機能説明
本コマンドは、以前のバージョンのSystemwalker Centric Managerで使用していた資産を本バージョンに移行するために使用します。コマンドを実行すると、移行対象となる資産が指定された退避先ディレクトリに退避されます。
本コマンドでは、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降の製品、および、以下の製品の資産を移行することができます。
NetWalker/Base
集中監視マネージャ、集中監視エージェント
資源配付(Software Delivery)
記述形式
swmove | -b 退避先ディレクトリ名 |
オプション
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。
退避先ディレクトリ名は、半角英数字で指定します。空白を含むことはできません。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Solaris | <DVDドライブ>/Solaris/unx/tool |
Linux | <DVDドライブ>/Linux/unx/tool |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
旧資産のあるサーバで実行可能です。
注意事項
必ず、“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”に記載されている手順に従って資産の退避を行うようにしてください。
本コマンドを実行する前に、退避先ディレクトリとするディレクトリへの書き込みが可能かどうかを必ず確認してください。
本コマンドを実行する前に、退避先ディレクトリとするディレクトリに十分な空き容量があることを必ず確認してください。
NetWalker/Baseの資産を移行する場合には、以下の操作が必要です。
NetWalker画面からファイル名に「NW2V5」を指定し、Export操作を行います。
通常運用で指定しているNWUSER環境変数を指定し、NWUSER環境変数を設定します。
ネットワークドライブ上にある退避データを指定することはできません。
本コマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerのデーモンが自動的に停止します。また、本コマンドの実行環境にSystemwalker Operation Managerがインストールされている場合は、Systemwalker Operation Managerのデーモンも同時に停止します。
drmsstupコマンドで設定している情報(論理IPアドレス設定)は、移行対象外となります。swtransコマンド実行後にdrmsstupコマンドでLAN二重化の設定を実施してください。