GlassFish Serverクラスターを手動で起動するためのひな型が以下に格納されています。
格納先 | /opt/FJSVlstm/setup/wu/sample/ |
ファイル名 | lm-cl8start.sh |
以下の手順でシェルスクリプトを準備し、実行します。
パスワードファイルの準備
シェルスクリプト(lm-cl8start.sh)内で参照するパスワードファイルを作成します。
パスワードファイルにはInterstage Application Serverのインストール時に設定したGlassFish 5の管理者パスワードを指定します。
パスワードファイルの書式は、以下のとおりです。
AS_ADMIN_PASSWORD=管理者パスワード
注意
・シェルスクリプトからパスワードファイルを参照できるようにアクセス権を設定してください。
・セキュリティの観点上、本ファイルに記述したパスワードを保護するため、以下を推奨します。
- 本ファイルの所有者をrootに設定する、かつ、
- テキストエディタにより作成したパスワードファイルのアクセス権を600に設定する、かつ、
- パスワードファイルは不要になった時点で削除する
シェルスクリプトの準備
lm-cl8start.shを作業用ディレクトリ(例えば「/home/user/wk」)配下に複写して、シェルスクリプトに対し編集を行います。
以下の変数に対して値を書き加えてください。
変数名 | 値の内容 | ひな型における初期値 |
---|---|---|
DASUSER | Interstage Application Serverのインストール時に設定したGlassFish 5の管理ユーザーIDを指定します。 | - |
DASPASSFILE | 「1.パスワードファイルの準備」で作成したファイルのパス(フルパス)を指定します。 パスのセパレータには「/」を使用してください。 | - |
DASPORT | Interstage Application Serverのインストール時に設定したGlassFish 5の運用管理用HTTPリスナーポートを指定します。 | - |
例
DASUSER="admin" DASPASSFILE="/home/user/wk/pswd" DASPORT="12041"
シェルスクリプトの実行
作成したシェルスクリプトlm-cl8start.shに実行権を付与します。
システム管理者権限を持つユーザで、スクリプトlm-cl8start.shを実行します。
〔復帰値〕
復帰値 | 意味 |
0 | 正常 |
1 |
|