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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

C.3 BC管理DBの構成

BC管理DBは、複写元システムと複写先システムでRLPごとにDRレプリケーションの以下の管理情報を管理しています。

これらの情報は、Symfoware/RDBのデータベース上に管理しています。
BC管理DBの運用は、通常のデータベースと同様にSymfoware/RDBの機能を利用して実施します。

注意

  • BC管理DBはDRレプリケーションシステムが情報を管理するため、一般利用者は直接アクセスしてはいけません。

  • 定義や削除、表示について、データベースの管理者以外は行わないでください。また、データベース管理者以外にアクセス権限を付加しないでください。

  • BC管理DBの情報を表示するには以下のコマンドを利用してください。なお、DRレプリケーションによるBC管理DBの更新結果は、複写先システムへの反映対象になりません。

    情報種別

    表示情報

    表示手段

    利用シーン

    資源対応関係管理情報

    資源識別子の表示

    lxrepdrmapコマンド

    環境構築時

    RERUNログ抽出ファイル管理情報

    反映処理の状態

    lxrepdrrefコマンド

    通常運用時

BC管理DBの構成概要

BC管理DBの資源名

BC管理DBのセットアップで定義される資源名を説明します。

データベース名とスキーマ名

種別

定義名

備考

データベース名

BC構成パラメタファイルのBCMNDBパラメタに指定した文字列

省略不可

スキーマ名

BC_SCH

名前は固定

表名とDSO名

情報名

実表名

DSO名

格納構造

備考

資源対応関係管理情報

BC_TL_CODE

BC_DSO_TL_CODE

SEQUENTIAL

名前は固定

インデックス

BC_DSO_IX_CODE_MAIN

BTREE

インデックス

BC_DSO_IX_CODE_SUB

BTREE

メッセージ連携管理情報

BC_TL_POINT

BC_DSO_TL_POINT

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_POINT_MAIN

BTREE

インデックス

BC_DSO_IX_POINT_SUB

BTREE

反映状態管理情報

BC_TL_RESTART

BC_DSO_TL_RESTART

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_RESTART

BTREE

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_TL_CYCLE

BC_DSO_TL_CYCLE

SEQUENTIAL

インデックス

BC_DSO_IX_CYCLE

BTREE

BC管理DBの構成

情報名

インデックスのDSO名

意味

構成列

資源対応関係管理情報

BC_DSO_IX_CODE_MAIN

主キー
(UNIQUE)

OTHER_CODE,OTHER_DB_CODE,RLP_CODE,KIND

BC_DSO_IX_CODE_SUB

2次キー
(UNIQUE)

OWN_CODE,OWN_DB_CODE,RLP_CODE,KIND

メッセージ連携管理情報

BC_DSO_IX_POINT_MAIN

主キー
(UNIQUE)

POINT_NAME,POINT_KIND, RLP_CODE

BC_DSO_IX_POINT_SUB

2次キー
(UNIQUE)

POINT_CODE,POINT_SUB_CODE,RLP_CODE

反映状態管理情報

BC_DSO_IX_RESTART

主キー
(UNIQUE)

DSI_CODE,DB_CODE,KIND,RLP_CODE

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_DSO_IX_CYCLE

主キー(UNIQUE)

RLP_CODE,KIND

ポイント

  • BC管理DBは、DRレプリケーションシステムがアクセスするため、詳細な表のレイアウトは意識する必要はありません。
    表・インデックスのDSI構成を元に運用を行ってください。

  • レイアウトの詳細を確認する場合は、Symfoware/RDBのrdbprtコマンドで確認することができます。
    rdbprtコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

DSI名とデータベーススペース名

情報名

DSI名
(上段=表、
中段および下段=インデックス)

DSI分割値

格納構造/
ページ長

データベース
スペース名

資源対応関係管理情報

BC_DSI_RLPID_TL_CODE

RLPのID

SEQUENTIAL/32K

BC_DBSP_RLPID
(注1)

BC_DSI_RLPID_IX_CODE_MAIN

BTREE/16K
(注2)

BC_DSI_RLPID_IX_CODE_SUB

BTREE/16K
(注2)

メッセージ連携管理情報

BC_DSI_RLPID_TL_POINT

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPID_IX_POINT_MAIN

BTREE/16K
(注2)

BC_DSI_RLPID_IX_POINT_SUB

BTREE/16K
(注2)

反映状態管理情報

BC_DSI_RLPID_TL_RESTART

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPID_IX_RESTART

BTREE/16K
(注2)

RERUNログ抽出ファイル管理情報

BC_DSI_RLPID_TL_CYCLE

SEQUENTIAL/32K

BC_DSI_RLPID_IX_CYCLE

BTREE/16K
(注2)

RLPのID:lxrepdrrlpコマンドで確認したRLPのID

注1) lxrepdrmndbコマンドで定義文を生成したときのデータベーススペース名です。
両システムのデータベーススペース構成は一致させるため、lxrepdrmndbコマンドで作成した定義文は、データベーススペースに関してもそのまま利用してください。

注2) BTREE構造のページ長はインデックス部とベース部共通です。