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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

4.4.2 帳票出力サーバの環境設定ファイルのキー一覧(List Works Print Agentの場合)

動作環境や運用に応じて環境設定ファイルのキーと値を指定します。キーと値の指定を省略した場合、初期値で動作します。

List Manager帳票出力インタフェースやCOBOLアプリケーション連携機能を利用する場合に有効になるキーには、ユーザアプリケーションや帳票資源でも同様の指定ができるものがあります。

ユーザアプリケーション、環境設定ファイル、および帳票資源における指定の優先順序については、以下を参照してください。

List Manager帳票出力インタフェースを利用する場合

オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”の“第6章  帳票配信・出力機能のサポート範囲”

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”の“第10章  帳票配信・出力機能のサポート範囲”

帳票出力サーバの環境設定ファイル(List Works Print Agentの場合)のキー一覧を、以下の表に示します。

帳票出力サーバの環境設定ファイルのキー一覧(List Works Print Agentの場合)

分類

キー名

キーの設定内容(設定値)

初期値

資源格納先
情報
(List Creatorの帳票を出力する場合)

LmlcFormDir

(*1)

List Creatorの帳票を出力するときで、帳票出力サーバに配置済みの帳票定義情報を使用して帳票出力する場合(帳票管理サーバから帳票定義情報を転送しないで出力する場合)、帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。

(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\Agent\resource\Listcreator

LmlcMediaDir

List Creatorの帳票を出力する場合に、帳票出力サーバのメディアデータ格納ディレクトリをフルパスで指定します。

(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\Agent\resource\Listcreator

LmlcWorkDir

List Creatorの帳票を出力する場合に使用する帳票データファイル復元作業ディレクトリをフルパスで指定します。

環境変数TMPまたはTEMPに指定したディレクトリ

資源格納先情報

(COBOL
アプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合)

LmcbMedDir

(*2)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力するときで、帳票出力サーバに配置済みの帳票定義情報を使用して帳票出力する場合(帳票管理サーバから帳票定義情報を転送しないで出力する場合)、帳票格納ディレクトリをシステムで指定可能なパスの範囲でフルパスで指定します。

(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\Agent\resource\COBOL

LmcbOvdDir

(*2)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力するときで、帳票出力サーバに配置済みの帳票定義情報を使用して帳票出力する場合(帳票管理サーバから帳票定義情報を転送しないで出力する場合)、オーバレイ格納ディレクトリをシステムで指定可能なパスの範囲でフルパスで指定します。

(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\Agent\resource\COBOL

LmcbMediaDir

(*3)

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、組込みメディア格納ディレクトリをシステムで指定可能なパスの範囲でフルパスで指定します。

(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\Agent\resource\COBOL

LmcbWorkDir

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、使用する作業ディレクトリをシステムで指定可能なパスの範囲でフルパスで指定します。

環境変数TMPまたはTEMPに指定したディレクトリ

出力制御情報

PrinterMultiple

出力同時多重度数を指定します。

0:

出力同時多重度制御を行わない

1~:

出力同時多重度数を指定する

10

印刷状態監視情報

TcpReqInterval

印刷状態を帳票管理サーバへ通知するためのTCP通信の間隔(秒)を0~の数値で指定します。

5

WaitPMServiceWaitTime

印刷状態監視サービスの起動を待ち合わせる時間(分)を0~の数値で指定します。

リトライアウトした場合、印刷状態監視機能は異常終了します。

10

通信情報

TcpSvrPortNum

TCP通信で使用するポート番号を1025~65535の範囲で指定します。

帳票管理サーバの環境設定ファイルのTcpSvrPortNumキーで指定する「ポート番号」と合わせてください。

範囲外の値を指定すると、初期値となります。

3767

TcpTimeout

TCP 通信タイムアウト時間(秒)を指定します。

TCP 通信タイムアウト時間とは、帳票管理サーバとの通信で、帳票管理サーバの負荷やネットワークの状態などにより、一定時間の間にデータの送信または受信ができなかった場合のタイムアウト時間(秒)です。

0:

無制限とする

1~3600:

タイムアウト時間を指定する

300

TcpMultiple

帳票管理サーバとの同時接続数を指定します。

0:

無制限とする

1~200:

帳票管理サーバとの同時接続数を指定する

50

TcpConnectRetry

帳票出力サーバで通信に使用するポートが獲得できなかった場合に、リトライを行う回数を0~1800の範囲で指定します。

List Managerやその他に通信を行うアプリケーションが集中的に通信を行い、一時的にポートが獲得できなかった場合に、リトライを行う回数を指定します。

60

TcpConnectInterval

帳票出力サーバで通信に使用するポートが獲得できなかった場合に、リトライを行う間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

List Managerやその他に通信を行うアプリケーションが集中的に通信を行い、一時的にポートが獲得できなかった場合に、リトライを行う間隔を指定します。

3000

TcpBusyRetry

帳票管理サーバビジー時の接続リトライ回数を0~1800の範囲で指定します。

帳票管理サーバ側の接続数がTcpMultipleキーの設定値を超えた場合に、再接続を行う回数を指定します。

60

TcpBusyInterval

帳票管理サーバビジー時の接続リトライ間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

帳票管理サーバ側の接続数がTcpMultipleキーの設定値を超えた場合に、再接続を行う間隔を指定します。

3000

TcpConnRefusedRetry

接続拒否時の接続リトライ回数を0~1800の範囲で指定します。

通信先の帳票管理サーバの
List Manager が動作していない場合に、接続リトライを行う回数を指定します。

60

TcpConnRefusedInterval

接続拒否時の接続リトライ間隔(ミリ秒)を0~5000の範囲で指定します。

通信先の帳票管理サーバの
List Manager が動作していない場合に、接続リトライを行う間隔を指定します。

3000

TcpBindAddress

旧バージョン(Interstage List Manager)との互換機能です。

帳票出力サーバに複数のネットワークインターフェースが存在し、List Manager がIPv4通信を受け付けるインターフェースを明示的に指定する場合に、そのIP アドレス(IPv4形式)を指定します。

セキュリティを考慮してList Managerが使用しないネットワークインターフェースからの通信を受けないようにする場合に指定します。

なし(すべてのネットワークインターフェースからの通信を受け付けます)

List Manager
動作環境取得情報

MsgNotice

帳票出力サーバからの返答メッセージおよび応答メッセージを到着通知パネルに表示するかどうかを指定します。

0:

表示しない

1:

表示する

0

トレースログ情報
(*4)

TraceKeepLog

保管するトレースログファイルの数を1~5の範囲で指定します。

1

TraceLogFileSize

トレースログファイルサイズを1~2048メガバイトの範囲で指定します。

指定したサイズに達した場合、TraceKeepLogキーで指定したログファイル分だけ保管します。

16

TraceLogLevel

トレースログ出力レベルを指定します。

0:

ログ出力しない

1:

エラーを採取する

2:

処理結果を採取する

3:

詳細情報を採取する

1

印刷属性情報(*5)

LmLcDisplayMsg

List Creatorの帳票を出力する場合に、論理デバイスの用紙交換メッセージの設定を有効とするかを指定します。

0:

無効とする

1:

有効とする

省略値は、0です。

注意

論理デバイスの用紙交換メッセージの設定を有効とするには、lmedtdevコマンドを実行し、論理デバイスを編集する必要があります。

⇒ lmedtdevコマンドについては、“9.2.7 デバイス情報の編集”を参照してください。

0

*1:
以下の場合、無効になります。

-帳票管理サーバの環境設定ファイルで、LmlcFormManageModeキー
  (帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定した場合

-帳票管理サーバの環境設定ファイルで、LmlcFormSendModeキー
  (帳票定義情報の転送モード)に「1」または「2」を指定した場合

*2:
以下の場合、無効になります。

-帳票管理サーバの環境設定ファイルで、LmcbRscManageModeキー
  (帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定した場合

-帳票管理サーバの環境設定ファイルで、LmcbRscSendModeキー
  (帳票定義情報の転送モード)に「1」または「2」を指定した場合

*3:
組込みメディアの転送指定に関しては、有効となります。

*4:
トレースログは、ログ出力ディレクトリ「(List Works Print Agentインストールフォルダ)\Listmanager\log」配下のファイルに出力されます。このディレクトリ配下のファイルをList Manager実行中に削除すると、トレースログは正しく出力されません。

*5:
帳票管理サーバがWindowsの場合のみ利用できます。