機能説明
本コマンドは、swmoveコマンドで退避した以前のバージョンのSystemwalker Centric Managerの資産を本バージョンに移行するために使用します。コマンドを実行すると、指定された退避先ディレクトリにある移行資産が復元されます。
記述形式
swtrans | -b 退避先ディレクトリ名 |
オプション
復元する移行資産が格納(退避)されているディレクトリ名をフルパスで指定します。
退避先ディレクトリ名は、半角英数字で指定します。空白を含むことはできません。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Solaris | <DVDドライブ>/Solaris/unx/tool |
Linux | <DVDドライブ>/Linux/unx/tool |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドを実行後、以下のメッセージが出力されます。
May I shift by this backup data? [y or n](Default : n)
指定した資産の復元を実施してもよい場合には、「y」を指定してください。
ネットワークドライブ上にある退避データを指定することはできません。
本コマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerのデーモンが自動的に停止します。また、本コマンドの実行環境にSystemwalker Operation Managerがインストールされている場合は、Systemwalker Operation Managerのデーモンも同時に停止します。
運用管理サーバをswmoveコマンドで退避した環境にNetWalker/Base、集中監視マネージャ、資源配付(Systemwalker SoftDelivery)が共存していた場合、下表の4つの情報が重複します。
1) 3つ共存していた場合
製品名 | ノード | ノード | インタフェース | インタフェース |
---|---|---|---|---|
NetWalker/Base | ○ | ○ | ||
集中監視マネージャ | ||||
資源配付 | ○ | ○ |
2) NetWalker/Baseと集中監視マネージャが存在していた場合
製品名 | ノード | ノード | インタフェース | インタフェース |
---|---|---|---|---|
NetWalker/Base | ○ | ○ | ||
集中監視マネージャ | ○ | ○ |
3) NetWalker/Baseと資源配付が存在していた場合
製品名 | ノード | ノード | インタフェース | インタフェース |
---|---|---|---|---|
NetWalker/Base | ○ | ○ | ||
資源配付 | ○ | ○ |
4) 集中監視マネージャと資源配付が存在していた場合
製品名 | ノード | ノード | インタフェース | インタフェース |
---|---|---|---|---|
集中監視マネージャ | ○ | (注) | ||
資源配付 | ○ | ○ | (注) |
サブネットマスクが不明のため、すべて「新ノード」配下に登録します。