ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.33 cmmakecsr(証明書申請情報作成、出力コマンド)

機能説明

指定された情報を持つ証明書申請情報を作成し、ファイルに出力します。鍵ペアを新規作成して申請書を作成する場合、-ktまたは-kbのどちらかを必ず指定します。-kbオプションには2048ビットを指定することを推奨します。

すでに存在する鍵ペアを使用して申請書を作成する場合は-klだけを指定します。

なお、トークンをアクセスするためのUserPINの入力は対話的に行います。空白文字は指定できません。

記述形式

cmmakecsr

[-ed Environment-directory] -sd Slot-directory -tl TokenLabel
-of OutFile [-f {TEXT|NOHEAD|V2} ] [-c Country] [-cn CommonName]
[-o Organization] [-ou OrganizationUnit] [-ea EMailAddress]
[-t Title] [-tel Phone] [-l Locality] [-s State] [-sa {SHA1|MD5 |SHA256|SHA384|SHA512} ]
{ -kl KeyLabel | [-kt RSA] [-kb {512|768|1024|2048|3072|4096} ] [-sf Seed-File]}

オプション

-ed Environment-directory :

運用管理ディレクトリ(Environment-directory)をフルパスで指定します。

省略された場合、環境変数「CMIPATH」に設定されている情報が有効となります。

-sd Slot-directory :

スロット情報ディレクトリ(Slot-directory)をフルパスで指定します。

-tl TokenLabel :

使用する鍵の存在している、または新規作成した鍵を登録します。トークンラベル(TokenLabel)を指定します。

-of OutFile :

申請書の出力先ファイル名(OutFile)をフルパスで指定します。

-f {TEXT|NOHEAD|V2} :

出力フォーマットを指定します。

TEXT :

CSR形式で出力します。(省略時)

NOHEAD :

ヘッダを付けずに出力します。

V2 :

S/MIME形式で、application/pkcs10ヘッダを付けて出力します。

-c Country :

国名(Country)を指定します。

-cn CommonName :

Webサーバのホスト名(CommonName)を指定します。

-o Organization :

英数字組織名(Organization)を指定します。

-ou OrganizationUnit :

英数字組織単位名(OrganizationUnit)を指定します。

-ea EMailAddress :

メールアドレス(EMailAddress)を指定します。

-t Title :

肩書き(Title)を指定します。

-tel Phone :

電話番号(Phone)を指定します。

-l Locality :

市区町村名(Locality)を指定します。

-s State :

都道府県名(State)を指定します。

-sa {SHA1|MD5|SHA256|SHA384|SHA512} :

署名アルゴリズムを指定します。

SHA1 :

SHA1を使用します。(省略時)

MD5 :

MD5を使用します。

SHA256 :

SHA256を使用します。

SHA384 :

SHA384を使用します。

SHA512 :

SHA512を使用します。

-kl KeyLabel :

使用する鍵についているラベル(KeyLabel)を指定します。

-kt RSA :

鍵を新規作成する場合、鍵のタイプを指定します。

RSA :

RSA暗号アルゴリズムの鍵ペアを作成します。(省略時)

-kb {512|768|1024|2048|3072|4096} :

鍵を新規作成する場合、鍵の長さを指定します。

512 :

鍵長を512ビットとします。(省略時)

768 :

鍵長を768ビットとします。

1024 :

鍵長を1024ビットとします。

2048 :

鍵長を2048ビットとします。(推奨)

3072 :

鍵長を3072ビットとします。

4096 :

鍵長を4096ビットとします。

注意

マシンの処理性能の向上などにより、512、768ビットのRSA暗号アルゴリズムの鍵は安全でないため、利用しないでください。また、1024ビットの鍵の利用も推奨されていません。鍵長はサーバの安全度にも関係しますので、2048ビットを指定することを推奨します。運用上やむを得ず512、768、1024ビットのRSA暗号アルゴリズムの鍵を使用する際には、その危険性を認識の上で使用してください。

-sf Seed-File:

本オプションは指定しないでください。

参照

SSL暗号化通信用コマンド

コマンド格納場所

Windows

%CommonProgramFiles%\Fujitsu Shared\F3FSSMEE

Solaris

/opt/FJSVsmee/bin

64bit版のLinux

/opt/FJSVsmee64/bin

64bit版以外のLinux

/opt/FJSVsmee/bin

注意事項