B.1 lxrepdrcrt.sh

[名称]

lxrepdrcrt.sh -- DRレプリケーション環境作成シェルスクリプト

[形式1]

lxrepdrcrt.sh -m rlp -k { capture | reflect } [-R]

[形式2]

lxrepdrcrt.sh -m mndb -k { capture | reflect } [-R]

[機能説明]

DRレプリケーションに必要なRLP環境(RLM、RLCファイル)を作成します。
DRレプリケーションに必要なBC管理DBを作成します。作成するBC管理DBは以下です。

本シェルスクリプトは、Symfoware/RDBのロググループ単位に実行します。定義されているすべてのロググループ（監査ログ用ロググループを除く）に対して実行します。
本シェルスクリプトは、両システムでそれぞれ実行します。

[オプションの意味]

-m mndb: BC管理DBおよびRERUNログ引継ぎファイルを作成します。
本オプションの値は、シェルスクリプト内で実行するlxrepdrcrtコマンドの-mオプションに指定されます。

-k { capture | reflect }

操作対象システムを指定します。

capture ：複写元システムで本シェルスクリプトを実行する場合に指定します。
reflect ：複写先システムで本シェルスクリプトを実行する場合に指定します。

本オプションの値は、シェルスクリプト内で実行するlxrepdrcrtコマンドの-kオプションに指定されます。

-R: 複写先システムで-m rlpと組み合わせて指定すると、センター切替え用のRLP環境（RLCファイル）を作成します。複写元システムで-m mndbと組み合わせて指定すると、センター切替え用のRLP環境（RERUNログ引継ぎファイル）を作成します。

[シェル変数の意味]

RDBNAME: 環境変数RDBNAMEに、RDBシステム名を指定します。
RDBシステム名を付けない運用の場合、環境変数RDBNAMEをunsetします。

DRREP_ENVFILE: DRレプリケーション定義ファイルのファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
本変数は、シェルスクリプト内で実行するlxrepdrcrtコマンドの-dオプションに指定されます。
DRレプリケーション定義ファイルの詳細は、“導入運用ガイド”を参照してください。

WORKDIR: 本シェルスクリプトで一時的に使用する作業ファイルの格納ディレクトリパス名を、32バイト以内の絶対パス名で指定します。本オプションを省略した場合、“/work”を使用します。
本変数は、シェルスクリプト内で実行するlxrepdrcrtコマンドの-wオプションに指定されます。

[復帰値]

0：正常終了
0以外：異常終了

[注意事項]

事前にBCログ管理ファイルが作成されている必要があります。
形式1の場合、Symfoware/RDBが停止している必要があります。
形式2の場合、Symfoware/RDBが起動されている必要があります。
本シェルスクリプトが異常終了した場合、異常終了の原因を取り除いた後、テンプレートシェルスクリプトlxrepdrdrp.shでDRレプリケーション環境を削除した後、本シェルスクリプトを再実行してください。
本シェルスクリプトは、管理者の権限で実行してください。
本シェルスクリプトは、両システムで実行可能です。