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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.318 swcolinf(保守情報収集コマンド)

機能説明

本コマンドは、障害調査のための資料を収集します。

なお、調査資料の採取については、FJQSS (資料採取ツール)を利用することもできます。FJQSS (資料採取ツール)で採取できる資料は、保守情報収集ツールで採取した資料と同じです。

ポイント

FJQSS (資料採取ツール)について

FJQSS (資料採取ツール)は、Systemwalker Centric Managerに組み込まれているトラブル発生時の調査資料採取ツールです。トラブル調査に必要な資料を簡単な操作で採取できます。

  • 【Windows版の場合】

    FJQSS (資料採取ツール)の詳細については、[スタート]-[FJQSS (資料採取ツール)]-[FJQSS ユーザーズガイド]で表示されるマニュアルを参照してください。

  • 【UNIX版の場合】

    FJQSS (資料採取ツール)の詳細については、DVDに格納されている以下のフォルダ配下のマニュアルを参照してください。

    - Fjqss_Manual

記述形式

【Windows版】

swcolinf

/w 世代数

swcolinf

[/i 機能名 | all] /o 格納先ディレクトリ

Server Core環境の場合

swcolinf

【UNIX版】

サーバ用

swcolinf

-w 世代数

swcolinf

[-i 機能名 | all] -o 格納先ディレクトリ [-c コメント]

swcolinf

-l 格納先ディレクトリ

クライアント用

swcolinf

/w 世代数

swcolinf

[/i 機能名 | all] /o 格納先ディレクトリ

オプション

【Windows版】

/w 世代数:

世代管理をする場合、世代数を設定します。設定できる範囲は1から10です。初期値は3世代が設定されています。DVD内のコマンドには使用できません。世代管理を行わない場合は、世代を1と設定してください。

/i 機能名 | all:

採取する機能名を指定します。指定する機能を以下に示します。

指定する機能名

機 能

framework

フレームワーク

event

イベント監視

traffic

性能監視・稼働監視

drms

資源配付

remote

リモート操作

tool

ツール

network

ネットワーク管理

auditlog

監査ログ

svacctl

サーバアクセス制御

備考)

複数選択する場合は、カンマ区切りで指定します。

all:

すべての機能の情報を採取する場合に指定します。

省略した場合は、「/i all」が指定されたとみなされます。

情報収集は、通常[保守情報収集ツール]画面から行ってください。

DVD内のコマンドはallだけ指定可能です。

/o 格納先ディレクトリ:

採取した資料を格納するディレクトリをフルパスで指定します。

格納先ディレクトリは、50バイト以内で指定します。途中に空白文字は指定できません。

【UNIX版】

サーバ用

-w 世代数:

世代管理をする場合、世代数を設定します。設定できる範囲は1から10です。初期値は3世代が設定されています。DVD内のコマンドには使用できません。世代管理を行わない場合は、世代を1と設定してください。

-i 機能名 | all:

採取する機能名を指定します。指定する機能を以下に示します。

指定する機能名

機 能

framework

フレームワーク

event

イベント監視

traffic

性能監視・稼働監視

drms

資源配付

remote

リモート操作

tool

ツール

network

ネットワーク管理

auditlog

監査ログ

svacctl

サーバアクセス制御

備考)

複数選択する場合は、カンマ区切りで指定します。

all:

すべての機能の情報を採取する場合に指定します。

省略した場合は、「-i all」が指定されたとみなされます。

DVD内のコマンドはallだけ指定可能です。

-o 格納先ディレクトリ:

採取した資料を格納するディレクトリを英数字のフルパスで指定します。途中に空白文字は指定できません。

-c コメント:

採取する資料にコメントを付けたい場合に指定します。省略した場合は、コメントは何も設定されません。

なお、コメントに使用できる文字は、英数字および「_」(アンダーバー)です。

-l 格納先ディレクトリ:

採取した資料の情報を表示する格納先ディレクトリを指定します。指定した格納先配下の世代の情報を表示します。

クライアント用

/w 世代数:

世代管理をする場合、世代数を設定します。設定できる範囲は1から10です。初期値は3世代が設定されています。DVD内のコマンドには使用できません。世代管理を行わない場合は、世代を1と設定してください。

/i 機能名:

採取する機能名を指定します。指定する機能はサーバ用と同じです。

省略した場合は、「/i all」が指定されたとみなされます。

情報収集は、通常[保守情報収集ツール]画面から行ってください。

DVD内のコマンドはallだけ指定可能です。

/o 格納先ディレクトリ:

採取した資料を格納するディレクトリをフルパスで指定します。

格納先ディレクトリは、50バイト以内で指定します。途中に空白文字は指定できません。

復帰値

0:

正常終了

0以外:

異常終了

参照

その他のコマンド

コマンド格納場所

【Windows版】

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\swcolinf

DVD

Windows(32bit)版

<DVDドライブ>\MAIN\tool\swcolinf

Windows(64bit)版

<DVDドライブ>\Server\tool\swcolinf

【UNIX版】

UNIX

/opt/FJSVftlc/swcolinf

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\swcolinf

DVD

Windows(32bit)版

<DVDドライブ>\MAIN\tool\swcolinf

Windows(64bit)版

<DVDドライブ>\Server\tool\swcolinf

Solaris版

<DVDドライブ>/Solaris/tool_unx/swcolinf

Linux版

<DVDドライブ>/Linux/tool_unx/swcolinf

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

使用例1

【Windows版】

c:\tmpにイベント監視とツールの情報を取得します。

c:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf /i event,tool /o c:\tmp

【UNIX版】

/workにイベント監視とツールの情報を取得します。

/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf -i event,tool -o /work

使用例2

【Windows版】

c:\workにすべての情報を取得します。

c:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf /i all /o c:\work

【UNIX版】

/workにすべての情報を取得し、コメントを記述します。

/opt/FJSVftlc/swcolinf/swcolinf -i all -o /work -c 2002.2.2_all_SE001

実行結果/出力形式

【UNIX版】

標準出力に、保守情報収集ツールで取得した情報の一覧が表示されます。

-lオプションを指定した場合

***  Systemwalker Centric Manager  Information ***                   
OUTPATH:/temp                                                      
FOLDER                DATE                 FUNCTION    COMMENT   
/temp/CentricManager/0001 2002/05/05 10:10:10  all         all       
/temp/CentricManager/0002 2002/05/06 10:10:10  event,tool  tool:error
OUTPATH:

指定した格納先。格納先配下の情報を表示します。

FOLDER:

格納されている世代ディレクトリ

DATE:

採取した日付

FUNCTION:

採取した機能

COMMENT:

コマンドに指定したコメント