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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

2.6.2 REDOログファイル格納先の作成(オンラインバックアップ機能を使用する場合のみ)

オンラインバックアップ機能を使用する場合、REDOログファイル格納用のディレクトリを作成します。

2.6.2.1 パーティションの作成

REDOログファイル用に、2GB以上のパーティションを2つ作成します。

注意

パーティションは、システム管理者権限で作成してください。

パーティションの作成には、formatユーティリティを使用します。formatユーティリティで、パーティションを区切るディスクの番号を入力したあと、「partition」を選択し、メニューの指示に従ってください。

⇒ formatユーティリティの詳細については、Solarisシステムのマニュアルを参照してください。

注意

  • パーティションの作成(オンラインバックアップ機能を使用する場合のみ)時に、シリンダ0(開始位置がセクタ番号0)は使用しないでください。

  • スライス2(パーティション番号2)は、ディスク全体を表すため、REDOログファイル用のパーティションとして使用しないでください。

  • REDOログファイルは、List Managerで使用する表領域と別のディスクのパーティションに配置してください。

2.6.2.2 ディレクトリの作成

作成した2つのパーティションを使用するためにディレクトリを作成し、マウントポイントとして使用します。

=操作手順=
  1. newfsコマンドを使用して、ufsファイルシステムをパーティションに作成します。
    ディスク番号「t4」のパーティション「s0」、ディスク番号「t4」のパーティション「s1」にufsファイルシステムを作成する例を、以下に示します。

    newfs /dev/rdsk/c0t4d0s0
    newfs /dev/rdsk/c0t4d0s1
  2. マウントポイントを作成します。
    mkdirコマンドを使用して、作成したパーティションをマウントするためのマウントポイント(ここでは「/mnt/LM_REDO_A」、「/mnt/LM_REDO_B」とします。)を作成します。

    mkdir /mnt/LM_REDO_A
    mkdir /mnt/LM_REDO_B
  3. mountコマンドを使用して、パーティションをマウントポイントにマウントします。
    ディスク番号「t4」のパーティション「s0」を「/mnt/LM_REDO_A」に、ディスク番号「t4」のパーティション「s1」を「/mnt/LM_REDO_B」にマウントする例を、以下に示します。

    mount -F ufs -o forcedirectio /dev/dsk/c0t4d0s0 /mnt/LM_REDO_A
    mount -F ufs -o forcedirectio /dev/dsk/c0t4d0s1 /mnt/LM_REDO_B
  4. 手順2.で作成されたマウントポイントの所有者およびグループを、oracleおよびoinstallに変更します。

    chown oracle:oinstall /mnt/LM_REDO_A
    chown oracle:oinstall /mnt/LM_REDO_B

    作成されたマウントポイントは、“2.6.7 データベースの作成”でREDOログファイルの格納先として指定します。