DRレプリケーションのファイル構成について説明します。
上図の以下のファイルは、複写先システムとして動作した場合にシステムが自動作成します。
RERUNログ抽出ファイル
RERUNログ抽出作業域ファイル
RDBシステム単位のファイル
ファイル | ファイル名 | ファイルの配置先 | ファイルの種別 | 複写元システム | 複写先システム | |
---|---|---|---|---|---|---|
BC構成パラメタファイル | DRレプリケーションの動作環境を定義するファイルです。 | 任意 | Symfoware ServerのRDB構成パラメタファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
BCログ管理ファイル | RLPの情報を管理するファイルです。 | 任意 | BC構成パラメタファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
トレースバイナリファイル | DRレプリケーションのトレースを書き込むファイルです。 | bctrace_RDBシステム名_1.dat | /var/opt/FJSVsymbc/trace | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
〇:必要
RLP単位のファイル
ファイル | ファイル名 | ファイルの配置先 | ファイルの種別 | 複写元システム | 複写先システム | |
---|---|---|---|---|---|---|
RLP動作環境ファイル | RLPの動作を設定するファイルです。 | “RLP名”+“.env” | BC構成パラメタファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
RLP管理オブジェクト | BC管理DBの構成要素です。 | 任意 | RLP定義ファイルの以下のいずれかに指定 | データベーススペース | 〇 | 〇 |
送信用RLMファイル | システム間での運用中の情報の連携に利用する領域です。 | 任意 | RLP定義ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
受信用RLMファイル | システム間での運用中の情報の連携に利用する領域です。 | 任意 | RLP定義ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
RLCファイル | RLCの構成要素でRERUNログを書き込むファイルです。 | 任意 | RLP定義ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | × |
RLC退避ファイル | RLCファイルを退避したファイルです。 | “RLP名”+“_”+“RLC通番”+“.bkup” “RLP名”+“_”+“RLC通番”+“.snd” “RLP名”+“_”+“RLC通番” | DRレプリケーション定義ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
RERUNログ抽出ファイル | RLCファイルからRERUNログを抽出し、格納するファイルです。 | “RLP名”+“#”+“RLC通番” | RLP動作環境ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | × | 〇 |
RERUNログ抽出作業域ファイル | 複写先システムでRERUNログをRLCファイルから抽出する際に利用するファイルです。 | 任意 | RLP動作環境ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | × | 〇 |
RERUNログ引継ぎファイル | トランザクションの途中までしか書き込まれていないRERUNログを一時的に保管するファイルです。 | “RLP名”+“.cnf” | RLP動作環境ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | × | 〇 |
資源識別子抽出ファイル | 資源識別子を格納したファイルです。 | 任意 | DRレプリケーション定義ファイルの以下に指定 | UNIX系ファイル | 〇 | 〇 |
注) 保守運用を行う場合は必要です。
〇:必要
×:不要
参照
BC構成パラメタファイル、RLP定義ファイル、RLP動作環境ファイルおよびDRレプリケーション定義ファイルの詳細は、“導入運用ガイド”を参照してください。
BC管理DBの詳細および注意事項は、“C.3 BC管理DBの構成”を参照してください。
各資源の配置の詳細については、“6.2 DRレプリケーションシステムの設計”を参照してください。