List Managerの代表的な運用パターンである以下の場合に分けて、帳票管理サーバの環境設定ファイル(listmanager.conf)の設定例を示します。
List Creatorの帳票を利用して帳票出力する場合
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票出力する場合
List Creatorコネクタ連携機能を利用して帳票出力する場合
ここでは、List Creatorの帳票を利用し、帳票を配信・出力する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を説明します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバのオペレーティングシステムはWindowsである
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する
帳票格納ディレクトリは、環境設定ファイルでも指定する
必要に応じ、ユーザアプリケーションの指定で変更する
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(5)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指定 # (3) 使用するデータベースサービス名「LISTMGR」を指定 DBCharCode = SJIS ←(1) DBTypeName = 1 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3) DBOracleVersion = ## -- オンラインバックアップに関する設定 -- # (4) オンラインバックアップ機能の動作モードに「FILE:有効にしない」を指定 DataFileType = FILE ←(4) ## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 -- # (5) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、 # 「(Install Folder)\Listmanager\Manager\formdir」を指定 LmlcFormDir = (Install Folder)\Listmanager\Manager\formdir ←(5)
帳票管理サーバがSolarisの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバのオペレーティングシステムはSolarisである
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを別マシンで運用する
Oracle Clientに「Oracle 19c」を使用
List Manager管理データベースの文字コード系は、「UNICODE(UTF8)」とする
オンラインバックアップ機能を使用する
帳票定義情報の管理モードを使用する
帳票登録時の帳票定義情報は、List Managerで管理する
帳票格納ディレクトリは、環境設定ファイルでも指定する
必要に応じ、ユーザアプリケーションの指定で変更する
ポイント
オンラインバックアップ機能を有効にする場合、LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定することを推奨します。
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(8)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Oracle) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8(UNICODE(UTF8))」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「0:Oracle」を指定 # (3) Oracle のため「LISTMGR」を指定 # (4) Oracle Client のバージョン(Oracle 19c)を指定 DBCharCode = UTF-8 ←(1) DBTypeName = 0 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3) DBOracleVersion = 4 ←(4) ## -- オンラインバックアップに関する設定 -- # (5) オンラインバックアップ機能の動作モードに「DB:有効にする」を指定 DataFileType = DB ←(5) ## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 -- # (6) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、 # 「/var/opt/FJSVlstm/formdir」を指定 # (7) メディアデータファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/formdir/img」 # を指定 LmlcFormDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir ←(6) LmlcMediaDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir/img ←(7) ## -- 出力制御情報(List Creator の帳票を出力する場合)に関する設定 -- # (8) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「1:使用する」と指定 LmlcFormManageMode = 1 ←(8)
帳票管理サーバがLinuxの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバのオペレーティングシステムはLinuxである
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを別マシンで運用する
Oracle Clientに「Oracle 19c」を使用
List Manager管理データベースの文字コード系は、「UNICODE(UTF8)」とする
オンラインバックアップ機能を使用する
帳票定義情報の管理モードを使用する
帳票登録時の帳票定義情報は、List Managerで管理する
帳票格納ディレクトリは、環境設定ファイルでも指定する
必要に応じ、ユーザアプリケーションの指定で変更する
ポイント
オンラインバックアップ機能を有効にする場合、LmlcFormManageModeキー(帳票定義情報の管理モード)に「1」を指定することを推奨します。
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(8)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Oracle) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8(UNICODE(UTF8))」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「0:Oracle」を指定 # (3) Oracle のため「LISTMGR」を指定 # (4) Oracle Client のバージョン(Oracle 19c)を指定 DBCharCode = UTF-8 ←(1) DBTypeName = 0 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3) DBOracleVersion = 4 ←(4) ## -- オンラインバックアップに関する設定 -- # (5) オンラインバックアップ機能の動作モードに「DB:有効にする」を指定 DataFileType = DB ←(5) ## -- 資源格納先情報(List Creator の帳票を配信・出力する場合) に関する設定 -- # (6) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、 # 「/var/opt/FJSVlstm/formdir」を指定 # (7) メディアデータファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/formdir/img」 # を指定 LmlcFormDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir ←(6) LmlcMediaDir = /var/opt/FJSVlstm/formdir/img ←(7) ## -- 出力制御情報(List Creator の帳票を出力する場合)に関する設定 -- # (8) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「1:使用する」を指定 LmlcFormManageMode = 1 ←(8)
COBOLアプリケーション連携機能を利用し、帳票を配信・出力する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を以下に示します。
帳票管理サーバがSolarisの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバはSolarisである
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する
List Manager管理データベースに「Symfoware」を使用
データベースの文字コード系は、「SJIS」とする
帳票格納ディレクトリは、環境設定ファイルでも指定する
場合によっては、帳票登録時の環境変数で変更する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報を使用する
帳票定義情報の管理モードを使用しない
帳票登録時に指定したディスク(ファイルシステム)上の帳票定義情報で帳票を出力する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報が更新された場合のみ転送する
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(7)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS(Shift-JIS)」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に、 # 「1:Symfoware」を指定 # (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を # 指定 DBCharCode = SJIS ←(1) DBTypeName = 1 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3) ## -- 資源格納先情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 -- # (4) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、 # 「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir」を指定 # (5) オーバーレイファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5」 # を指定 LmcbMedDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir ←(4) LmcbOvdDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5 ←(5) ## -- 出力制御情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 -- # (6) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「0:使用しない」と指定 # (7) 帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を「2:更新時のみ転送」する LmlcFormManageMode = 0 ←(6) LmcbRscSendMode = 2 ←(7)
帳票管理サーバがLinuxの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバはLinuxである
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する
List Manager管理データベースに「Symfoware」を使用
データベースの文字コード系は、「UTF-8」とする
帳票格納ディレクトリは、環境設定ファイルでも指定する
場合によっては、帳票登録時の環境変数で変更する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報を使用する
帳票定義情報の管理モードを使用しない
帳票登録時に指定したディスク(ファイルシステム)上の帳票定義情報で帳票を出力する
帳票管理サーバに配置した帳票定義情報が更新された場合のみ転送する
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(7)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に、 # 「1:Symfoware」を指定 # (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を # 指定 DBCharCode = UTF-8 ←(1) DBTypeName = 1 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3) ## -- 資源格納先情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 -- # (4) 帳票定義情報の格納ディレクトリ(帳票格納ディレクトリ)として、 # 「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir」を指定 # (5) オーバレイファイルの格納ディレクトリとして、「/var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5」 # を指定 LmcbMedDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir ←(4) LmcbOvdDir = /var/opt/FJSVlstm/lstmdat/formdir/KOL5 ←(5) ## -- 出力制御情報(COBOL アプリケーション連携機能を利用する場合) に関する設定 -- # (6) 帳票登録時に指定した帳票定義情報を、帳票出力時に「0:使用しない」と指定 # (7) 帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を「2:更新時のみ転送」する LmlcFormManageMode = 0 ←(6) LmcbRscSendMode = 2 ←(7)
List Creator Connector と連携し、帳票生成処理の負荷を分散する場合の帳票管理サーバの環境設定ファイルの設定例を以下に示します。
帳票管理サーバがSolarisの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバはSolarisとする
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する
List Manager 管理データベースに「Symfoware」を使用
データベースの文字コード系は、「Shift-JIS」とする
List Creatorで作成した帳票を出力する
アプリケーションサーバに配置した帳票定義情報およびメディアデータファイルを使用する
List Creator コネクタ連携機能を利用して、アプリケーションサーバに帳票定義情報を配置する場合、帳票管理サーバの環境設定ファイルの「帳票定義情報の管理モード(LmlcFormManageMode キーまたはLmcbRscManageMode キー)」の指定にかかわらず、「1」が指定されたものとして動作します。
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(3)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「SJIS(Shift-JIS)」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指 # 定 # (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を # 指定 DBCharCode = SJIS ←(1) DBTypeName = 1 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3)
帳票管理サーバがLinuxの場合
ここでの帳票管理サーバの環境設定ファイルは、以下の条件を想定した例となっています。
帳票管理サーバはLinuxとする
帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する
List Manager 管理データベースに「Symfoware」を使用
データベースの文字コード系は、「UTF-8」とする
List Creatorで作成した帳票を出力する
アプリケーションサーバに配置した帳票定義情報およびメディアデータファイルを使用する
List Creator コネクタ連携機能を利用して、アプリケーションサーバに帳票定義情報を配置する場合、帳票管理サーバの環境設定ファイルの「帳票定義情報の管理モード(LmlcFormManageMode キーまたはLmcbRscManageMode キー)」の指定にかかわらず、「1」が指定されたものとして動作します。
なお、以下の「#」はコメント行です。コメント行は、設定するキーと値について説明しています。
コメント行の説明と設定例の(1)~(3)の番号は対応しています。
## -- データベース情報(Symfoware) に関する設定 -- # (1) List Manager 管理データベースの文字コード系に「UTF-8」を指定 # (2) List Manager 管理データベースとして使用するデータベースの種別に「1:Symfoware」を指 # 定 # (3) 帳票管理サーバとList Manager 管理データベースを同一マシンで運用する「LISTMGR」を # 指定 DBCharCode = UTF-8 ←(1) DBTypeName = 1 ←(2) DBServiceName = LISTMGR ←(3)