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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.330 swsvacapprovalview(システム保守承認状況表示コマンド)

機能説明

セキュリティ管理者が、システム内での承認状況を確認する機能です。

承認状況を確認する場合、システム内で承認されている特権の状況を表示できます。システム保守承認コマンドで指定した終了日時を過ぎたものや、作業終了コマンドにより終了されたものは表示されません。

本コマンドが実行された場合、コマンドの実行日付・操作場所などの情報が、アクセス制御ログおよびSystemwalkerコンソール監査ログに出力されます。また、システム状態(ディスク容量が足りない)などによりログ出力できない場合は、システムログに出力し、処理を実行します。

記述形式

swsvacapprovalview

[-n 承認番号]

オプション

-n 承認番号:

セキュリティ管理者から通知された承認番号を指定します。

ASCII文字、256文字以内で指定します。

オプションを省略した場合は、現在実行したサーバ上で有効なすべての承認番号の情報を出力します。

復帰値

0:

正常終了

1:

権限違反

3:

多重起動

4:

通信異常

10:

パラメタ異常

99:

内部異常

参照

swsvacapprove(システム保守承認コマンド)

swsvacoperate(システム保守開始/終了コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsvac\bin

Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

swsvacapprovalview

実行結果/出力形式

APPROVAL NUMBER      USER ID  Effective time  Expiration time Num Operator Comment
====================================================================================
server_20080515_001   user1   20080601090000  20080601180000  2   担当1    OS パッチ適用
server_20080515_002   user2   20080610160000  20080610180000  1            DB メンテナンス
server_20080515_001   user3   20080615090000  UNLIMIT         1   担当2

各項目の説明

項目

意味

APPROVAL NUMBER

承認番号:特権を許可した事実をシステム内で一意に示すものです。セキュリティ管理者により承認されている作業であることを示す番号となります。

server_20080515_001

USER ID

ユーザID:承認が許可されたOS上のユーザです。

user1

Effective time

作業開始日時:承認された作業を開始可能な時間です。yyyymmddhhMMssの形式で表示します。

20080601090000

Expiration time

作業終了日時:承認された作業が終了する予定時刻です。yyyymmddhhMMssの形式、または終了時刻が設定されていない場合は「UNLIMIT 」が表示されます。

20080601180000

Num

利用者数:現在承認番号を使用しているユーザーの数を表示します。

2

Operator

担当者氏名:承認が許可された担当者の氏名を表示します。承認時に担当者氏名が指定されていない場合は空欄となります。

担当1

Comment

コメント:承認時に設定したコメントを表示します。設定されていない場合は何も表示されません。

OS パッチ適用