運用ノードでInterstage Application Serverの環境設定を行います。
以下の手順に従って、設定します。
Interstage Application Serverの初期化
Webアプリケーションサーバの環境構築
Interstage Application Server自動起動設定の無効化
スクリプト(lminitIS.bat)を使用して、Interstage Application Serverを初期化します。
スクリプトは、以下に格納されています。
(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\Manager\setup\cluster
lminitIS.bat スクリプト
注意
スクリプトの実行は、Administrators権限で行ってください。
Interstage Application Serverを初期化します。
スクリプトの記述形式を示します。オプションは、半角空白で区切って指定します。
[ ] は、指定を省略できることを示します。
{ } は、複数項目の中から1項目のみ指定できることを示します。
| は、複数項目の中から1項目のみ指定する項目を示します。
lminitIS.bat <ip-address> <host-name> {node1|node2} {javaee|j2ee} [<javaee-commondir>]
オプションについて説明します。
クライアントアクセスポイントのIPアドレスを指定します。
クライアントアクセスポイントのIPアドレスについては、以下を参照してください。
⇒“2.4 クラスタシステムのグループの登録”
注意
IPアドレスの妥当性は、チェックされません。
クライアントアクセスポイントのネットワーク名を指定します。英字から始まる半角英数字の文字列を指定します。
クライアントアクセスポイントのネットワーク名については、以下を参照してください。
⇒“2.4 クラスタシステムのグループの登録”
注意
ネットワーク名の妥当性は、チェックされません。
ノード種別を指定します。
運用ノードの場合は「node1」、待機ノードの場合は「node2」を指定します。
Servlet実行環境を指定します。
Java EE(Servlet)の場合は「javaee」、Tomcat(Servlet)の場合は「j2ee」を指定します。
Java EE共通ディレクトリのパスを指定します。省略可能です。
省略した場合、「Interstageのインストール先フォルダ\F3FMisjee\var」が使用されます。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
以下の手順に従って、Interstage Application Serverを初期化します。
=操作手順=
スクリプト(lminitIS.bat)を実行します。
List Worksのインストール先フォルダは「C:\ListWORKS」、IPアドレスは「192.168.0.3」、ネットワーク名は「lm079」を使用する場合の例を示します。
C:\ListWORKS\Listmanager\Manager\setup\cluster\lminitIS.bat 192.168.0.3 lm079 node1 javaee
注意
スクリプトの実行は、Administrators権限で行ってください。
「Interstageの初期化を実行しますか? (default:n) [y/n] 」に対し、「y」を入力して「Enter」キーを押します。
「Interstageの初期化が完了しました。」のメッセージが出力されることを確認します。
「Interstageの初期化が完了しませんでした。ログファイルのエラーメッセージを参照してください。」のメッセージが出力された場合は、以下のことを確認してください。
Interstage Application Serverが正常にインストールされている
ログファイル(lminitIS.log)に出力されているエラーメッセージ
(ログファイルは、スクリプトの実行カレントフォルダに出力されます。)
Webアプリケーションサーバの環境構築を行います。
Webアプリケーションサーバの環境構築については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
注意
Web アプリケーションサーバの環境構築スクリプト(createWU.bat)に、以下のオプションを指定してください。
「-j javaee」
マシンを起動すると、Interstage Application Serverを構成するサービスが、自動的に起動されます。
クラスタ環境では、マシンを起動するときにクラスタ製品によってInterstage Application Serverが起動されるため、Interstage Application Serverの自動起動設定を無効化する必要があります。
以下のサービスの「スタートアップの種類」を確認し、「自動」が設定されている場合は「手動」に変更します。また、サービスの状態を確認し、「開始」している場合には、サービスを停止します。
INTERSTAGE
OD_start
ObjectTransactionService
FJapache
Interstage HTTP Server(Webサーバ名)
注) Interstage HTTP Serverにおいて複数Webサーバを運用している場合に登録されます。
Interstage Directory Service(リポジトリ名)
注) リポジトリを作成した場合に登録されます。
Interstage Java EE DAS
Interstage Java EE Node Agent
Interstage Message Queue Broker
注意
Interstage Application Serverをインストールするときに選択した機能に応じて、上記サービスが存在しない場合があります。存在しないサービスは、対処不要です。