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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

4.7.2 帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定

各ノードで、帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定を行います。

環境設定ファイルとは、List Manager管理データベースとして使用するデータベースの種別や帳票格納フォルダの設定など、List Managerを運用するために必要な環境について設定したファイルです。

注意

帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定は、Administrators権限で行ってください。

4.7.2.1 帳票管理サーバの環境設定ファイルの編集

帳票管理サーバの環境設定ファイルでは、List Managerの運用条件および動作環境に合わせて、キーおよびその値を指定します。

記述形式は、「キー=設定値」です。テキストエディタなどで編集して設定してください。

なお、環境設定ファイルには初期値として設定例が記載されていますが、行頭すべてに「#」があり、コメント行となっています。設定値を有効にするには、コメントの「#」を削除し、キーの値を見直してください。また、設定が必須のキーは必ず指定してください。


帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下のファイルです。

(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager\conf\listmanager.conf

帳票管理サーバの環境設定ファイルは、Shift-JISコード系の文字コードで記述します。

注意

  • 帳票管理サーバの環境設定ファイルの内容を変更する場合は、List Managerを停止してから行ってください。帳票管理サーバの環境設定ファイルの変更内容は、List Managerの開始後から有効となります。

  • List Managerの操作画面/帳票ブラウザを使用している場合、帳票管理サーバの環境設定ファイルを変更したときは、ワークユニットを再起動してください。

4.7.2.2 帳票管理サーバの環境設定ファイルのキー一覧

帳票管理サーバの環境設定ファイルは、List Managerの動作環境を設定するファイルです。

このファイルで設定された内容でList Managerが動作します。

以下に、帳票管理サーバの環境設定ファイルのキーおよび設定値について説明します。

帳票管理サーバの環境設定ファイルのキー一覧

分類

キー名

キーの設定内容(設定値)

初期値

データベース情報

DBCharCode(指定必須)

List Manager 管理データベースの文字コード系を指定します。

SJIS:

Shift-JISコード系

UTF-8:

UNICODE(UTF8)コード系

文字コード系は、List Manager 管理データベースの種類により、以下の内容を指定します。

  • List Manager管理データベースにSymfowareを使用する場合

    Symfowareをインストールしたときの、OSのデフォルトロケールを指定します。

  • List Manager管理データベースにOracleを使用する場合

    データベースの作成時に指定したキャラクタ・セットと合致する文字コード系を指定します。

SJIS

DBTypeName(指定必須)

List Manager管理データベースとして使用するデータベースの種別を指定します。

0:

Oracle

1:

Symfoware

0

DBServiceName(指定必須)

使用するデータベースサービス名を指定します。

  • List Manager管理データベースにSymfowareを使用する場合

    以下のいずれかを指定します。

    LISTMGR:

    帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合

    LMSQLSV:

    帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合

  • List Manager管理データベースにOracleを使用する場合

    「LISTMGR」を指定します。

LISTMGR

DBOracleVersion

帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合は、Oracle Serverのバージョンを指定します。帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを別マシンで運用する場合は、Oracle Clientのバージョンを指定します。

2:

Oracle 11g

2

通信情報

MyHostName

List ManagerがIPv4通信する場合に、引継ぎIPアドレスとして設定したホスト名またはIPアドレス(IPv4形式)を、100バイト以内の文字列で指定します。

複数のLANカードを持つコンピュータの場合に、帳票出力サーバから帳票管理サーバへの通信先を指定します。複数のLANカードを持つコンピュータで、かつIPv4通信する場合には、指定必須です。

なし

MyHostNameIPv6

List ManagerがIPv6通信する場合に、引継ぎIPアドレスとして設定したホスト名またはIPアドレス(IPv6形式)を、100バイト以内の文字列で指定します。

複数のLAN カードを持つコンピュータの場合に、帳票出力サーバから帳票管理サーバへの通信先を指定します。複数のLANカードを持つコンピュータで、かつIPv6通信する場合には、指定必須です。

なし

資源格納先情報

DataFileDir(*1)

List Managerが、帳票を配信・出力するために内部的に生成するファイル(帳票データファイルなど)の格納フォルダを指定します。

4.6 共用ディスクにフォルダを作成する”で作成した帳票データファイルの格納先フォルダをフルパスで指定してください。

  例:D:\lstm\datafiledir

指定先のフォルダには、以下のユーザが読み取り/書き込み/アクセスできる権限を設定してください。

  • List Managerで帳票出力を行うユーザアプリケーションの実行ユーザ

  • List Managerのサービスを起動するユーザ(システム管理者)

なお、フォルダ配下に作成される帳票データファイルには、帳票に出力される情報が含まれるので、運用に応じて適切な権限を設定してください。

オンラインバックアップ機能を無効にする場合(DataFileTypeキーに「FILE」を指定する場合)、このキーの指定は必須です。

オンラインバックアップ機能を利用する場合、帳票データファイルはList Manager管理データベースに格納される(このキーで指定したフォルダに格納されない)ため、このキーを指定する必要はありません。

なし

資源格納先情報

(List Creatorの帳票を出力する場合)

LmlcFormDir(*2)

List Creatorの帳票を出力する場合に、帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。

ユーザアプリケーションで帳票格納ディレクトリを指定しない場合、この指定が有効になります。

なし

LmlcMediaDir(*2)

List Creatorの帳票を出力する場合に、帳票管理サーバのメディアデータ格納ディレクトリをフルパスで指定します。

Web手元印刷型(PDFファイル保存時)の運用の場合、ユーザアプリケーションでメディアデータ格納ディレクトリを指定しないとき、この指定が有効になります。

なし

LmlcWorkDir(*2)

List Creatorの帳票を出力する場合に使用する帳票管理サーバの作業フォルダを、フルパスで指定します。

必ず、各帳票管理サーバのローカルフォルダを指定してください。

なし

LmBarcodeAdjust(*2)

バーコードの読み取りを補正する場合、バーコード補正情報ファイルのパスをフルパスで指定します。

バーコード補正情報ファイルについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”を参照してください。

なし

資源格納先情報

(COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合)

LmcbMedDir(*2)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合に、帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。

複数の帳票格納ディレクトリを指定する場合、帳票格納ディレクトリを「セミコロン(;)」で区切り指定します。

プリンタ情報ファイルのMEDDIRキーワードに帳票格納ディレクトリを指定した場合、このキーの指定は無効になります。

ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントフォルダ

LmcbOvdDir(*2)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合に、帳票管理サーバのオーバレイ格納ディレクトリをフルパスで指定します。

複数のオーバレイ格納ディレクトリを指定する場合、オーバレイ格納ディレクトリを「セミコロン(;)」で区切り指定します。

プリンタ情報ファイルのOVLPDIRキーワードにオーバレイ格納ディレクトリを指定した場合、このキーの指定は無効になります。

ユーザアプリケーションを実行したときの実行ユーザのカレントフォルダ

LmcbMediaDir(*2)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票出力する場合に、帳票管理サーバの組込みメディア格納ディレクトリをフルパスで指定します。

このキーで指定した組込みメディア格納ディレクトリは、List Creatorコネクタ連携型で、帳票管理サーバに配置した組込みメディアを使用して帳票を出力する場合(組込みメディアをアプリケーションサーバから転送しない場合)にのみ有効となります。

複数の組込みメディア格納ディレクトリを指定する場合、組込みメディア格納ディレクトリを「セミコロン(;)」で区切り指定します。

プリンタ情報ファイルのMEDIADIRキーワードに組込みメディア格納ディレクトリを指定した場合、このキーの指定は無効になります。

なし

LmcbWorkDir

COBOLアプリケーション連携機能を利用して登録した帳票をプレビューする場合、使用する帳票管理サーバの作業フォルダをフルパスで指定します。

環境変数TMP またはTEMP に指定したフォルダ

出力制御情報
(List Creatorの帳票を出力する場合)

LmlcFormManageMode
(*3)(*4)(*5)

List Creatorの帳票を出力する場合に、帳票定義情報の管理モードを指定します。

帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に使用するかどうかを指定します。

0:

使用しない
帳票登録時に指定したディスク(ファイルシステム)上の帳票定義情報で帳票を出力する
元の帳票定義情報が削除されると、再出力・プレビューできない

1:

使用する
帳票登録時の帳票定義情報をList Managerで管理し、帳票登録時に指定した帳票定義情報で帳票を出力する
元の帳票定義情報が削除されても、再出力・プレビューが可能となる
帳票出力サーバに帳票資源は配置できない


帳票定義情報を更新・削除することが多い場合、「1」を指定してください。「1」を指定すると、帳票定義情報が更新・削除された場合でも、帳票登録時と同じ状態の帳票を生成・出力できます。
ただし、帳票定義情報をList Managerで管理するため、ディスクの使用量が増加します。また、帳票定義情報が帳票管理サーバから帳票出力サーバへ毎回転送されるため、ネットワークの負荷が増加します。

出力後の運用について検討した上で、設定してください。

0

LmlcFormSendMode

(*4)(*6)

List Creatorの帳票を出力する場合に、帳票定義情報の転送モードを指定します。帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報の転送を行うかどうかを指定します。

0:

転送しない
帳票出力サーバに配置済みの帳票定義情報を使用して帳票出力する

1:

転送する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力する
帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を転送し、出力する

2:

更新されている帳票定義情報、および帳票出力サーバに存在しない新規の帳票定義情報のみ転送する


帳票資源を帳票管理サーバ側で一元管理したい場合、「1」または「2」を指定してください。「1」または「2」を指定すると、帳票資源を帳票管理サーバ側で一元管理できるため、帳票資源の管理が容易になります。ただし、データの転送量は増加します。
「0」を指定すると、データの転送量を削減でき、ネットワークの負荷を軽減できます。ただし、帳票資源が分散するため、帳票資源の管理が難しくなります。

帳票資源の管理について検討した上で、設定してください。

2

LmlcAtdigitover(*7)

項目長にデータが収まらない場合、イベントログ/システムログを出力するかどうかを指定します。

0:

出力しない

1:

「エラー」としてイベントログ/システムログに出力し、帳票処理を中断する

2:

帳票を出力し、帳票出力処理終了後に「警告」としてシステムログに出力する


「1」または「2」が指定された場合、以下の条件に該当すると、システムログ/イベントログにメッセージが出力されます。

  • 項目に対する入力データが項目長を超える場合

  • 項目に指定された演算の演算結果が項目長を超える場合

項目長にデータが収まらない場合の動作の留意事項については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“A.1  帳票出力共通の留意事項”を参照してください。

0

LmlcAtterritover

項目のサイズ(領域長)にデータが収まらない場合、イベントログ/システムログを出力するかどうかを指定します。

0:

出力しない

1:

「エラー」としてイベントログ/システムログに出力し、帳票処理を中断する

2:

帳票を出力し、帳票出力処理終了後に「警告」としてイベントログ/システムログに出力する


「1」または「2」が指定された場合、入力データが領域長を超える場合は、システムログ/イベントログにメッセージが出力されます。

領域長にデータが収まらない場合の動作の留意事項については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“A.1  帳票出力共通の留意事項”を参照してください。

0

出力制御情報
(COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合)

LmcbRscManageMode
(*3)(*5)(*8)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合に、帳票定義情報の管理モードを指定します。帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に使用するかどうかを指定します。

0:

使用しない
帳票登録時に指定したディスク(ファイルシステム)上の帳票定義情報で帳票を出力する
元の帳票定義情報が削除されると、再出力・プレビューできない

1:

使用する
帳票登録時の帳票定義情報をList Managerで管理し、帳票登録時に指定した帳票定義情報で帳票を出力する
元の帳票定義情報が削除されても、再出力・プレビューが可能となる
帳票出力サーバに帳票資源は配置できない


帳票定義情報を更新・削除することが多い場合、「1」を指定してください。「1」を指定すると、帳票定義情報が更新・削除された場合でも、帳票登録時と同じ状態の帳票を生成・出力できます。
ただし、帳票定義情報をList Managerで管理するため、ディスクの使用量が増加します。また、帳票定義情報が帳票管理サーバから帳票出力サーバへ毎回転送されるため、ネットワークの負荷が増加します。

出力後の運用について検討した上で、設定してください。

0

LmcbRscSendMode

(*8)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合に、帳票管理情報の転送モードを指定します。帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報・組込みメディアの転送を行うかどうかを指定します。

0:

転送しない
帳票出力サーバに配置済みの帳票定義情報・組込みメディアを使用して帳票出力する

1:

転送する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報・組込みメディアを使用して帳票出力する
帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を転送し、出力する

2:

更新されている帳票定義情報・組込みメディア、および帳票出力サーバに存在しない新規の帳票定義情報・組込みメディアのみ転送する


帳票資源を帳票管理サーバ側で一元管理したい場合、「1」または「2」を指定してください。
「1」または「2」を指定すると、帳票資源を帳票管理サーバ側で一元管理できるため、帳票資源の管理が容易になります。ただし、データの転送量は増加します。
「0」を指定すると、データの転送量を削減でき、ネットワークの負荷を軽減できます。ただし、帳票資源が分散するため、帳票資源の管理が難しくなります。

帳票資源の管理について検討した上で、設定してください。

2

出力ユーザ情報
(List Creatorの帳票を出力する場合)

OutputUserInfo(*9)

帳票の出力時、帳票の出力者名を帳票に出力するかどうかを指定します。

0:

出力しない
帳票登録後に続けて出力しない場合(帳票登録後に画面や運用コマンドなどから出力する場合)、帳票の出力者名は出力されない
帳票登録後にそのまま続けて出力する場合、帳票登録時に指定したユーザ名が出力される

1:

出力する
帳票登録後に続けて出力しない場合(帳票登録後に画面や運用コマンドなどから出力する場合)、実際に出力操作を行ったユーザのユーザIDが出力される
帳票登録後にそのまま続けて出力する場合、帳票登録時に指定したユーザ名が出力される

0

リカバリ情報

LMRecoveryMode
(指定必須)(*10)

帳票の配信中に帳票管理サーバがダウンした場合、およびネットワーク異常が発生して帳票管理サーバと通信ができなくなった場合、帳票出力サーバに配信処理中の帳票に対して配信処理のリカバリを行うかどうかを指定します。

クラスタ運用を行う場合、必ず「1」を指定してください。

0:

行わない
帳票の配信処理中に異常が発生した場合、リカバリ処理は行われず、帳票の出力は失敗する

1:

行う
待機ノードに対してリカバリ処理が行われる

MyHostNameキーまたはMyHostNameIPv6キー(引継ぎIPアドレスで設定したホスト名またはIPアドレス)に指定されたホスト名またはIPアドレスに対して、ChangeHostRetryキー(転送要求の送信をリトライする回数)に設定された回数分、配信処理のリトライを行う

0

ChangeHostRetry(*11)

帳票の配信において、帳票管理サーバと帳票出力サーバの通信中に異常が発生した場合、通信を再開するためのリトライ回数を0~10の範囲で指定します。

このキーに「0」を指定した場合、帳票管理サーバと帳票出力サーバの通信中に異常が発生しても、リトライは行われずエラー終了します。

3

DeliveryCheck(*12)

帳票管理サーバの問題で帳票出力サーバに配信されない帳票(帳票配信の対象は出力状態が「配信依頼」、「接続エラー」の帳票)の存在を監視し、配信を再開するかどうかを指定します。

0:

監視しない
帳票配信が続行不可能な異常で停止した場合、配信処理を再開させるためには、手動で論理あて先を再起動する必要がある

1:

監視する
DeliveryTakeOverTimeキー(帳票配信が正常に行われているかを判断する時間)および DeliveryCheckTimeキー(帳票配信が行われていない帳票の存在を監視する間隔)の設定値にしたがい、配信が再開される

1

DeliveryTakeOverTime(*13)

帳票出力サーバへの帳票配信が正常に行われているか判断する時間(秒)を30~3600の範囲で指定します。

帳票管理サーバで処理に異常が発生し、帳票配信が行われなくなってから、このキーに指定した時間を越えた場合、配信を再開します。

60

DeliveryCheckTime(*13)

帳票管理サーバで処理に異常が発生し、帳票配信が行われていない帳票の存在を監視する間隔(秒)を30~3600の範囲で指定します。

60

LMWatch

List Managerのサービスの起動状態の監視を行うかどうかを指定します。

クラスタ運用では、「0」を指定してください。

0:

行わない
監視対象サービスに異常が発生した場合、ログ出力のみ行う

1:

行う
監視対象サービスに異常が発生した場合、ログ出力およびサービスの再起動を行う

0

LMWatchTime(*14)

List Managerのサービスの起動状態の監視間隔(秒)を60~3600の範囲で指定します。

60

帳票出力サーバ情報

ErrorWatchLevel

帳票出力サーバに発生した異常を帳票管理サーバで監視する場合の監視レベルを指定します。

0:

監視しない

1:

帳票管理サーバから配信された配信要求の処理中に発生した異常を監視する

2:

List Works Print Agentの場合、プリンタ出力時に発生した異常を監視する

9:

「1」および「2」を監視する

0

QueSaveMode

Listmanager Agent Serviceが、配信要求をどのタイミングで破棄するかを指定します。

帳票の出力中に、帳票出力サーバで異常が発生した場合、Listmanager Agent Service再起動後、出力中だった帳票を再度出力するかどうかを制御できます。

0:

Listmanager Agent Service再起動後、出力中だった帳票を出力しない

1:

Listmanager Agent Service再起動後、出力中だった帳票を再度出力する

0

データベース情報

DBLoginName

List Manager 管理データベースユーザを指定します。

通常、指定する必要はありません。

lmuser

ConnectPoolMax

データベース接続プーリング数を5~100の範囲で指定します。

List Manager起動時のデータベースに対する事前接続数を指定します。実際には「ここで指定した値×2」の接続を行います。

20

CPRetry(*15)

未使用接続検索リトライ回数を0~12000の範囲で指定します。

ConnectPoolMaxキーで指定した接続プールの空きがない場合に、待ち合わせを行う回数を指定します。

1200

CPRetryInterval(*15)

未使用接続検索リトライ間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

ConnectPoolMaxキーで指定した接続プールの空きがない場合に、この設定値の間隔後に再試行します。

50

DBConnectTrialRetry

データベース接続リトライ回数を1~1000の範囲で指定します。

List Managerのサービス起動時に、List Manager管理データベースとの接続確認を行う回数を指定します。

以下の計算式で示される時間(ミリ秒)内に、List Manager 管理データベースとの接続が確認できない場合、List Managerのサービスは起動に失敗します。

(DBConnectTrialRetry で指定した値)×
(DBConnectTrialRetryInterval で指定した値)

List ManagerのサービスとList Manager管理データベースが同時に起動される環境(システム起動時など)で、List Manager管理データベースの起動に時間がかかる場合は、List Manager管理データベースの起動時間に合わせて、このキーの値を変更し、調整してください。

20

DBConnectTrialRetryInterval

データベース接続リトライ間隔(ミリ秒)を10~10000の範囲で指定します。

List Managerのサービス起動時に、List Manager管理データベースとの接続確認を行う間隔を指定します。

List ManagerのサービスとList Manager管理データベースが同時に起動される環境(システム起動時など)で、List Manager管理データベースの起動に時間がかかる場合は、List Manager 管理データベースの起動時間に合わせて、このキーの値を変更し、調整してください。

3000

LMProcessWaitRetry(*16)

List Managerのサービス起動時に、List Managerサービスが起動する子プロセスの起動確認回数を1~1000の範囲で指定します。指定した回数分、起動確認を行っても子プロセスの起動が完了していなかった場合、List Managerのサービスは起動に失敗します。

40

LMProcessWaitRetryInterval(*16)

List Managerのサービス起動時に、List Managerサービスが起動する子プロセスの起動確認間隔(ミリ秒)を10~100000の範囲で指定します。

5000

データベース情報

(データベースカーソル情報)

CursorRetry

カーソル取得リトライ回数を0~600の範囲で指定します。

指定できるデータベースカーソルの上限を超えた場合に、待ち合わせを行う回数を指定します。

データベースのアクセス時に資源不足が頻繁に発生する場合、このキーを調整することで回避できる場合があります。

60

CursorRetryInterval

カーソル取得リトライ間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

指定できるデータベースカーソルの上限を超えた場合に、この設定値の間隔後に再試行します。

データベースのアクセス時に資源不足が頻繁に発生する場合、このキーを調整することで回避できる場合があります。

1000

オンラインバックアップ情報(List Manager 管理データベースがOracleの場合)

DataFileType(*10)(*11)(*23)(*24)

オンラインバックアップ機能の動作モードを指定します。

DB:

オンラインバックアップ機能を有効にする

FILE:

オンラインバックアップ機能を無効にする

FILE

論理デバイス定義情報(ホスト帳票連携する場合)

LmlgEmuDir

ホスト帳票連携する場合に、エミュレーション情報を定義したファイルを格納するフォルダをフルパスで指定します。

4.6 共用ディスクにフォルダを作成する”で作成したエミュレーション情報ファイル格納フォルダをフルパスで指定してください。

例:D:\lstm\lmmi

エミュレーション情報の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”の“6.1.2  エミュレーション情報登録”を参照してください。

なし

LmlgDfnwtrDir

ホスト帳票連携する場合に、DFNWTR情報を定義したファイルを格納するフォルダをフルパスで指定します。

4.6 共用ディスクにフォルダを作成する”で作成したDFNWTR情報ファイル格納フォルダをフルパスで指定してください。

例:D:\lstm\lmmi

DFNWTR情報の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”の“6.1.3 DFNWTR情報登録”を参照してください。

なし

通信情報

TcpSvrPortNum

TCP通信で使用するポート番号を1025~65535の範囲で指定します。

帳票出力サーバの環境設定ファイルのTcpSvrPortNumキーで指定する「ポート番号」と合わせてください。

範囲外の値を指定すると、初期値となります。

3767

TcpTimeout(*15)

TCP通信タイムアウト時間(秒)を指定します。

TCP通信タイムアウト時間とは、帳票出力サーバとの通信で、帳票出力サーバの負荷やネットワークの状態などにより、一定時間の間データの送信または受信ができなかった場合のタイムアウト時間(秒)です。

0:

無制限とする

1~3600:

タイムアウト時間を指定する

300

TcpMultiple

帳票出力サーバとの同時接続数を指定します。

0:

無制限とする

1~200:

帳票出力サーバとの同時接続数を指定する


TcpMultipleキーとLmlcMaxConnectionキーで指定した値の合計がConnectPoolMaxキーの値よりも大きいと、「データベースに接続できませんでした。」というエラーが発生する場合があります。

運用環境によって設定条件は異なりますが、TcpMultipleキーとLmlcMaxConnectionキーで指定した値の合計が、ConnectPoolMaxキーで指定した値の5倍を超えないことを目安として調整してください。

50

TcpBindAddress

旧バージョン(Interstage List Manager)との互換機能です。

帳票管理サーバに複数のネットワークインターフェースが存在し、List ManagerがIPv4通信を受け付けるインターフェースを明示的に指定する場合に、必ず指定します。

本キーにはMyHostNameキーで設定したIPアドレス(MyHostNameキーにホスト名を指定している場合は、ホスト名に割り当てられているIPアドレス)を指定します。

なし(すべてのネットワークインターフェースからの通信を受け付けます)

DeliveryRetryTime

帳票を配信する際、電源断やネットワーク異常など、TCP通信に失敗した場合のリトライ間隔(秒)を0以上の数値で指定します。

300

プロセス間通信情報

LmlcMaxConnection

List Managerが帳票の出力や操作などの要求を同時に受け付ける最大数を指定します。

0:

無制限とする

1~200:

要求を同時に受け付ける最大数を指定する


LmlcMaxConnectionキーとTcpMultipleキーで指定した値の合計がConnectPoolMaxキーの値よりも大きいと、「データベースに接続できませんでした。」というエラーが発生する場合があります。

運用環境によって設定条件は異なりますが、LmlcMaxConnectionキーとTcpMultipleキーで指定した値の合計が、ConnectPoolMaxキーで指定した値の5倍を超えないことを目安として調整してください。

50

LmlcConnRetryNum

接続リトライ回数を1~1800の範囲で指定します。

LmlcMaxConnectionキーで指定した最大数を超えた場合に、接続を試みる回数を指定します。

1を指定すると、最大数を超えた場合に接続を試みません。

60

LmlcConnRetryInterval

接続リトライ間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

LmlcMaxConnectionキーで指定した最大数を超えた場合に、この設定値の間隔後に再試行します。

3000

トレースログ情報(*17)

TraceKeepLog

保管するトレースログファイルの数を1~5の範囲で指定します。

1

TraceLogFileSize

トレースログファイルサイズを1メガバイト~2048メガバイトの範囲で指定します。

指定したサイズに達した場合、TraceKeepLogキーで指定したログファイル分だけ保管します。

16

TraceLogLevel

トレースログ出力レベルを指定します。

0:

ログ出力しない

1:

エラーを採取する

2:

処理結果を採取する

3:

詳細情報を採取する

1

監査証跡ログ(操作ログ)情報

OperateLog

監査証跡ログ(操作ログ)を出力するかどうかを指定します。

0:

出力しない

1:

出力する

0

OperateLogFileSize(*18)

監査証跡ログ(操作ログ)ファイルサイズを1メガバイト~2048メガバイトの範囲で指定します。

16

OperateKeepLog(*19)

監査証跡ログ(操作ログ)ファイルを保管する日数を0~3650の範囲で指定します。

指定した期間を過ぎたログファイルは、削除されます。

「0」を指定した場合、無制限に保存されます。

0

OperateLogDir(*20)

監査証跡ログ(操作ログ)ファイルの格納フォルダをフルパスで指定します。

255バイト以内で指定してください。

共用ディスク上に作成したファイルシステムのパスを指定することで、ログファイルの一元管理が可能になります。

ただし、共用ディスク上に作成したファイルシステムのパスを指定する場合、各帳票管理サーバでこのキーに異なるフォルダを指定してください。

(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager¥seclog

OperateLogDirLimit(*21)

監査証跡ログ(操作ログ)ファイルの格納先のディスク空き容量が残り少なくなった場合に、注意を促すメッセージを通知するかどうかを指定します。

0:

通知しない

1~:

通知する
メッセージを通知する基準となるディスク空き容量のサイズをメガバイト単位で指定する
監査証跡ログ(操作ログ)ファイルの格納先のディスク容量がこのキーで指定したサイズ以下になった場合、システムログ/イベントログに注意を促すメッセージが通知される

0

監査証跡ログ(出力ログ)情報

OutputLog

監査証跡ログ(出力ログ)を出力するかどうかを指定します。

0:

出力しない

1:

出力する

0

OutputLogFileSize(*22)

監査証跡ログ(出力ログ)ファイルサイズを1メガバイト~2048メガバイトの範囲で指定します。

16

OutputKeepLog(*19)

監査証跡ログ(出力ログ)ファイルを保管する日数を0~3650の範囲で指定します。

指定した期間を過ぎたログファイルは、削除されます。
「0」を指定した場合、無制限に保存されます。

0

OutputLogDir(*20)

監査証跡ログ(出力ログ)ファイルの格納フォルダをフルパスで指定します。

990バイト以内で指定してください。

共用ディスク上に作成したファイルシステムのパスを指定することで、ログファイルの一元管理が可能になります。

ただし、共用ディスク上に作成したファイルシステムのパスを指定する場合、各帳票管理サーバでこのキーに異なるディレクトリを指定してください。

(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager¥seclog

OutputLogDirLimit(*21)

監査証跡ログ(出力ログ)ファイルの格納先のディスク空き容量が残り少なくなった場合に、注意を促すメッセージを通知するかどうかを指定します。

0:

通知しない

1~:

通知する
メッセージを通知する基準となるディスク空き容量のサイズをメガバイト単位で指定する
監査証跡ログ(出力ログ)ファイルの格納先のディスク容量がこのキーで指定したサイズ以下になった場合、システムログ/イベントログに注意を促すメッセージが通知される

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*1:
List Managerの運用開始後に、帳票データファイル格納ディレクトリを変更する場合(DataFileDirキーの指定を変更する場合)、変更前のパス配下に存在するすべてのフォルダとファイルを、変更後のパス配下に移動してください。
また、変更作業をする前に以下を停止しておく必要があります。
  ・ List Manager
  ・ 操作画面、および帳票ブラウザのWebアプリケーションを配備したワークユニット

*2:
ネットワークドライブ(UNC指定(\\コンピュータ名\共有名\フォルダ名)を除く)、リムーバブルディスクを指定しないでください。

*3:
List Creatorコネクタ連携機能使用時で、帳票定義情報をアプリケーションサーバに配置する場合、「1」が指定されたものとして動作します。
オンラインバックアップ機能を使用する場合、「1」を指定することを推奨します。

*4:
LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定した場合、LmlcFormSendModeキー(帳票定義情報の転送モード)に「1」が指定されたものとして動作します(必ず帳票定義情報が転送されます)。

*5:
帳票登録時の指定が優先されます。帳票登録後、このキーの値を変更しても、すでに登録済みの帳票の帳票定義情報の管理モードは変更されません。

*6:
Web手元印刷型で運用する場合、LmlcFormSendModeキー(帳票定義情報の転送モード)の指定は無効になります。

*7:
演算結果の小数部が項目長を超えた場合、このキーに「1」および「2」を指定してもイベントログ/システムログは出力されません。

*8:
LmcbRscManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定した場合、LmcbRscSendModeキー(帳票定義情報の転送モード)に「1」が指定されたものとして動作します(必ず帳票定義情報が転送されます)。ただし、List Works Print Agent、List Works Workstation、Interstage List Manager Agent 8.0またはInterstage List Manager Workstationモジュール8.0の場合、組込みメディアの転送指定に関しては、有効となります。

*9:
帳票に出力者名を出力する場合、List Creatorデザイナで帳票に出力者名を出力するための設定を行う必要があります。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“3.11  帳票に出力者名を出力するための設定”を参照してください。

*10:
すべての帳票管理サーバで設定値を統一する必要があります。

*11:
LMRecoveryModeキー(帳票配信処理のリカバリ処理)に「1」を指定した場合のみ有効となります。

*12:
LMRecoveryModeキー(帳票配信処理のリカバリ処理)に「1」を指定した場合、DeliveryCheckキー(帳票配信の監視)の値にかかわらず、配信の監視が行われます。

*13:
LMRecoveryModeキー(帳票配信処理のリカバリ処理)に「1」を指定した場合、またはDeliveryCheckキー(帳票配信の監視)に「1」を指定した場合のみ指定が有効になります。

*14:
LMWatchキー(List Managerのサービスの起動状態の監視)に「1」を指定した場合のみ有効となります。

*15:
キーの設定値は、以下のようにしてください。

    (CPRetryキーの設定値×CPRetryIntervalキーの設定値)< TcpTimeoutキーの設定値

*16:
List Managerのサービスは、起動時にこのキーの設定値にしたがって子プロセスの起動を待ち合わせます。データベース接続に時間がかかる環境の場合など、以下のメッセージが出力され、List Managerの起動に失敗する場合があります。
「List Manager の開始に失敗しました。(詳細:Timeout、コード:000005b4)」
この場合、LMProcessWaitRetry キー、LMProcessWaitRetryInterval キーの値を変更し、子プロセスの待ち合わせ時間を調整してください。

*17:
トレースログは、「(List Worksインストールフォルダ)¥Listmanager\log」フォルダ配下のファイルに出力されます。このフォルダ配下のファイルをList Manager実行中に削除すると、トレースログは正しく出力されません。

*18:
指定したログファイルサイズを超えた場合、古いログファイルは以下のファイル名で退避されます。

    lm_operateファイル作成日.log.切り替え時間(.履歴番号)

切り替え時間には、時分秒が表示されます。切り替え時間が同一のログファイルが存在した場合、履歴番号が1から昇順につきます。新しいログファイルほど履歴番号は大きくなります。

*19:
ログ出力された日の翌日から換算した日数が、監査証跡ログファイルの保存期間となります。
保存期間を過ぎた監査証跡ログファイルは、以下のタイミングで削除されます。
  ・ 保存期間の最終日から翌日に日付が変わるタイミング(0時0分)
  ・ List Managerログサービスの起動時

*20:
監査証跡ログファイルの格納フォルダ配下に、ログファイル名に類似したファイルを配置すると、削除される場合があります。
監査証跡ログファイルの格納フォルダ配下には、ログファイル以外を配置しないようにしてください。

*21:
監査証跡ログファイルの格納フォルダの空き容量の確認は、List Managerのサービス起動時、および毎時00分00秒に行われます。
警告メッセージが通知された場合、早めにディスクの空き容量を確保してください。

*22:
指定したログファイルサイズを超えた場合、古いログファイルは以下のファイル名で退避されます。

    lm_outputファイル作成日.log.切り替え時間(.履歴番号)

切り替え時間には、時分秒が表示されます。切り替え時間が同一のログファイルが存在した場合、履歴番号が1から昇順につきます。新しいログファイルほど履歴番号は大きくなります。

*23:
オンラインバックアップ機能を有効にする場合、LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)またはLmcbRscManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定することを推奨します。

*24:
List Managerの運用開始後にオンラインバックアップ機能の有効/無効を切り替える場合、登録済みの帳票をすべて削除する必要があります。削除しないで運用を切り替えた場合、登録済み帳票については削除操作しかできなくなります。
オンラインバックアップ機能を使用する場合、List Manager 管理データベースで、帳票データファイルが格納される表を作成する必要があります。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“2.5.9 表領域の作成”および“2.5.10 List Manager管理データベースのテーブル作成と動作確認”を参照してください。
オンラインバックアップ機能を使用しない環境に戻すには、このキーの変更以外にも設定が必要です。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“付録C  オンラインバックアップ機能を使用しない環境への切り替え”を参照してください。

ポイント

環境設定ファイルで指定できる値には、ユーザアプリケーションや帳票資源でも、環境設定ファイルと同様の指定が可能なものがあります。ユーザアプリケーション、環境設定ファイル、および帳票資源における指定の優先順序については、以下を参照してください。

  • List Manager 帳票出力インタフェースを利用する場合
    オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”の“第6章  帳票配信・出力機能のサポート範囲”

  • COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合
    オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”の“第10章  帳票配信・出力機能のサポート範囲”

4.7.2.3 帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例

List Managerの推奨パターンである本書の以下の説明に合わせて、クラスタ運用を行う場合の帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)の設定例を示します。

以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

説明と設定例の(1)~(7)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系にShift-JIS コード系を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指定
# (3)使用するデータベースサービス名に「LISTMGR(帳票管理サーバと同一マシンで運用)」を指定

DBCharCode = SJIS                            ←(1)
DBTypeName = 1                               ←(2)
DBServiceName = LISTMGR                      ←(3)


## -- 通信情報に関する設定 --
# (4)引継ぎIP アドレスで設定したホスト名を指定

MyHostName = lm079                           ←(4)


## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 --
# (5)帳票データファイルの格納先フォルダ(共用ディスク上に作成したフォルダ)として
#   「D:\lstm\datafiledir」を指定
# (6)帳票の配信・出力時に使用する作業フォルダとして、「C:\Temp」を指定

DataFileDir = D:\lstm\datafiledir            ←(5)
LmlcWorkDir = C:\Temp                        ←(6)


## -- リカバリ情報に関する設定 --
# (7)正常に動作している帳票管理サーバに対するリカバリ処理を「1:行う」と指定

LMRecoveryMode = 1                           ←(7)

「データベース情報」には、“第3章 List Manager管理データベースの環境構築(帳票管理サーバがWindowsの場合)”で設定した内容に対応する値を設定してください。

また、「資源格納先情報」には、“4.6 共用ディスクにフォルダを作成する”で作成した帳票資源の格納先を指定してください。

上記以外の設定値については、運用に合わせて変更してください。


なお、List Managerのクラスタ運用時の推奨パターンについては、以下を参照してください。
⇒“1.2.2 本書における記載範囲について