帳票(1)の論理あて先「ld1」に接続している論理デバイスを「ldev1」から「ldev2」に切り替えます。
以下の図では、出力方法を変更する場合の運用変更の概要について示します。
●運用の変更手順
以下に、出力方法を変更する場合の運用を変更する手順を示します。
ここでは、帳票管理サーバの環境設定コマンドおよび運用コマンドを使用して操作する場合を例に挙げて説明します。
出力方法「PDFファイル保存」、通信対象コンピュータ名「outputsrv」、出力フォルダ「c:\work\pdf」の論理デバイス「ldev2」を定義します。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmedtdev -a ldev2 -outputmethod 3 -hostname outputsrv -outputfolder "c:\work\pdf"
論理あて先「ld1」を停止します。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmoprld -e ld1
帳票(1)の論理あて先「ld1」に接続している論理デバイスを「ldev1」から「ldev2」に切り替えます。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmchgdev -ld ld1 -ldevice ldev2
論理あて先「ld1」を起動します。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmoprld -s ld1
⇒帳票(1)は拠点Aの出力フォルダ「c:\work\pdf」にPDFファイル保存されます。