拠点Aと拠点Bの2つの拠点を、拠点Aに統合する場合を例に挙げて説明します。
●運用変更の概要
統合前、帳票(1)は拠点Aから出力し、帳票(2)は拠点Bから出力していました。
統合後、拠点Bが廃止になったため、帳票(2)は拠点Aから出力するように変更します。拠点Aに出力先を変更するには、帳票(2)の論理あて先「ld2」に接続している論理デバイスを「ldev2」から「ldev1」に切り替えます。
以下の図では、拠点を統廃合する場合の運用変更の概要について示します。
●運用の変更手順
以下に、拠点を統廃合する場合の運用を変更する手順を示します。
ここでは、帳票管理サーバの運用コマンドを使用して操作する場合を例に挙げて説明します。
論理あて先「ld2」を停止します。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmoprld -e ld2
帳票(2)の論理あて先「ld2」に接続している論理デバイスを「ldev2」から「ldev1」に切り替えます。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmchgdev -Id ld2 -ldevice ldev1
論理あて先「ld2」を起動します。
以下に、コマンド実行例を示します。
lmoprld -s ld2
⇒帳票(2)は拠点Aから出力されます。