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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

9.1.8 クラスタアプリケーションの動作確認

構築したクラスタアプリケーションの動作確認を行います。

Interstage Application Serverにおいて異常が発生した場合に、クラスタシステムの切り替えが発生することを確認します。

  1. Interstage Application Serverの動作確認

  2. クラスタシステムの動作確認


9.1.8.1 Interstage Application Serverの動作確認

Interstage Application Serverの動作確認は、以下の手順で行います。

=操作手順=
  1. 運用ノードにおいて、"ps -ef"コマンドを実行し、manage プロセスのプロセスIDを特定します。

    以下にコマンド実行例を示します。以下の場合、プロセスIDは2795になります。

    # ps -ef | grep /opt/FSUNtd/lib/manage
        root  2795  2793   0 00:00:00 ?           0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage default standby
  2. 手順1で特定したプロセスに対して"kill -9"コマンドを実行し、シグナルを送信します。

    プロセスIDが2795のプロセスに対するコマンド実行例を、以下に示します。

    # kill -9 2795

    なお、killコマンドで送るシグナルは、必ず"-9"を指定してください。

  3. PRIMECLUSTERのCluster Admin画面で、ノードの切り替え(フェールオーバー)が発生していることを確認します。


9.1.8.2 クラスタシステムの動作確認

PCMIサービスがダウンした場合のクラスタシステムの動作確認は、以下の手順で行います。

=操作手順=
  1. 運用ノードで「jps」コマンドを実行し、PCMIサービスのjavaプロセスのプロセスIDを特定します。

    コマンドの形式

    # /opt/FJSViaps/openjdk/jdk8/bin/jps -v | grep PcmiMain | grep [運用資産格納ディレクトリー]/pcmi

    以下に、運用資産格納ディレクトリーが/var/opt/FJSViaps/glassfish5の場合の実行例を示します。

    この場合、PCMIサービスのjavaプロセスのプロセスIDは3856です。

    # /opt/FJSViaps/openjdk/jdk8/bin/jps -v | grep PcmiMain | grep /var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi
    3856 PcmiMain -Xmx128m -XX:+UnlockDiagnosticVMOptions -XX:+LogVMOutput -XX:LogFile=/var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi/trace/jvm.log
  2. 手順1で特定したプロセスに対して"kill -9"コマンドを実行し、シグナルを送信します。

    プロセスIDが3856のプロセスに対するコマンド実行例を、以下に示します。

    # kill -9 3856

    なお、killコマンドで送るシグナルは、必ず"-9"を指定してください。

  3. PRIMECLUSTERのCluster Admin画面で、ノードの切り替え(フェールオーバー)が発生していることを確認します。


Interstage HTTP Server 2.4において異常が発生した場合のクラスタシステムの動作確認は、以下の手順で行います。

=操作手順=
  1. 運用ノードにおいて、以下のコマンドでプロセスを終了します。

    # kill -9 `cat /opt/FJSVahs/logs/httpd.pid`  
  2. PRIMECLUSTERのCluster Admin画面で、ノードの切り替え(フェールオーバー)が発生していることを確認します。