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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

5.2.2 Interstage Application Serverの環境設定(運用ノード側)

運用ノードでInterstage Application Serverの環境設定を行います。

以下の手順に従って、設定します。

  1. Interstage Application Serverの初期化

  2. Webアプリケーションサーバの環境構築

  3. Interstage Application Server自動起動設定の無効化

5.2.2.1 Interstage Application Serverの初期化

スクリプト(lminitIS.bat)を使用して、Interstage Application Serverを初期化します。

スクリプトは、以下に格納されています。

(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\Manager\setup\cluster

lminitIS.bat スクリプト

注意

スクリプトの実行は、Administrators権限で行ってください。

[機能]

Interstage Application Serverを初期化します。

[記述形式]

スクリプトの記述形式を示します。オプションは、半角空白で区切って指定します。

[ ] は、指定を省略できることを示します。

{ } は、複数項目の中から1項目のみ指定できることを示します。

| は、複数項目の中から1項目のみ指定する項目を示します。

lminitIS.bat <ip-address> <host-name> {node1|node2} {javaee|j2ee} [<javaee-commondir>]
[説明]

オプションについて説明します。

<ip-address>

クライアントアクセスポイントのIPアドレスを指定します。

クライアントアクセスポイントのIPアドレスについては、以下を参照してください。
⇒“2.4 クラスタシステムのグループの登録

注意

IPアドレスの妥当性は、チェックされません。

<host-name>

クライアントアクセスポイントのネットワーク名を指定します。英字から始まる半角英数字の文字列を指定します。

クライアントアクセスポイントのネットワーク名については、以下を参照してください。
⇒“2.4 クラスタシステムのグループの登録

注意

ネットワーク名の妥当性は、チェックされません。

{node1|node2}

ノード種別を指定します。

運用ノードの場合は「node1」、待機ノードの場合は「node2」を指定します。

{javaee|j2ee}

Servlet実行環境を指定します。

Java EE(Servlet)の場合は「javaee」、Tomcat(Servlet)の場合は「j2ee」を指定します。

<javaee-commondir>

Java EE共通ディレクトリのパスを指定します。省略可能です。

省略した場合、「Interstageのインストール先フォルダ\F3FMisjee\var」が使用されます。

[復帰値]

復帰値

意味

0

正常終了

1

異常終了


以下の手順に従って、Interstage Application Serverを初期化します。

操作手順

  1. スクリプト(lminitIS.bat)を実行します。

    List Worksのインストール先フォルダは「C:\ListWORKS」、IPアドレスは「192.168.0.3」、ネットワーク名は「lm079」を使用する場合の例を示します。

    C:\ListWORKS\Listmanager\Manager\setup\cluster\lminitIS.bat 192.168.0.3 lm079 node1 j2ee

    注意

    スクリプトの実行は、Administrators権限で行ってください。

  2. 「Interstageの初期化を実行しますか? (default:n) [y/n] 」に対し、「y」を入力して「Enter」キーを押します。

  3. 「Interstageの初期化が完了しました。」のメッセージが出力されることを確認します。

    「Interstageの初期化が完了しませんでした。ログファイルのエラーメッセージを参照してください。」のメッセージが出力された場合は、以下のことを確認してください。

    • Interstage Application Serverが正常にインストールされている

    • ログファイル(lminitIS.log)に出力されているエラーメッセージ
      (ログファイルは、スクリプトの実行カレントフォルダに出力されます。)

5.2.2.2 Webアプリケーションサーバの環境構築

Webアプリケーションサーバの環境構築を行います。

Webアプリケーションサーバの環境構築については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

注意

Webアプリケーションサーバの環境構築スクリプト(createWU.bat)に、以下のオプションを指定してください。

「-j j2ee -w no」

5.2.2.3 Interstage Application Server自動起動設定の無効化

マシンを起動すると、Interstage Application Serverを構成するサービスが、自動的に起動されます。

クラスタ環境では、マシンを起動するときにクラスタ製品によってInterstage Application Serverが起動されるため、Interstage Application Serverの自動起動設定を無効化する必要があります。

Interstage Application Server自動起動設定の無効化については、以下を参照してください。
⇒“5.1.2.3 Interstage Application Server自動起動設定の無効化