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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能スタートガイド

2.7 セキュリティ機能

List Managerでは、不正操作の監視・抑止・追跡、および情報漏えいの防止を行うため、以下のセキュリティ機能を提供しています。

SecureLoginBox連携(指紋認証)

生体認証製品であるSecureLoginBoxと連携することで、操作画面および帳票ブラウザへのログイン時、指紋による認証を行うことができます。これにより、確実な本人承認が行えるため、操作画面および帳票ブラウザへの不正なログインを防止できます。

出力者名出力機能

帳票に、帳票の出力者名を出力する機能です。

帳票登録時に帳票の出力者名 を指定すると、帳票に出力できます。

帳票登録を行ったユーザ以外のユーザが同じ帳票を再出力した場合は、再出力したユーザのユーザID(最終出力者ID)が帳票に出力されます。

この機能によって、帳票の出力者を識別することができ、帳票からの情報漏えいの抑止・追跡を行うことができます。

なお、出力者名出力機能を使用するかどうかは、帳票管理サーバの環境設定ファイルで指定し、その指定にしたがって、出力者名が出力されます。指定方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

注意

この機能は、List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信する場合のみ利用できます。

最終出力者ID管理機能

帳票の最終出力者のユーザIDをList Managerで管理する機能です。

この機能によって、不正出力による情報漏えいの監視・追跡を行うことができます。

帳票の最終出力者は、以下で確認できます。

PDFファイルの閲覧制限機能

PDFファイル形式の帳票に対し、閲覧を制限する機能です。

この機能によって、以下のようなことが行えます。

注意

この機能は、List Manager帳票出力インタフェースを利用して帳票を配信する場合のみ利用できます。

監査証跡ログ機能

ユーザが行った操作に関する情報をログ(監査証跡ログ)に出力する機能です。

監査証跡ログは、帳票管理サーバの監査証跡ログファイルに出力されます。

この機能によって、不正操作の抑止・監視、および問題発生時の追跡調査を行うことができます。

監査証跡ログには、以下の種類があります。

なお、監査証跡ログファイルは、Administrators権限/システム管理者権限を持つユーザのみ参照できます。

監査証跡ログ機能を使用するかどうかや環境設定などは、帳票管理サーバの環境設定ファイルで指定します。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。

監査証跡ログに出力される情報・ログの確認方法・改ざんチェック方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。

Centric Managerのログ監視機能との連携

Centric Manager には、各サーバ上のログを収集し、一元管理する機能があります。List Managerでは、この機能と連携することによって、帳票管理サーバ上に出力された監査証跡ログファイルを、Centric Manager のサーバで一元管理できるようになります。

出力回数管理機能

帳票の出力回数を管理し、画面上に表示する機能です。