Database Configuration Assistantを使用して、データベースを作成します。
⇒ 作成中にエラーが発生した場合は、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。
なお、データベースの作成が完了すると表示される「Database ControlのURL」のURLを記録しておきます。このURLは“2.7.9 ユーザの作成”でOracle Enterprise Managerを起動する時に使用します。
「拡張構成」を選択します。
「Oracle単一インスタンス・データベース」を選択します。
「カスタム・データベース」を選択します。
グローバル・データベース名
LISTMGR
SID
LISTMGR
コンテナ・データベースとして作成
オプションのチェックを外します。
「データベース記憶域属性に次を使用」を選択します。「データベース・ファイルの位置」に“2.7.3 データベース・ファイル格納用のディレクトリ作成”で作成した「/var/opt/LmDatabase」ディレクトリを入力します。
オンラインバックアップ機能を使用しない場合
「高速リカバリ領域の指定」および「アーカイブ有効化」は選択しません。
オンラインバックアップ機能を使用する場合
「高速リカバリ領域の指定」を選択せず、「アーカイブ有効化」を選択し、アーカイブ・ログの出力先となるフォルダを指定します。詳細については、Oracleシステムのマニュアルを参照してください。
“2.7.6 リスナーの作成”で作成したリスナーを選択します。
設定項目の指定はありません。
メモリー
メモリ使用量を指定します。メモリ使用量は大きい方がList Manager管理データベースのパフォーマンスが向上します。
スワップを使用しない状態で使用可能な物理メモリのサイズを指定します。
サイズ設定
「ブロック・サイズ」が8192バイトであることを確認します。List Manager管理データベースのデータファイルのサイズが32GB以上になる場合は16384バイト、64GB以上になる場合は32768バイトを設定する必要があります。
「処理」には、List Manager管理データベースへの最大接続数を基にOracleデータベースに接続するプロセスの数を考慮して、指定します。Oracleデータベースに接続するプロセスの数の詳細は、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。また、List Manager管理データベースへの最大接続数の算出方法は、以下を参照してください。
キャラクタ・セット
「キャラクタ・セット」は、以下の中から選択してください。
AL32UTF8
JA16EUC
JA16EUCTILDE
JA16SJIS
JA16SJISTILDE
接続モード
「専用サーバー・モード」を選択します。
Oracle Enterprise Manager Database Expressを使用する場合は、「Enterprise Manager (EM) Database Express の構成」を選択します。
「すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用」を選択し、パスワードを設定します。
「データベースの作成」、「データベース作成スクリプトの生成」を選択します。
各表領域のサイズを下表の値に変更します。すでに設定されている値の方が大きい場合は、変更しないでください。
表領域 | タイプ | サイズ(MB) | 増分値(MB) |
---|---|---|---|
SYSAUX | PERMANENT(永続) | 500 | 50 |
SYSTEM | PERMANENT(永続) | 500 | 50 |
TEMP | TEMPORARY(一時) | 1000 | 100 |
UNDOTBS1 | UNDO | 1000 | 100 |
エクステント管理は「ローカルでの管理」、「自動割当て」を選択します。
セグメント領域の管理は「自動」を選択します。
オンラインバックアップ機能を使用する場合、各REDOログ・グループの値を下表の値に変更します。
REDOログ・グループ | ファイル・サイズ | ファイル名 | ファイル・ディレクトリ(*1) |
---|---|---|---|
1 | 500MB | redo01a.log | /mnt/LM_REDO_A/ |
2 | 500MB | redo02a.log | /mnt/LM_REDO_A/ |
3 | 500MB | redo03a.log | /mnt/LM_REDO_A/ |
*1:
“2.7.2 REDOログファイル格納先の作成(オンラインバックアップ機能を使用する場合のみ)”で作成したマウントポイントです。
*2:
ファイルを追加します。