List Manager管理データベースにSymfowareを使用する場合の登録された帳票の初期化について説明します。
登録された帳票を初期化するには、以下の手順にしたがって操作します。
Administrators権限/システム管理者権限でList Managerをインストールしたマシンにログイン/ログオンします。
List Managerを停止します。List Managerの停止については、以下を参照してください。
⇒“3.8.2 List Managerの停止”
帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、List ManagerとList Manager管理データベースを連動して起動する運用の場合は、List Manager管理データベースを起動します。List Manager管理データベースの起動方法を以下に示します。
/etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo start
帳票管理サーバの環境設定ファイルのDataFileDirキーで指定した帳票データファイル格納ディレクトリに移動します。
論理あて先名のディレクトリ配下に、その論理あて先に、帳票の登録時に作成される出力用の帳票データファイルが格納されています。この帳票データファイルをすべて削除します。
注意
論理あて先名のディレクトリは削除しないでください。
Symfowareのrdbexecsqlコマンドでデータベース名に「LISTMGR」、ユーザ名に「lmuser」を指定し、List Manager管理データベースに接続します。
接続時には、List Manager管理データベースユーザの登録で指定したパスワードを入力する必要があります。
rdbexecsqlコマンドの詳細については、manコマンドまたはSymfowareに添付のオンラインマニュアルを利用して参照してください。以下に、コマンド実行例を示します。
rdbexecsql -s LISTMGR -u lmuser
帳票の管理用のレコードを帳票管理情報(F3HXDMFRMMNG)から削除します。
ここでは、1000レコードが削除された場合の例を示します。
以下に、コマンド実行例を示します。
SQL> DELETE FROM F3HXDMFRMMNG; Number of records:1000 SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました. SQL> COMMIT; SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.
帳票の出力状況管理用のレコードを帳票出力状況管理情報(F3HXDMOUTPUT)から削除します。
ここでは、1000レコードが削除された場合の例を示します。
以下に、コマンド実行例を示します。
SQL> DELETE FROM F3HXDMOUTPUT; Number of records:1000 SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました. SQL> COMMIT; SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.
配信通番管理用のレコードを配信通番管理情報(F3HXDMMNGSEQ)から削除します。
ここでは、1000レコードが削除された場合の例を示します。
以下に、コマンド実行例を示します。
SQL> DELETE FROM F3HXDMMNGSEQ; Number of records:1000 SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました. SQL> COMMIT; SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.
帳票の配信依頼管理用のレコードを帳票配信依頼管理情報(F3HXDMQUEMNG)から削除します。
ここでは、1000レコードが削除された場合の例を示します。
以下に、コマンド実行例を示します。
SQL> DELETE FROM F3HXDMQUEMNG; Number of records:1000 SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました. SQL> COMMIT; SQLSTATE:00000 SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.
Symfowareのシーケンスオブジェクト(F3HXDMTRNSEQ)を再作成するために、f3hxdmtrnseq.datを作成します。以下にf3hxdmtrnseq.datの作成例を示します。
DROP SEQUENCE lmuser.F3HXDMTRNSEQ; CREATE SEQUENCE lmuser.F3HXDMTRNSEQ MAXVALUE 9999999999 CYCLE; GRANT ALL PRIVILEGES ON SEQUENCE lmuser.F3HXDMTRNSEQ TO lmuser;
Symfowareのrdbddlexコマンドでデータベース名に「LISTMGR」を指定し、帳票番号管理用のSymfowareのシーケンスオブジェクト(F3HXDMTRNSEQ)を再作成するためのf3hxdmtrnseq.datファイルを実行します。rdbddlexコマンドの詳細については、manコマンドまたはSymfowareに添付のオンラインマニュアルを利用して参照してください。
以下に帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、「/tmp/f3hxdmtrnseq.dat」を作成した場合のコマンド実行例を示します。
rdbddlex -d LISTMGR /tmp/f3hxdmtrnseq.dat rdb:INFO:qdg12228i:順序削除文の実行が正常終了しました(システム名=lmrdbsys) rdb:INFO:qdg12228i:順序定義文の実行が正常終了しました(システム名=lmrdbsys) rdb:INFO:qdg12228i:GRANT文の実行が正常終了しました(システム名=lmrdbsys) rdb:INFO:qdg02200i:rdbddlexが正常終了しました 復帰コード 00(システム名=lmrdbsys)