機能説明
本コマンドは、SystemwalkerコンソールよりInterstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視を行う場合、以下の条件のときに実行します。
実行先サーバ
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視を行う予定の(またはすでに行っている)業務サーバまたは、部門管理サーバ
実行条件
Systemwalkerの構成が 業務サーバ - 部門管理サーバ - 運用管理サーバの構成で、部門管理サーバのSystemwalkerのバージョンレベルがV10.0/10.0以前の版の場合(オプション -Oの実施)
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視をSystemWalker/CentricMGR V10.0L10/10.0以前から行っており、アップグレードインストールを行い、運用管理サーバもアップグレードを行い、監視している環境すべてV10.0L20/10.1以降の環境になった場合。(オプション -Nの実施)
記述形式
Workunit_evt | [-O][-N] |
オプション
記述形式を表示します。
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視に関するメッセージについて、SystemWalker/CentricMGR V10.0L10/10.0以前の運用管理サーバに出力可能にします。
この場合、運用管理サーバ側において自動アクション(アプリケーション起動)は必須となります。
Interstageの監視に関するメッセージについて、上位サーバへの通知方法をV10.0L20/10.1以降の上位サーバに対するメッセージ送信方法にて送信します。
復帰値
【Windows版】
正常
内部エラー
【Solaris版/Linux版】
正常
内部エラー
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\bin |
Solaris | /opt/FJSVsapag/bin/ |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンド投入後、即時にInterstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視に関するメッセージの上位サーバへのメッセージ送信方法が変更されます。
本コマンドを実行する場合は、必ずInterstageの監視(ワークユニット/IJServerクラスタの稼働監視)を行う前(運用前)に実行してください。
本コマンドを実行しない状態で、Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働状態メッセージが発生してしまった場合、以下のメッセージが出力されます。『上位送信先システムは旧版のためワークユニット/IJServerクラスタの稼働状態が送信できません。Interstageがインストールされている本ノードを含む配下ノードでWorkunit_evt -O を実行してください。』
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視中に本コマンドを投入した場合、ワークユニット/IJServerクラスタの稼働監視に関するメッセージが上位サーバに対し正しく送信できず、ワークユニット/IJServerクラスタの稼働状態が実際と異なる場合があります。
その場合以下のどちらかの対応をしてください。
“Interstage Application Server 運用管理ガイド”の稼働監視に従った対処
本コマンドを投入したシステムの再起動の実施
本コマンドはインストール時にアプリケーション管理機能を未選択の場合、インストールされません。
使用例
【Windows版】
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視を新たに行う業務サーバがあります。
Systemwalkerの構成が 業務サーバ - 部門管理サーバ - 運用管理サーバの構成で、部門管理サーバのSystemwalkerのバージョンレベルがV10.0以前の版の場合であり、アプリケーション検出のポリシー配付後、本コマンドを投入します。
Workunit_evt.exe -O
【Solaris版/Linux版】
Interstage(ワークユニット/IJServerクラスタ)の稼働監視を新たに行う業務サーバがあります。
Systemwalkerの構成が 業務サーバ - 部門管理サーバ - 運用管理サーバの構成で、部門管理サーバのSystemwalkerのバージョンレベルが10.0以前の版の場合であり、アプリケーション検出のポリシー配付後、本コマンドを投入します。
Workunit_evt -O