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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

6.1.3 ファイル構成

DRレプリケーションのファイル構成について説明します。

上図の以下のファイルは、複写先システムとして動作した場合にシステムが自動作成します。

RDBシステム単位のファイル

ファイル

ファイル名

ファイルの配置先

ファイルの種別

複写元システム

複写先システム

BC構成パラメタファイル

DRレプリケーションの動作環境を定義するファイルです。

任意

Symfoware ServerのRDB構成パラメタファイルの以下に指定
・RDBBC

UNIX系ファイル

BCログ管理ファイル

RLPの情報を管理するファイルです。

任意

BC構成パラメタファイルの以下に指定
・BCLOGMANAGE

UNIX系ファイル

トレースバイナリファイル

DRレプリケーションのトレースを書き込むファイルです。

bctrace_RDBシステム名_1.dat
bctrace_RDBシステム名_2.dat

/var/opt/FJSVsymbc/trace

UNIX系ファイル

〇:必要

RLP単位のファイル

ファイル

ファイル名

ファイルの配置先

ファイルの種別

複写元システム

複写先システム

RLP動作環境ファイル

RLPの動作を設定するファイルです。

“RLP名”+“.env”

BC構成パラメタファイルの以下に指定
・RLP_FILE_PATH

UNIX系ファイル

RLP管理オブジェクト

BC管理DBの構成要素です。

任意

RLP定義ファイルの以下のいずれかに指定
・MNDB_RAW_DEVICE
・MNDB_FILE

データベーススペース

送信用RLMファイル
(RLM-S)

システム間での運用中の情報の連携に利用する領域です。

任意

RLP定義ファイルの以下に指定
・RLM_OWN_SEND_DEVICE

UNIX系ファイル

受信用RLMファイル
(RLM-R)

システム間での運用中の情報の連携に利用する領域です。

任意

RLP定義ファイルの以下に指定
・RLM_OWN_RECV_DEVICE

UNIX系ファイル

RLCファイル

RLCの構成要素でRERUNログを書き込むファイルです。

任意

RLP定義ファイルの以下に指定
・RLC_OWN_DEVICE

UNIX系ファイル

×
(注)

RLC退避ファイル

RLCファイルを退避したファイルです。

“RLP名”+“_”+“RLC通番”+“.bkup”

“RLP名”+“_”+“RLC通番”+“.snd”

“RLP名”+“_”+“RLC通番”

DRレプリケーション定義ファイルの以下に指定
・BACKUPDIR

UNIX系ファイル

RERUNログ抽出ファイル

RLCファイルからRERUNログを抽出し、格納するファイルです。

“RLP名”+“#”+“RLC通番”

RLP動作環境ファイルの以下に指定
・EXT_FILE_PATH

UNIX系ファイル

×
(注)

RERUNログ抽出作業域ファイル

複写先システムでRERUNログをRLCファイルから抽出する際に利用するファイルです。

任意

RLP動作環境ファイルの以下に指定
・EXT_WORK_PATH

UNIX系ファイル

×
(注)

RERUNログ引継ぎファイル

トランザクションの途中までしか書き込まれていないRERUNログを一時的に保管するファイルです。

“RLP名”+“.cnf”

RLP動作環境ファイルの以下に指定
・CONT_FILE_PATH

UNIX系ファイル

×
(注)

資源識別子抽出ファイル

資源識別子を格納したファイルです。

任意

DRレプリケーション定義ファイルの以下に指定
・MAPFILE

UNIX系ファイル

注) 保守運用を行う場合は必要です。

〇:必要

×:不要

参照

  • BC構成パラメタファイル、RLP定義ファイル、RLP動作環境ファイルおよびDRレプリケーション定義ファイルの詳細は、“導入運用ガイド”を参照してください。

  • BC管理DBの詳細および注意事項は、“C.3 BC管理DBの構成”を参照してください。

  • 各資源の配置の詳細については、“6.2 DRレプリケーションシステムの設計”を参照してください。