グローバルサーバのバッチ業務と連携して、ホスト連携プレミアムやホスト帳票受信サービスなどのホスト帳票連携製品/機能を経由してホスト帳票を配信・出力します。
●構築のポイント
既存インフラを変更せずにグローバルサーバと連携して、ホスト帳票をセンターで一元管理し、帳票出力サーバを経由して配信・出力したい。
⇒ホスト帳票を、グローバルサーバに接続されたプリンタ装置と同等の印刷結果になるように出力(ホスト帳票のエミュレーション
出力)
運用/ 管理コストを軽減するため、帳票出力の業務をオープンシステムで構築したい。
⇒グローバルサーバのバッチ業務と連携した帳票出力の基幹業務を構築
●システム構築手順と参照先
以下に、グローバルサーバのバッチ業務と連携した帳票配信システムの運用パターンを示します。
ホスト帳票連携の運用パターンとしては以下の種類があります。
TCP/IP分散印刷運用
FNA分散印刷運用(帳票管理サーバがWindowsの場合)
ここでは、TCP/IP分散印刷運用の例を説明します。
以下に、上記のシステムの構築手順と参照先について説明します。
なお、図中の(1)~(5)は、以降の手順(1)~(5)と対応しています。
以下の設計が必要です。
作業 | 参照先 |
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List Manager管理データベースの設計 |
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システム構成、運用形態などの設計 |
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論理あて先と論理デバイスの設計 |
|
以下のシステムに必要な製品をインストールします。
必須/関連ソフトウェアについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”を参照してください。
導入先 | インストール製品 |
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アプリケーションサーバ (グローバルサーバ) |
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帳票管理サーバ | List Works Enterprise Edition または |
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Charset Manager Agent | |
帳票出力サーバ | List Works Print Agent |
Charset Manager Agent |
*1:
必要なインストール製品は、グローバルサーバと帳票管理サーバの接続形態によって異なります。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携ガイド”を参照してください。
*2:
WebクライアントからList Managerの操作画面を表示する場合は、Webクライアント側の環境構築が必要となります。
以下の環境を設定します。
サーバ | 作業 | 参照先 |
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アプリケーションサーバ (グローバルサーバ) |
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帳票管理サーバ | List Manager管理データベースの作成
| オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“第2章 List Manager管理データベースの環境構築” |
List Managerの環境構築
| オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“第3章 帳票管理サーバの環境構築” | |
帳票関連情報の登録 | オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“3.9 List Manager運用環境の設定” | |
出力関連情報の登録
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ホスト帳票連携製品/機能との通信環境の設定
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Webアプリケーションサーバの環境構築 | オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“第6章 Webアプリケーションサーバの環境構築” | |
帳票出力サーバ | List Works Print Agentの環境構築 | オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“第4章 List Works Print Agentの環境構築” |
以下の準備作業が必要です。
作業 | 参照先 |
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印刷資源の作成と配置 |
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ライタ定義の変更 | OSIV APS説明書 |
ポイント
ユーザアプリケーションは変更する必要なく、ライタ定義の変更だけでList Manager経由で出力することができます。
アプリケーションサーバ(グローバルサーバ)上のユーザアプリケーションを実行します。