オンラインバックアップ機能を使用する場合、REDOログファイル格納用のディレクトリを作成します。
REDOログファイル用に、2GB以上のパーティションを2つ作成します。
注意
パーティションは、システム管理者権限で作成してください。
パーティションの作成には、formatユーティリティを使用します。formatユーティリティで、パーティションを区切るディスクの番号を入力したあと、「partition」を選択し、メニューの指示に従ってください。
⇒ formatユーティリティの詳細については、Solarisシステムのマニュアルを参照してください。
注意
パーティションの作成(オンラインバックアップ機能を使用する場合のみ)時に、シリンダ0(開始位置がセクタ番号0)は使用しないでください。
スライス2(パーティション番号2)は、ディスク全体を表すため、REDOログファイル用のパーティションとして使用しないでください。
REDOログファイルは、List Managerで使用する表領域と別のディスクのパーティションに配置してください。
作成した2つのパーティションを使用するためにディレクトリを作成し、マウントポイントとして使用します。
newfsコマンドを使用して、ufsファイルシステムをパーティションに作成します。
ディスク番号「t4」のパーティション「s0」、ディスク番号「t4」のパーティション「s1」にufsファイルシステムを作成する例を、以下に示します。
newfs /dev/rdsk/c0t4d0s0 newfs /dev/rdsk/c0t4d0s1
マウントポイントを作成します。
mkdirコマンドを使用して、作成したパーティションをマウントするためのマウントポイント(ここでは「/mnt/LM_REDO_A」、「/mnt/LM_REDO_B」とします。)を作成します。
mkdir /mnt/LM_REDO_A mkdir /mnt/LM_REDO_B
mountコマンドを使用して、パーティションをマウントポイントにマウントします。
ディスク番号「t4」のパーティション「s0」を「/mnt/LM_REDO_A」に、ディスク番号「t4」のパーティション「s1」を「/mnt/LM_REDO_B」にマウントする例を、以下に示します。
mount -F ufs -o forcedirectio /dev/dsk/c0t4d0s0 /mnt/LM_REDO_A mount -F ufs -o forcedirectio /dev/dsk/c0t4d0s1 /mnt/LM_REDO_B
手順2.で作成されたマウントポイントの所有者およびグループを、oracleおよびoinstallに変更します。
chown oracle:oinstall /mnt/LM_REDO_A chown oracle:oinstall /mnt/LM_REDO_B
作成されたマウントポイントは、“2.6.7 データベースの作成”でREDOログファイルの格納先として指定します。