機能説明
セキュリティ管理者が、システム内での承認状況を確認する機能です。
承認状況を確認する場合、システム内で承認されている特権の状況を表示できます。システム保守承認コマンドで指定した終了日時を過ぎたものや、作業終了コマンドにより終了されたものは表示されません。
本コマンドが実行された場合、コマンドの実行日付・操作場所などの情報が、アクセス制御ログおよびSystemwalkerコンソール監査ログに出力されます。また、システム状態(ディスク容量が足りない)などによりログ出力できない場合は、システムログに出力し、処理を実行します。
記述形式
swsvacapprovalview | [-n 承認番号] |
オプション
セキュリティ管理者から通知された承認番号を指定します。
ASCII文字、256文字以内で指定します。
オプションを省略した場合は、現在実行したサーバ上で有効なすべての承認番号の情報を出力します。
復帰値
正常終了
権限違反
多重起動
通信異常
パラメタ異常
内部異常
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsvac\bin |
Linux | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
セキュリティ管理者のみ実行できます。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、および業務サーバで実行可能です。
本コマンドは、セキュリティ管理者権限(注)、が必要です。
セキュリティ管理者が所有している権限です。
注意事項
本コマンドはSystemwalker Centric Manager V15.1.0以降の場合、動作しません。
本コマンドはWindows Server 2012以降の場合、インストールされません。
本コマンドはRed Hat Enterprise Linux 6以降の場合、インストールされません。
使用例
swsvacapprovalview
実行結果/出力形式
APPROVAL NUMBER USER ID Effective time Expiration time Num Operator Comment ==================================================================================== server_20080515_001 user1 20080601090000 20080601180000 2 担当1 OS パッチ適用 server_20080515_002 user2 20080610160000 20080610180000 1 DB メンテナンス server_20080515_001 user3 20080615090000 UNLIMIT 1 担当2
各項目の説明
項目 | 意味 | 例 |
---|---|---|
APPROVAL NUMBER | 承認番号:特権を許可した事実をシステム内で一意に示すものです。セキュリティ管理者により承認されている作業であることを示す番号となります。 | server_20080515_001 |
USER ID | ユーザID:承認が許可されたOS上のユーザです。 | user1 |
Effective time | 作業開始日時:承認された作業を開始可能な時間です。yyyymmddhhMMssの形式で表示します。 | 20080601090000 |
Expiration time | 作業終了日時:承認された作業が終了する予定時刻です。yyyymmddhhMMssの形式、または終了時刻が設定されていない場合は「UNLIMIT 」が表示されます。 | 20080601180000 |
Num | 利用者数:現在承認番号を使用しているユーザーの数を表示します。 | 2 |
Operator | 担当者氏名:承認が許可された担当者の氏名を表示します。承認時に担当者氏名が指定されていない場合は空欄となります。 | 担当1 |
Comment | コメント:承認時に設定したコメントを表示します。設定されていない場合は何も表示されません。 | OS パッチ適用 |