帳票の出力を帳票出力サーバで保留にして、まとめて出力する方法について説明します。
帳票単位で、帳票の出力を保留できます。
帳票単位で出力処理を保留できるのは、以下の場合のみです。
出力方法が「印刷」で、List Works Print Agentをインストールした帳票出力サーバに帳票を配信する場合
出力方法が「印刷」で、List Works WorkstationとPrint Managerをインストールした帳票出力サーバに帳票を配信する場合
●帳票出力を保留するには
帳票出力サーバで帳票単位に帳票出力を保留するには、ユーザアプリケーションで出力開始時の動作モードに「保留する」を指定します。
出力開始時の動作モードは、以下のいずれかで指定します。
List Manager帳票出力インタフェースを利用する場合
prprintコマンドの-atprtmodeオプション
以下のコマンドでprprintコマンドを指定する場合も含みます。
prputexコマンドの-zオプション
JavaインタフェースのPrintPropertiesクラスのsetPropertyメソッドのID_PRTMODEキー
.NETインタフェースのPrintPropertiesクラスのPrtModeメソッド
帳票定義情報での指定(List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード)
COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合
印刷属性ファイルのprintmodeキーワード
●帳票出力の保留/保留解除の例
バッチ業務などで夜間に帳票を生成し、翌日に帳票を出力する場合の例について説明します。
バッチ業務アプリケーションで出力開始時の動作モードに「保留する」を指定し、帳票出力サーバで帳票の出力保留を行います。このとき、帳票一覧画面で帳票の出力状態は「出力保留」となります。翌日、帳票一覧画面や帳票管理サーバの運用コマンドで、「帳票の出力」を指示すると、帳票の出力が開始されます。
帳票の出力状態については、以下を参照してください。
⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)”
以下に、帳票出力サーバで帳票を出力保留にする場合の操作の流れについて示します。
バッチ業務アプリケーションで出力開始時の動作モードに「保留する」を指定します。
夜間に、帳票管理サーバ上のバッチ業務アプリケーションを実行します。
⇒帳票出力サーバ上で帳票の出力保留が行われます。
翌日に、帳票一覧画面や帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)で、帳票の出力を指示します。
帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)で帳票を出力する方法については、以下を参照してください。
⇒“6.2.5.1 lmoprprintコマンド”
注意
帳票の出力を帳票出力サーバで保留にする場合、帳票出力サーバのList Manager Agentのサービスを起動しておく必要があります。