機能説明
ServiceNowアクセス情報の定義を対話形式で行います。
本コマンドは、pyhtonコマンドから呼び出して利用するスクリプトです。
記述形式
python swsn_authdef.py | [-v | -del] |
※先頭の"python"は、サポートしているバージョンのpythonコマンドへのパスが設定されている場合の形式です。パスを設定していない場合は、サポートしているバージョンのpythonコマンドをフルパスで指定します。
オプション
ServiceNowアクセス情報の定義を対話形式で行います。
対話形式で入力するアクセス情報は、以下のとおりです。
入力項目 | 説明 | 入力可能な値 |
---|---|---|
User | ServiceNowのユーザ名 | 1~40バイトの半角英数字/半角記号からなる文字列 |
Pass | ServiceNowのパスワード | 100バイト以内の半角英数字/半角記号からなる文字列 |
Use Proxy | REST API発行時にプロキシを使用するかどうか | Y/N |
Use Proxyが「Y」の場合、入力が必要なアクセス情報(プロキシ情報)は、以下のとおりです。
入力項目 | 説明 | 入力可能な値 |
---|---|---|
Server Name | プロキシサーバ名 | 1~256バイトの半角英数字/半角記号からなる文字列 |
Port | ポート番号 | 0~65535 |
Proxy User ID | プロキシサーバのユーザID | 80バイト以内の半角英数字/半角記号(注)からなる文字 注:使用可能な記号は以下のとおり。 ' . - _ ! # ^ ~ + = , @ |
Proxy Pass | プロキシサーバのパスワード | 80バイト以内の半角英数字/半角記号(注)からなる文字列 注:使用可能な記号は以下のとおり。 # $ % ^ & * - _ ! + = [ ] { } | \ : ' , . ? / ` ~ " ( ) ; <> |
現在定義されている以下のServiceNowアクセス情報を表示する場合に指定します。
Use Proxy: REST API発行時にプロキシを使用するかどうか(Y/N)
Server Name: プロキシサーバ名
Port: ポート番号
本オプションは、他オプションと併用できません。
現在定義されているServiceNowアクセス情報をすべて削除します。
本オプションは、他オプションと併用できません。
復帰値
正常終了
不正なオプション・引数が指定されました。
必要な外部ライブラリがインストールされていません。
動作可能な実行権限を持つユーザではありません。
動作可能なバージョンのSystemwalker Centric Managerがインストールされていません。
動作可能なインストール種別ではありません。
多重起動されました。
ServiceNowアクセス情報が正しく定義されていません。
ServiceNowアクセス情報へのアクセスに失敗しました。
上記以外の異常終了
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER\mpaosfsv\bin |
Linux | /opt/FJSVfwaos/usr/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows版】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバで実行可能です。
本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
本コマンドを実行するには、Python3の実行環境、および関連する外部ライブラリのインストールが必要です。
サポートしているPython3のマイナーバージョン、および必要な外部ライブラリについては、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“関連ソフトウェア資源”を参照してください。
【Linux版】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバで実行可能です。
本コマンドを実行するには、Python3の実行環境、および関連する外部ライブラリのインストールが必要です。
サポートしているPython3のマイナーバージョン、および必要な外部ライブラリについては、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“関連ソフトウェア資源”を参照してください。
注意事項
本コマンドは多重起動できません。
本コマンドは、ネットワーク上での認証情報の漏洩を防ぐため、ローカルのコマンドプロンプト/ターミナルで実行するか、または外部から接続されないLANに接続された端末で実行することを推奨します。
使用例1
プロキシ接続情報を定義する場合
【Windows版】
python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_authdef.py User: admin |
【Linux版】
python /opt/FJSVfwaos/usr/bin/swsn_authdef.py |
使用例2
プロキシ接続情報を定義しない場合
【Windows版】
python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_authdef.py |
【Linux版】
python /opt/FJSVfwaos/usr/bin/swsn_authdef.py |
実行結果/出力形式
標準出力に出力されるメッセージは、以下のとおりです。
正常終了した場合
swsn_authdef: INFO: 0001: The command terminated normally. |
異常終了した場合
“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“ServiceNowアクセス情報定義コマンドの実行結果として表示されるメッセージ”を参照してください。
ServiceNowアクセス情報が定義されており、-vオプションを指定して実行した場合の出力は、以下のとおりです。
プロキシ接続情報が定義されている場合
【Windows版】
python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_authdef.py -v |
【Linux版】
python /opt/FJSVfwaos/usr/bin/swsn_authdef.py -v |
プロキシ接続情報が定義されていない場合
【Windows版】
python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_authdef.py -v |
【Linux版】
python /opt/FJSVfwaos/usr/bin/swsn_authdef.py -v |
ServiceNowアクセス情報が定義されており、-delオプションを指定して実行した場合の出力は、以下のとおりです。
【Windows版】
python C:\Systemwalker\MPWALKER\mpaosfsv\bin\swsn_authdef.py -del |
【Linux版】
python /opt/FJSVfwaos/usr/bin/swsn_authdef.py -del |