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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

1.7.2 PRIMERGY の場合の注意点

iRMCBMC とクラスタノードは同じネットワークセグメントにしてください

同じネットワークセグメントに属していない場合、IPMI シャットダウンエージェントが正しく動作しません。

IPMIシャットダウンエージェントを使用する場合、kdumpシャットダウンエージェントも設定してください

kdumpシャットダウンエージェントを設定していない場合、パニックダンプの採取が行われずにノードが強制停止されます。
kdumpシャットダウンエージェントは、panicinfo_setupコマンドにより設定されます。

ただし、以下の環境では、kdumpシャットダウンエージェントは使用できません。

以下の環境では、クラスタ高速切替機能は使用できません。

クラスタシステムを構成するノードの1つに異常が発生し、ハートビートが失敗した場合、PRIMECLUSTERシャットダウン機構は異常が発生したノードの電源を強制的に切断します。

ハートビートの失敗要因がパニックであった場合、クラッシュダンプ中に強制電源切断するためにクラッシュダンプ採取が途中で終了します。

また、これらの環境で、手動でクラッシュダンプを採取したい場合、“C.1.3 クラッシュダンプ”の手順で行う必要があります。この手順以外で採取を行った場合、クラッシュダンプ中に強制電源切断され、クラッシュダンプ採取が途中で終了します。

iRMC,BMCLANインタフェースは専用LANとしてください

シャットダウン機構で使用するiRMC,BMCのLANインタフェースは専用LANとして占有します。業務LANやクラスタインタコネクトと兼用することはできません。

IPMIシャットダウンエージェントを使用する場合、設定に指定するiRMCのユーザは 管理者権限を付加してください

管理者権限がない場合、IPMIシャットダウンエージェントは正しく動作しません。

シリアルコンソールを使用する環境においては、シリアルコンソールを 57600 ~ 115200 bps に設定してください

シリアルコンソールが 300 ~ 38400 bps に設定されている場合、kdump シャットダウンエージェント、IPMI シャットダウンエージェントが正しく動作せず、業務の切替えを行えないことがあります。