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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

3.5.3 帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例

List Managerの代表的な運用パターンである以下の場合に分けて、帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)の設定例を示します。

3.5.3.1 List Creatorの帳票を利用して帳票出力する場合

ここでは、List Creatorの帳票を利用し、帳票を配信・出力する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を説明します。

帳票管理サーバがWindowsの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(5)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指定
# (3) 使用するデータベースサービス名「LISTMGR」を指定

DBCharCode       = SJIS ←(1)
DBTypeName       = 1 ←(2)
DBServiceName    = LISTMGR ←(3)
DBOracleVersion  =

## -- オンラインバックアップに関する設定 --
# (4) オンラインバックアップ機能の動作モードに「FILE:有効にしない」を指定

DataFileType = FILE ←(4)

## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 --
# (5) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、
# 「(Install Folder)\Listmanager\Manager\formdir」を指定

LmlcFormDir = (Install Folder)\Listmanager\Manager\formdir ←(5)

帳票管理サーバがSolarisの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

ポイント

オンラインバックアップ機能を有効にする場合、LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定することを推奨します。


なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(8)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Oracle) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8(UNICODE(UTF8))」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「0:Oracle」を指定
# (3) Oracle のため「LISTMGR」を指定
# (4) Oracle Client のバージョン(Oracle 19c)を指定

DBCharCode = UTF-8          ←(1)
DBTypeName = 0              ←(2)
DBServiceName = LISTMGR     ←(3)
DBOracleVersion = 4         ←(4)

## -- オンラインバックアップに関する設定 --
# (5) オンラインバックアップ機能の動作モードに「DB:有効にする」を指定

DataFileType = DB           ←(5)

## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 --
# (6) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、
#     「/var/opt/FJSVlstm/formdir」を指定
# (7) メディアデータファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/formdir/img」
#     を指定

LmlcFormDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir               ←(6)
LmlcMediaDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir/img          ←(7)

## -- 出力制御情報(List Creator の帳票を出力する場合)に関する設定 --
# (8) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「1:使用する」と指定

LmlcFormManageMode = 1       ←(8)

帳票管理サーバがLinuxの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

ポイント

オンラインバックアップ機能を有効にする場合、LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定することを推奨します。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(8)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Oracle) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8(UNICODE(UTF8))」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「0:Oracle」を指定
# (3) Oracle のため「LISTMGR」を指定
# (4) Oracle Client のバージョン(Oracle 19c)を指定
DBCharCode = UTF-8 ←(1)
DBTypeName = 0 ←(2)
DBServiceName = LISTMGR ←(3)
DBOracleVersion = 4 ←(4)

## -- オンラインバックアップに関する設定 --
# (5) オンラインバックアップ機能の動作モードに「DB:有効にする」を指定
DataFileType = DB ←(5)

## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 --
# (6) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、
# 「/var/opt/FJSVlstm/formdir」を指定
# (7) メディアデータファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/formdir/img」
# を指定
LmlcFormDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir ←(6)
LmlcMediaDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir/img ←(7)

## -- 出力制御情報(List Creator の帳票を出力する場合)に関する設定 --
# (8) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「1:使用する」を指定
LmlcFormManageMode = 1 ←(8)

3.5.3.2 COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票出力する場合

COBOLアプリケーション連携機能を利用し、帳票を配信・出力する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を以下に示します。

帳票管理サーバがSolarisの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(7)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS(Shift-JIS)」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に、
#    「1:Symfoware」を指定
# (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を
#     指定

DBCharCode = SJIS            ←(1)
DBTypeName = 1               ←(2)
DBServiceName = LISTMGR      ←(3)

## -- 資源格納先情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 --
# (4) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、
#    「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir」を指定
# (5) オーバーレイファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5」
#     を指定

LmcbMedDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir          ←(4)
LmcbOvdDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5     ←(5)

## -- 出力制御情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 --
# (6) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「0:使用しない」と指定
# (7) 帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を「2:更新時のみ転送」する

LmlcFormManageMode = 0       ←(6)
LmcbRscSendMode = 2          ←(7)

帳票管理サーバがLinuxの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(7)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に、
#    「1:Symfoware」を指定
# (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を
#     指定

DBCharCode = UTF-8           ←(1)
DBTypeName = 1               ←(2)
DBServiceName = LISTMGR      ←(3)

## -- 資源格納先情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 --
# (4) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、
#    「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir」を指定
# (5) オーバレイファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5」
#     を指定

LmcbMedDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir          ←(4)
LmcbOvdDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5     ←(5)

## -- 出力制御情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 --
# (6) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「0:使用しない」と指定
# (7) 帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を「2:更新時のみ転送」する

LmlcFormManageMode = 0       ←(6)
LmcbRscSendMode = 2          ←(7)

3.5.3.3 List Creatorコネクタ連携を利用して帳票出力する場合

List Creator Connector と連携し、帳票生成処理の負荷を分散する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を以下に示します。

帳票管理サーバがSolarisの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(3)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS(Shift-JIS)」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指
#     定
# (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を
#     指定

DBCharCode = SJIS            ←(1)
DBTypeName = 1               ←(2)
DBServiceName = LISTMGR      ←(3)

帳票管理サーバがLinuxの場合

ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。

なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。

コメント行の説明と設定例の(1)~(3)の番号は対応しています。

## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 --
# (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8」を指定
# (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指
#     定
# (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を
#     指定

DBCharCode = UTF-8           ←(1)
DBTypeName = 1               ←(2)
DBServiceName = LISTMGR      ←(3)